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金子浩久のブログ一覧

2011年06月30日 イイね!

ロンドンのポルシェ356Bスーパー90は昔のスイスナンバーだった






 ロンドンに来ています。ホテルにチェックインして顔を洗い、さっそく付近をパトロール。
 公園や街路樹の緑が眼に優しい。陽射しは強いけど、空気が乾燥しているから気持ちがいい。もう、地下鉄3駅分も歩いている。
 パブでビールでも飲んで休憩しようかと物色していたところ、ソーホーで、とても程度のいいポルシェ356Bスーパー90カブリオレが走ってきた。ベージュに近いオフホワイトのボディに、ラゲッジキャリアが取り付けられている。ヘッドライトには金網のストーンガード、ボンネットフードの革ストラップと、ちょっとラリーカー風。シガー色の革シート、焦げ茶のトノカバーなど、エクステリアだけでなくインテリアも手が行き届いている。
 昔のスイスナンバーを付けていて、親子らしい男性ふたりが乗っている。どう見ても親子の顔。リスタースクエアの辺りが渋滞していたから、父親らしきドライバーが、身振り手振りで付近の観光案内をしている。息子らしき青年の首と表情が、それにつれて動いていた。
「この辺りは、劇場街なんだ。ほら、ここではレ・ミゼラブルを演っている」
「その向こうも、劇場みたいだね」
「右側の奥に入っていくと、チャイナタウン。スターバックスを右に入って左へ曲がると、大きな門があるよ」
「ロンドンは、国際的だね」
 そんな会話を想像してみたくなる光景でした。
 もしかしたら、ふたりはスイスのどこかに住んでいる父と子で、夏休みの始まりに、ふたりでロンドンまでこのクルマで走って旅してきたのかもしれません。息子がシャツ一枚で、ラゲッジキャリアにカバンがないところを見ると、すでに滞在何日目かのロンドンなのでしょう。






Posted at 2011/06/30 17:13:08 | コメント(24) | トラックバック(0) | ポルシェ | クルマ
2011年06月28日 イイね!

日産デザイナー中村史郎氏が自選した「マイベスト4カーズ」






 日産自動車の再建と成長をデザイン面から支えた常務執行役員チーフクリエイティブオフィサー中村史郎さんが、『ニホンのクルマのカタチの話』(毎日新聞社)という本を書き下ろされました。
 それを記念して、グラフィックデザイナーの佐藤卓氏をゲストに迎えたセミナーが27日夜に六本木ヒルズの六本木スクールで行われたので、行ってきました。
 自動車デザインとは何か?
 ニホンのモノ作りの強みと弱み。
 16カ国800人のデザイナーを束ねるマネージメントの秘訣など、セミナーは本に書かれたことを中心に進みました。
 中村さんは、いすゞ自動車からカルロス・ゴーンにヘッドハントされ日産にやってきましたが、100台以上のクルマをデザインしてきました。とても気に入っているいすゞ時代の「4200R」から話を始め、自身でベストと思う日産の4台を挙げました。中村さんが口にされたキーワードを列挙します。

 キューブ。「世界で一番遅く見える」「走っていても、停まっているように見える」。
 GT-R。「欧米のデザイン言語(土俵)に乗らない」「ガンダム」「今の日本社会の価値を反映させる」
 インフィニティ・エッセンス「GT-Rとは反対に、欧米のデザイン言語で、どこまで日本のデザインが勝負できるか」「艶やか」
 ジューク「何にも似ていない」「どのカテゴリーにも属さない」「個性的でも多くの人に気に入ってもらうことができた」「“世界のどこでも、幅広く売るクルマだから凡庸にデザインしなければならない”という説を覆すことができた」

 他にも、「日本のマーケットは特殊」「販売会社からの声は聞くけど……」「カタチに愛嬌があることが大事」など刺激的なフレーズがたくさん発せられました。くわしくは本をお読み下さい。クルマ好きはもちろん、クルマに興味はなくても、デザインやブランドビジネスに興味を持ったり、仕事に携わっている方にも面白く読めます。お勧めです。
Posted at 2011/06/28 00:36:01 | コメント(19) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ
2011年06月22日 イイね!

アストンマーチン・ラピードに収まるボスは誰だ?








 先日のニュースに、「アストンマーチンもハイブリッドの新型車を開発か?」とありましたが、パリの高い物屋通りの渋滞の中に、アストンマーチン・ラピードがいました。
 全長とホイールベースが長く、リアドアが切ってあるのにもかかわらず、DBシリーズと同じデザインテーマをすんなりと消化してあって、なかなか見応えがありました。

 どこかで買い物中のボスを迎えに来たのか、ドライバーはセルジオロッシとランバンの前にラピードを駐車すると、降りて通りをキョロキョロしてました。

 このあと、“スーツにアイロンぐらい当てておけ!”と、命じられていることでしょう。
Posted at 2011/06/22 18:00:14 | コメント(24) | トラックバック(0) | アストンマーチン | クルマ
2011年06月16日 イイね!

2011年版のポルシェトラベルクラブのカタログが届いた



 2011年版のポルシェトラベルクラブのカタログが届きました。数カ月前にドイツから送られていたのですが、紹介が遅くなってしまった。
 ポルシェトラベルクラブというのは、ポルシェを使った旅行を主催するポルシェ社内にある別会社。ご覧の通り、年を経るごとにカタログが分厚くなっていき、さまざまな旅行が企画されている。
 規模の小さなものとしてはルードビッヒスベルク(シュツットガルト近くの街で、クラブの所在地)から新車のポルシェ各車に乗っての黒い森へのランチ付きツーリング。
 期間の長いもので北アフリカのモロッコに飛んで、5日間の現地でガイド付きのツーリング。同じように、フィンランドの北極圏内にある凍結湖での5日間の氷上ドライビングレッスンや、7日間の南ドイツの古城とアルプス巡りもある。歴史と美術のレクチュア付き。もちろん、ニュルブルクリンクサーキットへ出掛けての数日間のドライビングレッスンというのもある。
 カタログによれば、今年度は26種類の旅行が企画され、それぞれ複数回数が実施されている。陸続きなので、フランスやイタリア、スイス、スペインなどへも出掛けている。
 ポルシェユーザーでなくても、誰でもWebサイトから申し込めば参加できる。カタログは、このサイトからPDFでダウンロードできます。写真と地図を見ているだけで、思わず行きたくなってしまいました。

http://www.porsche.com/all/countryselector/default.aspx?type=travelclub





 この写真は、2010年2月のフィンランド・イヴァロの凍結湖で行われたドライビングエクスペリエンスに体験取材した時のもの。プロのインストラクターの指導で、午前午後みっちりとパナメーラと911で氷上&雪上運転トレーニング。夕方は、スノーモービルでの森の中のツーリング。バーベキュー、氷点下20度でのサウナ、トナカイ牧場見学など盛り沢山な5日間だった。
 シーズンによって凍結具合が異なり、スケジュールもそのつど変更される可能性があるので参加費用はツアー毎に異なるが、僕が体験したツアーは5000ユーロ(58万5000円)だった。ヘルシンキ空港からの往復乗り換え飛行機代、宿泊、食事、レッスン代など、すべてが含まれ記念品が付いての価格だから絶対に内容の方が勝っている。



 こちらは、2009年4月にはフォルクスワーゲンが主催したチュニジアのサハラ砂漠ツアー。これも内容が大変充実していて、超割安価格が設定されていた。これで儲けようとしているのではなく、かなりの額をメーカーがマーケティング費として負担していると担当者は明かしていた。
 僕のホームページに紀行を載せてあります。
 
http://www.kaneko-hirohisa.com/column_06_01.htm


 
 他にもベントレーやランドローバーのツアーを取材した経験から断言できるのは、ヨーロッパの自動車メーカーはこうしたツアーを実施することをマーケティングの重要な手段のひとつとして活用しているということだ。
 つまり、自社のクルマに乗せて、硬軟取り混ぜた非日常的なドライビングツアーに参加させることによって、その参加者に強烈な体験を与え、自社製品へのロイヤリティを高めさせようとしている。従来のマスメディアを使った広告や宣伝、マーケティング活動の限界を知り、効率は良くないが、旅という絶対的な訴求と組み合わせることによってリピーターを増やそうとしている。クルマという高額商品の売り方の、大きくはないが、見逃せない変化だ。マーケティングにおけるコミュニケーションの選択肢を増やそうとしている。
 ヨーロッパでは、発展途上国やかつての日本のように、放っておいてもクルマが爆発的に売れるような段階は過ぎ去った。必要な人に、クルマはほぼ行き渡ってしまった。クルマを買うこと、所有することに刺激を感じなくなってしまった大多数の潜在顧客を、どう刺激するか?
 その回答のひとつが、ドライビングツアーだ。興味がある人には、ぜひ参加を勧めます。新しい世界が広がります。広い世界を走りましょう。
Posted at 2011/06/16 13:08:54 | コメント(14) | トラックバック(0) | ポルシェ | クルマ
2011年06月13日 イイね!

伏木港から船積みされた中古車はウラジオストクの丘の斜面に並べられてた







 かつて、富山県の伏木港からロシアのウラジオストクに向けて、大量の中古車が輸出されていました。
 5万円以下で購入したクルマならば、ひとり3台まで手荷物扱いで、簡単な書類手続きだけで輸出できることから、ロシアから多くのブローカーが買い付けに来ていました。しかし、ロシアの税制が変わって、状況が変わってしまったことは前回に書きました。

 2003年8月に、ユーラシア大陸を自分たちのクルマで横断するために、僕と田丸瑞穂さんとイーゴリ・チルコフさんはRUS号にトヨタ・カルディナを乗せて、ウラジオストクに渡りました。

http://www.kaneko-hirohisa.com/column_01_01.htm

 東京のロシア専門旅行社から紹介された“通関ブローカー”のユーリが、無事に速やかに通関を終えて港の外に出せた後、僕らを「グリーンコーナー」見物に連れて行ってくれた。
「ウラジオストクには日本の中古車を売買するロシア人はたくさんいるけれども、お前たちのように自分のクルマで来た日本人は初めて見た」
 ユーリが案内してくれたグリーンコーナーは、ズィロニウゴというウラジオストク中心部からクルマで15分のところにある極東ロシア最大の中古車市場だった。
 丘の斜面に、見渡す限りの日本の中古車、中古車、中古車。
 3000台はあるという。
 トラックやバス、トラクターなどまである。中古パーツも、たくさんあった。富山から買ってきた個人の委託販売のものがほとんどで、業者は場所を貸して手数料を稼いでいた。
 面白かったのは仮免許証発行の臨時事務所も併設されていたことだ。仮免許を取得したその場からクルマを買って走り出せる。
Posted at 2011/06/13 10:31:09 | コメント(19) | トラックバック(0) | ロカ岬 | クルマ
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

「10年10万kmストーリー 第47回 ポルシェ356B(1963年型)24年48万km http://cvw.jp/b/877318/44232296/
何シテル?   07/31 18:39
金子浩久です。よろしくお願いします。 クルマとその周辺のことを書いています。 詳しい自己紹介は、ホームページをご覧下さい。 http://ww...
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