お参りツアー二日目。
素泊まりのため早々に宿をチェックアウトして、二見興玉神社に再度チャレンジです。
8時ごろにならないと、扉が開いてないかもしれない・・なんて不安と一緒に鳥居をくぐります。
時刻は7時前、やってました!授与所も神社も開いてます!
ですが授与所の方は神職ではなく、書置きの御朱印です。神職の方は7時半ごろいらっしゃるみたいですね。
ちょっと残念ですが、待っている時間がないので、書置きを頂きました。
オリジナルの御朱印帳を購入。
夫婦岩の間に富士山が描かれて、裏表紙には可愛いカエルがいます。
この神社ではカエルが神様のお使いです。
夏至の前後4カ月は夫婦岩の間から、朝日が昇るんだそうです。
さすがに、そこまで早起きできません、睡眠不足は長距離の旅では事故につながります。
早朝なのにお参りに来てる方が結構いるんです。
三重県では2番目に参拝者の多い神社なんだそうです。
海はべた凪、東側は新しく橋を架けるというので、工事中でした。
二見から伊勢神宮の外宮へ移動します。
前日に行った御塩殿神社で作られた塩を外宮まで運んだ「御塩みち」に沿った二見街道を走ります。
昭和33年ごろまで、白装束の方が塩の入った唐びつを担ぎ、徒歩で8㎞の道を外宮まで運んでいました。
休憩する場所も決まっていて、お葬式をしているところは避けて通り、途中で唐びつを降ろしてはいけなかったそうです。
昭和30年代中頃から、車で運ぶようになりました。
外宮の駐車場は、平日の8時前だからか、鳥居に近い第一駐車場は数台停まってるだけ。
まずは参拝前に外宮前の「せきや」の2階にある「あそらの茶屋」で朝粥の朝食をいただきます。
御饌(みけ)の朝がゆ 1000円をチョイス、
これに贈答品で有名な参宮あわびがつくと あわびの朝がゆ 3100円!
いやいや、今回の旅は、A級~S級グルメは選択しませんよ!
御膳は木の蓋が付いた箱で運ばれてきます。
店員さんが蓋を開けて、お料理の説明をしてくれました。
がんもの煮物、久しぶりのメザシ、赤だし味噌汁、温泉卵、せきやの珍味3種が美味しかった。
おかゆはあわびを煮た醤油だれをかけていただきます。
おかゆとタレは、御代わりができます。
一口ぜんざいもついてます。
日本の朝ご飯!!って感じですが・・・正直に言っちゃうと、メインのおかゆは、昨年のオフ会で行った新潟瀬波温泉の感動的なツヤツヤのコシヒカリ朝粥には、かないません。
きっとあれは別格なので、比べちゃいけないんでしょうね。
まあ他にも、温泉卵に卵の殻が入ってたり(主人、おおあたり!)、お膳の蓋を床に直置きしたりと、気になる点もありまして、総合60点といったところかな。
でも、窓から通勤に急ぐ車を見ながら、ゆっくりと朝食が食べられたのは、とても気持ちがよかったです。そういえば、店内はBGMもなかったような・・・それもこのお店の雰囲気に合っていました。
道路を渡って外宮を参拝します。
外宮は手水舎が左側にあるので、左側通行です。
大きな竹ぼうきで枯葉をお掃除してる方がいます。
薄日が差してきて、木々の緑がきれいです。
遷宮が行われ、奥に正宮があります。
近づくと、木の新鮮な香りがしています。
3年前にお参りした遷宮直前の19年経過した正宮も味わい深いものがありましたが、新しい正宮は清々しく、お参りすると心が洗われるような気分です。
これがパワースポットの効果なんでしょうか。
隣の御敷地、次回遷宮は2033年 まあ、どう考えても、自分で運転して参拝しに来ることはないでしょう。・・・というか、私がこの世に存在してるだろうか?
パワースポットと言われる亀石を渡って、別宮へ。
別宮の「風宮」 へ 風の神様です。
元寇の時に神風を起こして日本を守ってくれたというので別宮に昇格したんだそうです。
遷宮は今年の3月だったので、木の新鮮な香りがします。
別宮の「土宮」 川の多いこのあたりの土地の守護神
川の氾濫から土地を守ってくれるんですね。
遷宮は今年の1月 境内別宮
風宮と土宮は画像だと、区別がつきにくいですねぇ。
この通路の先に下柳井神社(井戸)があるのですが、存在をすっかり忘れててお参りしませんでした。ちょっと悔やまれます。
98段の石段を登って「多賀宮」(たかのみや) 正宮の豊受大御神荒御魂
荒御魂は神様には穏やかな面と 荒ぶる面の二つがあり、別々にお祭してるのだそうで・・・う~ん、大魔神の怖~い顔の方とでも言いましょうか。
ってか、知ってます?元横浜の佐々木投手じゃなくて、映画の大魔神・・・古すぎるかな~。
御朱印をいただきました。
伊勢神宮の御朱印はとってもシンプル。
伊勢神宮は別宮、摂社、末社合わせて125の神社があります。
初日にお参りした伊雑宮も、御塩殿神社も125の神社の一部。
普段は無人の神社も多く、宿衛屋があり御朱印をいただけるのは7つの宮だけです。
外宮の駐車場から神の通る道をまっすぐ北上して外宮別宮の「月夜見宮」へ。
こちらは駐車場が小さいので、歩いて向かいます。
道路の真ん中は神様が通るので、真ん中は空けとかなくちゃね。
駐車場は6台分ほど、でも、一台も停まってないよー。
こうして大事をとると、空いてるものですね。
お掃除してる方がいらっしゃいました。白い玉石の間のゴミを拾っています。
神宮の宮はどこに行っても、境内が掃き清められています。
月夜見宮は天照大御神の弟で月夜見尊をお祭しています。夜を治める神様です。
宿衛屋には「境内で掃除をしております、お声がけください」書いてありました。
摂社の「高河原神社」の横で白装束で竹ぼうきで掃き掃除をしてる方が神職さんでした。
腰から蚊取り線香をぶら下げて、白い鉢巻きをしています。
御朱印を書き終わると、また掃き掃除に戻っていきました・・・後ろには大楠。
外宮の駐車場に戻ると、第一駐車場は満車になっていました。
さて、ここからは高速に乗ってお天気の怪しい熊野へ出発です。