以前にアルミ板でステーを製作して取り付けていた大陸製の安価なドラレコを愛用していたのだが、YouTubeなんかで事故映像などを見ていると解像度に不安を覚える様になってきた。
今のドラレコもVGA(640x480)やHD(1280x720)をサポートしているものの、いわゆる出力解像度であって、恐らくバックカメラなんかと共通であろう撮像素子の解像度はQVGA(320x240)程度らしく、それを引き伸ばして出力しているに過ぎない。
なのでクルマ一台分も離れてしまうと前走車のナンバーでも4桁の数字がなんとか判別できる程度である。
ナンかあった時に証言者となってくれる頼もしい奴ではあるけど、やっぱ前走車のナンバーぐらいは判別できる程度の解像度は欲しい。
そこでちょっといいモノに替えてみる事にした。 とは言っても5000円前後の大陸製であるが(笑)
やってきたのがタイトル画像のドラレコで、樹脂ステーを介してフロントガラスにベタ付けするだけのお手軽マウント仕様だ。
しかもカメラレンズ部分が300度以上回転するので上下角は自由自在、車内側も撮影できる。
ただ、このままでは液晶画面がスラントし過ぎているし、夏場の直射日光をマトモに浴びてしまう。
キーOFF後のシャットダウン動作やモーション検知機能の為に、今回の製品もリチウムイオンバッテリーを内蔵している。
大陸製の製品でリチウムイオンバッテリーを内蔵しているモノを、炎天下で直射日光を浴びる場所に裸で設置する勇気は無い。
そこで前回のノウハウを活かして簡単なシェード兼用ステーを作ってみた。

今回は元々がガラス面に平行に設置するモノなので、少しだけ角度を付けた「くの字」でOkである。
そこに樹脂ステーを3mmネジで剛結し、それを介してレコーダをマウントする。

レコーダ本体は完全にシェードされ、アルミステーとは5mm程度フローティングしており、間に樹脂ステーを介しているので熱伝導は最小限になっているはずだ。
車体の揺れでフロントガラスと干渉しないように今回も厚手のスポンジゴムを貼っておいた。
完全脱脂の上で超強力両面テープで固定する。

さっそく貼り付けた状態をサイドから。
電源供給ケーブルは旧レコーダと同じミニUSBケーブルだったので流用。
張り出しがブサイクなので、L字変換コネクタを発注した。

車内側から。
前回と違いルームミラー右に取り付けたのは、樹脂ステーからレコーダ本体を外す際に右にスライドさせる必要がある為で、本体が薄型なおかげでミラーが干渉しなかったから。

ミラーを使用位置に合わせた状態。
ほとんど視界を邪魔しないし、L字コネクタが到着したらケーブルもほとんど見えなくなる予定。

外から見たレコーダだが、フルフェイスな状態(笑)
レコーダとノートPCをUSBケーブルで接続するとマスストレージモードが選択できて、外部ドライブとして認識されてPC側で再生も出来るんだが、内部プログラムがタコなのかインターフェイスに問題があるのか、コマ飛びが頻発する。
最初は「クラス10のカードを入れてるのに処理落ちしてんのかい!」と驚いたのだが、録画は問題ないようで、カードを抜いてPC上でリーダーから読み出すとちゃんと再生された。
画質も本物のHD解像度で、前走車のナンバーはもちろん遠方の車種判別も可能になった。
この手の大陸製レコーダにありがちなUSBコネクタの甘さによる電源ON/OFFの不安定さも起きたのだが、ケーブル側のコネクタを少しカシメてやってタイトにしてからは問題なく動作している。
準備は万全だ、しかし出来る事なら役に立って欲しくはない。
ジレンマなのである。
Posted at 2012/12/18 04:17:56 | |
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