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イイね!
2012年07月07日

『トヨタがF1から学んだこれだけのこと』



 赤井邦彦さんの新刊『トヨタがF1から学んだこれだけのこと』を、いま読んでいます。

「トヨタ自動車には、“モータースポーツに携わったら出世の道は閉ざされたと思え”という言い伝えがあったと言う。今回の取材でも何度かその言葉を聞いた」

「月に1〜2回の話し合いでは、意見が衝突し、トヨタとして一本の定まった方向が打ち出せないのは当たり前。集まった人たちが、トヨタとしてのモータースポーツを考えているのではなく、自分が所属する部署の利益ばかりを考えてしまうからにほかならなかった」

「しかし、TTE時代からアンダーソンを支えてきた加藤伸一常務(当時)がアンダーソンのこれまでの活動の実績とトヨタへの貢献を主張して擁護、TMG存続を勝ち取った。この決定がなければトヨタのF1参戦は全く異なったアプローチでなされていたはずで、スムーズな参入が可能だったかどうかは疑わしい」

 刺激的な記述と鋭い考察が頻出するのは関係者への丹念な取材と丁寧な記述のたまもの。いつもながらの赤井節です。

 トヨタF1に関して、僕はトヨタのある技術開発担当取締役と議論したことがある。2002年シーズンから参戦を開始し、まだ勝利を収めていなかったトヨタが2007年から名門ウイリアムズ・チームにエンジンを供給することを発表した直後のことだった。
 車体からエンジンまでをトヨタが製作したワークストヨタが先に勝つというのがその取締役の見立てで、僕はウイリアムズ・トヨタが先に勝利を収めるのではないかと反論した。
 彼の根拠は「F1チームなどには及びも寄らないトヨタの総合的な技術力の強大さ」で、僕のは「F1で勝つにはチーム運営やレース戦略なども重要。レース屋としてのウイリアムズの長年の経験がモノを言う」というものだった。和気アイアイながらもお互いに譲らず、最後には、負けた方が祝勝食事会を開催することを約束して別れた。
 2007年、2008年とトヨタもウイリアムズも勝利に届かず、僕らは顔を合わせると「お互いに、まだですね」と苦笑するしかなかった。
 2009年シーズン終了時に、ウイリアムズはトヨタとの契約は1年残っていたが終了を発表。トヨタも2009年限りでF1撤退を発表。結局、ワークストヨタもウイリアムズ・トヨタも一度も勝利できなかった。だから、僕らの祝勝食事会も開かれていないのです。
ブログ一覧 | | クルマ
Posted at 2012/07/07 13:41:26

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この記事へのコメント

2012/07/07 15:48:32
モリゾウさん、先日MEGAWEBでのマクラーレン・ホンダMP4/5 のデモラン直後の出来事で、あの時は、コックピットにニヤニヤしながら乗り込んでいたのを目撃(笑)しましたが、モリゾウさん、経営者としてはF1撤退、、、でも、ご本人はF1もやりたいんでしょうね、、個人的には。。
コメントへの返答
2012/07/07 15:59:14
再挑戦に期待しましょう!
2012/07/07 15:57:40
ご無沙汰しております。
トヨタは・・・、
WRCでもリストリクターの事件を起こし
その後、復帰したものの、年間優勝を三菱に奪われ、撤退、
(ちなみに、その後カスタマーに渡ったカローラは上位に食い込む速さを見せていた)
F-1にしても、ヤルノ・トゥルーリがポールを奪える速さを見せたが、
決勝レースでタイヤ選択をミスし?ずるずる後退するシーンを演じました。
今回のルマンでもしかり、予算不足やDrやスタッフの経験不足もあるでしょうが、
惨敗を期しました。
レクサスLF-A等を見ても、解りますが欧州の高級車メーカーに負けない技術力や
予算がありながら旨く噛み合わないのは、不思議な話ですが・・・?
オールジャパンで勝利すると言うのは、簡単な話では無いのですね、
そう言う意味では日産のルマン制覇も似た様な感じの話だと思います。

コメントへの返答
2012/07/07 16:12:01
コメントありがとうございます。

本当に不思議ですね。

そこを突破できれば、自動車産業に限らない日本の製造業の何かが開けるような気がしているのですが。
2012/07/07 18:22:42
おばんです。

トヨタのF1挑戦は、もう一度やって欲しいですね。

社長があの方だと「期待」が持てますから。
コメントへの返答
2012/07/07 18:48:51
こんばんは。

僕も期待していますよ。
2012/07/07 21:41:00
あの世界のTOYOTAでも1勝することができなかった・・・。

万人向けの車づくりではF1では、いやフィールドは違えど

ルマンやWRC、パリダカでもまず勝てません!

HONDAのレースに対する情熱、MITSUBISHIのWRCやパリダカでの

輝かしい成績。MAZDAのルマンでの優勝!

どのメーカーも純粋にレースが好き、勝ちたいという気持ちの強さだと思います。

私にはTOYOTAからそのような気持ちを感じることはできませんでした。

様々な要素が絡み、単純に比較はできないのでしょうが・・・。

私にはその差が大きいように感じます!
コメントへの返答
2012/07/07 21:55:33
ma-sensaさん、こんばんは。

コメントありがとうございます。

モータースポーツにお詳しいようなので、この本は楽しめると思いますよ。
2012/07/07 23:10:20
モータースポーツの裏側。
私は少し関わりすぎているのですが、トヨタF1を仕切っていた、松井主査が、是非読んでくださいと、勧めるほどの本なので、今度じっくり読もうと思います。
コメントへの返答
2012/07/07 23:27:20
読後感などをお聞かせいただけるとうれしいです。
2012/07/08 00:15:55
ラグナーの時はお世話になりました。

日本の文化の中で、全て仕事の一部としてスポーツをしています。
私はスポーツは楽しい物としてとらえ、遊びの一部として本気の遊びだと思います。
とにかく楽しむ・すると車が広くなり違う考えが出てきます
日本の文化は世界と少し違う気がし、
型にはめると伸びないのは目に見えています

モノ作りは世界一、でも人の育て方は・・・・
コメントへの返答
2012/07/08 00:37:07
那須山さん、こんばんは。

そのあたりのことも、この本では触れられています。

ぜひ、読んでみて下さい。
2012/07/08 00:25:33
こんばんわ

トヨタはF1だけはダメでしたね。ですが、かのプジョーやポルシェもF1では結構痛い思いしてますし
メーカーによって、カテゴリーとの相性も結構あると思います。

WRCに関しては、トヨタは強い部類だと思います。
90年、92年は確かC.サインツがドライバーズタイトル取ってますし
よく、得意げな顔して「トヨタはリストリクターが~」という話を耳にしますが
割かし、そういうセコい事は、色々なワークスチームが挑んでいますよね
だからと言って、トヨタの起した事件が正当な訳ではないですが
あのランチアも消火器の中に・・・ゲフンゲフン

サファリラリーでの強さや、95年には藤本吉郎さんがST185で総合優勝
99年には有終の美を飾るマニュファクチャータイトルもゲットしてますし
99年のチャイナラリーでD.オリオールが飾った勝利が最後の勝利でしたが
それでもマニュファクチャーを取ってしまうあたりは
安定感のある戦いぶりだったなーと今になって思います。
C.サインツ&D.オリオールというコンビは
後半戦、特にアルゼンチン以降、前半の不調が嘘のように隆盛を誇った
J.カンクネン&R.バーンズのスバルを退け
三菱のT.マキネンにはドライバーズタイトルこそ持って行かれたものの
前年のWタイトルホルダー、三菱から製造部門だけでも奪取したのは
流石トヨタだと思います。私は

ル・マンも、プジョー、ダウアー、BMWに煮え湯を飲まされ総合2位数回
ですが、私はトヨタのル・マン制覇を願って止みません
なんだかんだでやんやいわれてても、トヨタが好きなんですね。
ST185のカストロールカラーや、TS010のカシオブルーを見たら
やっぱ忘れられませんし、99年のTS020で片山右京さんが
328km/hでバーストしてもそれをねじ伏せ、ピットに戻ってきた。
そんなスーパーな話も、私がトヨタが好きな理由かもしれません
片山右京さんも憧れの存在です。
2013年こそは、インゴルシュタットから愛知に優勝カップが渡る年だと信じています。

パリダカも総合優勝に目を向けがちですが
日野は総合優勝ではなく、カミオンクラス優勝
ならば、ランクルの市販車クラス優勝6連覇も十分に評価すべき対象だと思うのですが・・・

トヨタが何故か悪にされがちで
いっつも不思議なんです。トヨタのやることをまるで
鬼の首を取った様に「トヨタのバーカwwwww」ってやってる方多いです。

ル・マンやWRCでの事もバカにし始めたら
日産やダイハツ、マツダもそれぞれ参戦経験や優勝経験はありますが(ダイハツは優勝経験無かったと思います)
マニュファクチャータイトルは獲得していませんし
日産も90年のR90CKがポールを取った!という記録こそありますが
優勝はありません。
むしろ、日産はR91CPのデイトナ24時間総合優勝の星野さん達の偉業を称えたいです。

トヨタって結構モータースポーツも嗜んでると思いませんか?


久々のコメントで、いきなり長文失礼しました。



コメントへの返答
2012/07/08 00:38:03
こんばんは。

とてもお詳しいですね。

そういう方にこそ、楽しめる一冊ですよ。
2012/07/08 02:13:46
仕事と趣味、
義務とプライド、
いろいろな要素が交錯する世界、
それがレースなのかと、実感しますね。
コメントへの返答
2012/07/08 02:15:54
ぜひ、ご一読を!
2012/07/08 12:50:02
●こんにちは~!

鈴鹿からF1を掻っ攫っていったTOYOTA。。。
まぁ~もともとが1/3経営主義のシビアな企業~
いつ心変わりするかと・・・
やっぱりね! ~みたいな感じで傍観してました。

それはそれとして・・・F1テクノロジーは、
あまりにも市販車とかけ離れてしまったような。。。

GTクラスで各メーカーが頑張ってくれれば
イイなぁ~ 本文とコメがかい離~ m(_ _)m
コメントへの返答
2012/07/08 13:10:44
こんにちは。

コメントありがとうございます。

F1テクノロジーが市販車技術から大きく掛け離れてしまった点についても、この本では触れられています。よろしかったら、読んでみて下さい。
2012/07/08 19:01:14
正直WRCでの経験が足かせになったと感じています。

(エア・リストリクター違反で失格 ポイントもはく奪)

ルールを守っては勝てないし、

ルールを破れば失格になる。

そのすれすれの所を、つかみきれなかったのではないでしょうか。
コメントへの返答
2012/07/08 20:47:09
WRCについても多くのページが割かれていますね。

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