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金子浩久のブログ一覧

2011年01月31日 イイね!

日産スカイライン



 イベントは駐車場から始まっていた!
 昨日の日曜日、お台場の「JCCA クラシックカーフェスティバル・ニューイヤーミーティング」に行った。
 晴海の方から向かっていって青海一丁目交差点に差し掛かると、すでに多くの1970年代、80年代のクルマがひしめき合っていた。
 駐車場に並ぶ列の中に、ひときわ異彩を放っている一台が……。
“箱スカ”と呼ばれる、70年代の日産スカイラインを、なんと“痛車”に改造しているのである。
 白い2ドアボディに、ピンク色の地が敷かれ、ボディサイドとリアウインドには少女のキャラクターが描かれている。あまりにも場違い。周囲から、浮きまくっている。
 痛車というものは、今まで何台も見たことはある。でも、それらは現在のクルマや、古くたってせいぜいここ10年前くらいの、最近の、よくあるクルマにカッティングシートを貼ったものだ。
 でも、これは貴重な箱スカだ。カリスマティックな昭和の自動車遺産である。また、箱スカと言えば、当時のツーリングカーレース50連勝を成し遂げた硬派中の硬派でもある。
 その箱スカのボディに、軟弱なアニメキャラクターの少女の顔なんか描いていいものなのか!?
 萌えだか何だか知らないけれど、こんなフザケたことが許されていいわけがない。
 ヒストリックカーマニアだけでなく、クルマを愛する人たち全員へ喧嘩を売っているようなものじゃないか!?
 売られた喧嘩は買わねば男が廃る。
 誰に頼まれたわけでもないのに、僕はイキオイ込んで、箱スカの持ち主が戻ってくるのを待つことにした。
 隣の広場で行われているイベントでは、メインイベントのコンクールデレガンスが始まって、一番盛り上がっているはずだ。
 広い駐車場には、いろいろなクルマが停まっている。多いのは、1970年代から80年代の日本車。初代トヨタ・ソアラ、歴代クラウン、マークⅡ3兄弟、箱スカより後の時代の「ケンとメリー」や「ジャパン」、「ニューマン」スカイラインやフェアレディZ、「430」や「330」型のセドリックやグロリア。覆面パトカー仕様に凝ったセドリックが何台も。
 3台並んだマツダ・コスモを久しぶりに見たけど、当時はわからなかった美しさに気付かされた。今では世界中で当たり前になった乗用車タイプの4輪駆動の元祖、レオーネ4WDバンもいい雰囲気を纏って停まっていた。
 やっぱり、クルマのイベントって、会場と同じくらい駐車場が面白い。



 再び箱スカに戻ってきたら、若い男性が運転席に乗り込もうとしている。
 ディッキーズのキャップを逆さまに被り、ダボッとした黒いジャンパーとグレーのコットンパンツを生成りのコンバース・オールスターに合わせたアメカジボーイだ。
 草食系っぽいオタクの人が持ち主かとばっかり予想していたら、違っていた。笑顔が爽やかで、ハキハキ、テキパキした、どちらかというとスポーツマンタイプ。
 持ち主は23歳。もちろん、箱スカをリアルタイムでは知らない。スバル・ヴィヴィオを痛車にして乗っていたが、ヒストリックカーも好きで、フォークリフト整備士の給料を貯めて、2年前に1972年型の箱スカを購入。
「最初は痛車にするつもりはなかったんですけど、乗っているうちに、単なる旧車じゃツマんなくなって、半年前に痛車にしてみました」
 描かれているのは、「ダ・カーポⅡ」というゲームのキャラクター。 Bピラーのエアアウトレットカバーも薄いピンクに仕上げ、ホイールリムにもメタリックピンクのピンストライプを一周させるなど、芸が細かい。
「旧車と痛車のどちらも好きなので、それをドッキングしてみました。バッシングですか? 全然ないですよ」
 ヒストリックカーの文化財的な価値は尊いものだ。しかし、オリジナルを尊重し過ぎるあまり、レストアや保存活動の奴隷になってしまってはツマラない。
 痛車もオタクも、旧車やマニアと等しく存在しているのが現代というものだ。ビートルズなんて、すでに1960年代にロールスロイス・シルバークラウドにサイケデリック模様を施して顰蹙を買っていたから、さすがだ。
 箱スカを痛車に仕立て上げた若者の柔軟な姿勢が清々しかった。

Posted at 2011/01/31 13:32:13 | コメント(14) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ
2011年01月25日 イイね!

トヨタ・ソアラ、クラウン



 自宅にクルマを縦に2台停めたくて、昇降機を取り付ける人を時々見掛けます。
 この方も、自宅を新築する際に昇降機を家の中に組み込みました。
 そのために、1階の天井を予定より高く造らざるを得なくなってしまったほど。
 トヨタ・ソアラには20年以上乗っているが、相棒は最初は日産車が続いたが、途中からクラウンに変わって以来、乗り継いでいる。
 昇降機の建て替え時期も、そんなに先のことではないようですが、ソアラともう一台の組み合わせが続くのでしょうね。




Posted at 2011/01/25 22:40:40 | コメント(17) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2011年01月15日 イイね!

ジャガー XJ5.3C、Cタイプ



 昨年10月にジャガー社は創立75周年を迎え、僕は祝賀イベントに参加した。
 太っ腹なイベントで、ミュージアム所蔵の貴重なヒストリックジャガーを運転させてくれたのには驚いた。
 イギリス中部ゲイドンの研究開発センターにずらりと並べられた豹たちを次々に乗り換えながら、周辺のカントリーロードに走り出した。
 最初に選んだのは、1977年型のXJ5.3C。XJサルーンの2ドアハードトップ版で、なんとも粋な感じ。軟派っぽく見えるが、当時のヨーロッパツーリングカー選手権で、BMW 3.0CSLと死闘を繰り広げていた硬派でもある。
 サスペンションがよく動き、空気のたくさん入った当時のタイヤが振動とショックを吸収して、とても柔らかな乗り心地だ。荒れた路面を通過しても、車内は平穏そのもの。5.3リッターV12エンジンはトルクが豊富なので、加速性能に不足はない。ATが3速なのと、最小回転半径が大きいのが時代を感じさせる以外は、十分に現代でも通用する内容を持っていた。



 それぞれのヒストリックジャガーの助手席には、案内役のオジさんがひとりづつ控えていた。このXJ5.3Cの助手席のオジさんは、現在、ジャガーヘリテイジトラスト博物館のボランティアスタッフで、ジャガーに34年間勤務した後に、ボランティアとして博物館やこうしたイベントの運営を手伝っている。
 次に乗せてもらった1953年型Cタイプは、ご存知ルマン24時間を制したレーシングカー。さすがに、いきなり部外者に運転させてくれるわけにはいかず、専任のボランティアおじさんが最初にハンドルを握った。低く、コンパクトなのは予想していたが、意外と乗り心地がソフトだった。これぐらいでないと、ルマンのような長距離耐久レースやミレミリアのような公道レースを戦い切れなかったのだろう。



 Cタイプのオジさんもボランティアだった。でも、ジャガーのOBではなく、かつてのブラウンズレーン工場そばで生まれて育った地元っ子。
「子供の頃は、ジャガーの工場が遊び場みたいなものだったさ。このCタイプが造られるのだって、この眼で見ていた。信じられるかい?」
 職業は建築家で、なんと現在のジャガーヘリテイジ博物館の設計を手掛けたという。サルーンカーレースへの出場経験を見込まれて、こうしたイベントでCタイプの運転と管理を任されている。



 このイベントには、彼らのようなオジさんボランティアがたくさん運営に携わっていた。みんなジャガーに勤めていたり、ジャガーでレースを走っていたりしていたから、非常に詳しい。それも、ただ詳しいだけじゃなくてその言葉と姿勢にはジャガーへの愛情が満ち溢れている。ジャガーについて語るオジさんたちは、みんないい笑顔だった。



 そこで、お知らせです。

 ジャガー75周年イベントを記録したi-Phone/i-Pod touchおよびi-Pad用電子マガジンアプリ『Jaguar 75 U.K.』の記事を書きました。イギリスのカントリーロードを疾走するヒストリックジャガーの雄姿をお楽しみ下さい。ダウンロードは無料です。

http://itunes.apple.com/jp/app/id411447196?mt=8

 また、75年を代表する60台のジャガーの画像(全車解説付き)が切り替わっていくi-Phone/i-Pod touchおよびi-Pad用フォトクロック『Jaguar Clock』も、無料でダウンロードできます。

http://itunes.apple.com/jp/app/id410597257?mt=8

 ガスタービンによって発電するEVスポーツコンセプト「C-X75」のパリ自動車ショーに先立つロダン美術館での発表会の様子、デザインディレクターのイアン・カラムへのインタビューなど“ジャガーの未来像”を探る「フランス編」も、近々アップ予定。乞うご期待です。
Posted at 2011/01/15 16:21:11 | コメント(8) | トラックバック(0) | ジャガー | クルマ
2011年01月13日 イイね!

三菱 ギャランΣ



 またまた、お知らせです。
「三菱10年10万キロストーリー」の2回目は、36年16万キロの三菱ギャランΣ(1976年型)です。

http://www.mitsubishi-motors.co.jp/special/10year100kkm/

 今ではほとんど眼にすることがなくなってしまったギャランΣですが、当時は大ベストセラーを記録したクルマです。
 35年前のちょど今頃に次男が生まれた香川県在住のMさんは、その5か月後に、それまで乗っていたギャランから乗り換えて、新車のΣを購入した。
「“カッコええな”って、思ってましたもん」
 次男は、Σで片道50キロ以上離れた隣県の病院によく連れて行かれていた。成長してからは、家族で海や山へ遊びに行くのにΣのリアシートに乗った。
 Σで勤務先の農協に通っていた父親はやがて農家を継ぎ、Σの距離もしばらく伸びなかった。父親は好奇心旺盛な方で、いくつもの仕事を体験してきている。その間のΣとの付き合い方が興味深い。
 父親は現在、米と野菜、そしてカーネーションを作っている。Σは次男が引き継ぎ、現在の走行距離は16万キロを超え、大切に乗っている。自分とほぼ同じ年齢のクルマを維持しながら乗る次男と、Σで愛知県岡崎市まで旅しました。
 父子2代にわたるΣへの愛着には、どんな想いが込められているのでしょうか?
(本編を読む)

Posted at 2011/01/13 13:46:00 | コメント(11) | トラックバック(0) | 三菱 | クルマ
2011年01月11日 イイね!

三菱 ギャランGTO GSR




 お知らせです。
 三菱自動車の「愛着力サイト」内で「三菱10年10万キロストーリー」という記事を書いているので、ぜひ読んでみて下さい。

http://www.mitsubishi-motors.co.jp/special/10year100kkm/

 三菱のクルマに10年もしくは10万キロ以上乗り続けた人を僕が訪れ、長く乗り続ける理由とその間に起こったことを聞き出しているインタビュールポです。
 キッカケは、昨年、三菱自動車がテレビやWebサイトで展開し始めた「愛着保証 最長10年10万km 特別保証延長」。
 担当者に取材すると、ディーラーとメーカーとって、販売したクルマを長く乗ってもらうことが、経営にとって重要な時代になったということがよくわかりました。
 かつては、新車を1台販売することで大きな利益を見込めたが、もうそんな時代ではない。整備や車検など、サービス部門を活性化させることで稼がなければならない。
 そのために、新車の保証期間を10年10万kmに延長して、顧客とのコミュニケーションを充実させるようにした。
 ユーザーは気に入った一台とじっくり付き合い、メーカーは長く乗り続けるに足る魅力的なクルマを作る。そうしていけば、まだ十分に乗れる中古車を大量に輸出するような無駄遣いは自然となくなっていくだろう。そんなサイクルになったらいいと思う。
  この三菱自動車の「愛着力キャンペーン」と僕の著作のタイトル名が似通っている偶然から始まった話ですが、人とクルマのいい関係を多くの人に読んでもらえると、うれしいです。
 一回目は、1973年型のギャランGTO GSRを37年19万キロ乗り続けている、元ガソリンスタンド経営者のストーリー。ダックテールに魅せられてGTOを購入し、ラリーに熱中した青年時代を送った。今でもほとんどすべての整備を自ら行いながら乗り続けている。
 どんな様子なのでしょうか?
 (本編を読む

 
Posted at 2011/01/11 11:52:35 | コメント(13) | トラックバック(0) | 三菱 | クルマ
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

「ギャランGTO GS-Rに43年8万9000km http://cvw.jp/b/877318/42979766/
何シテル?   06/21 10:13
金子浩久です。よろしくお願いします。 クルマとその周辺のことを書いています。 詳しい自己紹介は、ホームページをご覧下さい。 http://ww...
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