昨夏以来、まさに半年ぶりのブログ更新だったりする。
真夏の引っ越しに加えて、いろいろと大きな動きがあって忙しいままに年末を迎え、年明け早々には体調不良で大騒ぎ(いわゆる高血圧症で、
最高血圧がダルビッシュの身長ぐらいになって救急に駆け込む事態に)。
その後は投薬と生活改善で安静に努めながら、ようやく「普通の血圧が高めなヒト」に戻ってきたのである。
気分が悪くなって動けなくなるなんて、もう生まれて初めての経験なもんだから、精神的なダメージもデカかった。
ウチのシエンタも、ネタが尽きたとか言いながらチョコチョコと細かい改善はやったりしてたけど、ブログで披露するほどのコトでも無いものばっかで、唯一「安価なアルミボディのプロジェクターフォグランプに、30系プリウスのヘッドライトから取り出した超高輝度LEDを使って、スポット型の強力ハイビームにしてみた」なんてのがあったぐらいだった。
コレはそのうちブログネタとしてまとめる予定。
で、シエンタに関しては1つだけ事件があった。
2月中旬のとある土曜日、外出中の嫁から「クルマ当ててしまって修理要るかも…」のメールが。
文面から「ちょっと擦ったか少し凹んでんのかな?」と推察し、「写真撮って送れ」と指示したところタイトル画像の写真が送られてきて、「左折する時に、背が低くて視認出来なかったポールを巻き込んでしまった」とか。
確かにクォーターパネルのタイヤハウス周辺、スライドドアとのキワで細くなってる部分が傷だらけになっている。
「あーあ、磨いて取れそうな感じでも無いなあ…、もしかしたら鈑金かなあ…」と思ってたんだが、何かオカシイことに気付いた。
「ドアパネルに映る路面の白線」と思ってたモノ、よくよく見ると傷に見える…
嫁に再確認したらマジモノの傷だった。
つーか、なんでこんなに長い傷が付くんだよ。
嫁の話では、
・地理的に奥まった場所に建つ実家から幹線道路に左折で入る際に、通行車両が途切れたので慌てて早めにハンドルを切った為に、そこにあるコトを知っていながらポールを巻き込んでしまった
・音と振動で「あっ!」と思ったが右から車両が迫ってきていたので、そのまま強引に引きずって突破した
普通は巻き込みに気付いた瞬間に停車して、それ以上の深手にならない様に後退するもんだが、上述の様な行動を取った為にクソ長い傷を負ったらしい。
いや、それにしても「巻き込み」にしては傷の位置が前過ぎるだろ…
面倒なので、そのまま友人が勤務するネッツ店に向かわせて、とりあえず見積もりを取ってくる様に指示。
写真で見た感じよりも実際の傷(と言うか
溝)は深く、鋼板が引き延ばされているので熱かけて叩いても曲面が戻せないらしい。
さらに写真では見えないが溝傷部分に引っ張られたせいで、他の強度が弱い部分にデカくて緩やかなエクボが出来てしまっている。
ってなワケで、新品スライドドアパネルと交換・塗装代に、クォーターパネル鈑金修理、コマゴマとしたパーツも併せてザックリ出した見積もりは18万円なり。
ドアパネル単体で47,000円もするし。
ただし「最悪を見越した見積もり」なので、実際に必要な部分だけで抑えて値引きも入れれば13~14万円ほど。
確か13,000円でルーフスポイラーを買った時に「無駄!」と怒られた記憶があるんだが、簡単に「それでええよ、直そう」と言い放つ嫁にチョッピリ殺意が湧いたのは内緒の話だ。
で、費用を抑えるなら綺麗な中古ドアパネルを再塗装する手もあるってコトで、業者にあたってみてもらったんだが、年式の適合とかパワースライド用ドアパネルである条件から、すぐには見付かんないらしい話だった。
そこで自前でドアパネルを探し、紹介された鈑金屋に出す事で費用を抑える作戦に。
いつものハゲ競売で探したところ、色は違うけど同じ年式で同じXリミテッド(=助手席側パワースライド)のドアが20,000円で見付かった。
退色や薄い線傷はあるけど、塗り直すのであれば全く問題無し、との事だったので送料込24,000円で即落札。
余談だが、単純にドアパネルで探すと綺麗な左側ドアパネルは圧倒的に少ない。
やはりブツけたり凹ませたりするのは助手席側が多いせいなんだろう。
それに加えてパワースライドの有り無しでパネルは全く別物なので、さらに物件は少なくなるから「出来れば再塗装の不要な同じ色の綺麗な奴」なんて贅沢は言ってられないのである。
外して丸ごと送られてきたスライドドア、塗装に備えてネッツの工場の隅っこを借りての全バラ作業を行い、完全なドアパネル単体に。
外したパーツのうちハーネスはバラして配線材料に、多数のモーター類は予備に、それぞれ自宅へ持ち帰り。
残りは廃棄処分して、ドアパネルを鈑金屋に持ち込み。
結果的に1週間を代車の軽四で過ごし、鈑金屋に払った費用は70,000円。
ドアパネル代を入れて10万円弱で済ませたので、少し節約に。
腕が良いと紹介された鈑金屋だったので、不安だった調色も全く問題なく、年式的に褪せているウチのシエンタのシルバーマイカメタリックに見事に溶け込む塗り上がりだった。
もちろん、表面のクリア層がピカピカなのは多少の違和感があるけど、洗車を繰り返すうちにマッチするはず。
そんなこんなでシエンタの鈑金騒動は収束を迎えた・・・
・・・のだが、今回の鈑金に絡んで、「あるコトに気付いて」「あるモノを見付けて」しまった為に、ある計画を思い付いてしまったのだった。
そこから緻密な作戦を立てて、計画を実行し、思い付きから一ヶ月弱が経った先日に計画が完了した。
そう、運転席側スライドドアをパワースライドドアに換装したのだった(笑)
ただし他の車種での一部報告で見られる「既存のドアに切った貼ったでモーターその他を取り付ける」のでは無く、中期型のパワースライドドアを丸ごとコンバートした仕様である。
もちろん、すでに
コレのプログラムも書き換えて、ワンタッチドアロック制御やパワースライド中の予約ロック制御にも対応済み。
そもそも前期型、と言うより当初の設計では運転席側パワースライドドアはオプションでも設定されていなかったワケで、中期型から初めて追加設定されたモノである(その代わり中期型以降はサンルーフが無くなったが)
前期型であるウチのシエンタでも換装出来たのだから、ある意味すべてのシエンタで換装可能という事なんだろう。
ウチと同じく前期型である事を前提にすれば、
・パワースライドドアそのものを載せるのはチカラ仕事だけなので難易度低
・ドアハンドルとスイッチ操作のみで良いのなら配線作業が加わり難易度中
・リモコン操作も完璧にフォローするなら難易度高
である。
運とお金と手間が必要なので、満足度はハンパないワリに全くお勧め出来ない作業。
マネする人も居ないだろうから溜まってる写真とか整理しながら、そのうち徐々にブログネタにしていきます。
これで当分のネタ稼ぎは出来たハズだ(笑)