ヘッドライト清掃

これは、いったい何？？



答えは…

「使用済みティッシュ」なのですが…

外したヘッドライトを分解します。

画像のように、フック部分にドライバー等を差し込み、スキマを作ったら、引っ張って分離します。
上側は３ヶ所（だったような）

※３ヶ所を均等に引っ張るのは勿論のこと、注意
　しなければならないのは、上側だけ分離して
　しまうと、下側の分離がしずらくなってしまうので、

≪上側完全分離➩下側完全分離≫　
という方法ではなく

≪上側多少分離➩下側多少分離➩上下均等に分離≫
という方法で行いましょう。

下側は２ヶ所（だったような）

分離できました！！

黄色線の辺りにはパッキンがありますので、分離したライトを元に戻す際にパッキンが浮いたり、ねじれたりしないようにしないように気を付けましょう。

パッキンがくたびれているようなら、ヘッドライト内の曇り防止の意味でも交換をオススメします。

内側レンズ（丸いレンズ）は、ツメで固定されているので、折らないようにホンの少しだけツメを広げてレンズを取り外します。

※しかし、その前に作業が！！
　コーキング（シーリング）されていますので、
　ドライバー（マイナスがベスト）等でコーキング材を
　剥がすというか、ほじくって取り除きます。
　（赤線の辺り＝レンズとハウジングの接続部）

内側レンズ外したら、汚れを拭き取ります。

しっかし、汚っねぇ～。こんなに汚れてる…。

なんで、ライトの内部がこんなに汚れるの…？？

答え！！
このヘッドライトは「呼吸している」のです！！

画像を見るとお分かりになるでしょうか？

あちこちに、空気の出入り口！？があります。

通気出来ないと、ライト点灯時の熱が逃がせず、内部レンズと外部レンズの間に熱がこもります。その熱の放散用、そして温度差による曇り発生などを防止する意味合いがあるかと思われます。（推測）


でも、これがネックで結構、BMWでは「ヘッドライト曇り」は定番のトラブルです…。

でも、通常ヘッドライト点灯して数分もすれば消えてますので「気にしない」が一番（苦笑）

ついでに、魚眼レンズ！？（プロジェクタレンズ）もキレイにしておきます。
あと、リフレクタ（反射鏡部分）も。
※リフレクタは慎重に拭き取らないと傷が付くかも
　知れないのでご注意を！！
　（硬い布・乾いた布などはNGです）

それにしても、いかに汚れているか分かりますよね？
どちらが清掃前・清掃後か一目瞭然ですよね！！

人間の目で言う所の「白内障」と言ったところでしょうか。