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RAY1969のブログ一覧

2013年01月27日 イイね!

二羽のツバメと過ごした夏 ~後編~

二羽のツバメと過ごした夏 ~後編~元気になってくれた二羽に子供達が名前を付けた。

僕がオリンピックの開会式の日に連れて帰ったことから「オリン」と「ピック」に決めたそうだ。

二羽の食欲は日増しに高まり二羽とも一日でミルワーム百匹以上を食べるようになった。

昼間は自宅の庭で子供達がバッタを取って与えてくれたが、とても追いつかない。仕事帰りに大量にミルワームやブドウムシを購入して帰る日々が続いた。

親ツバメの大変さが痛い程わかった。彼らは命を削って子育てをしているのだと。


足がシッカリしてくると、檻は使わず木の枝で過ごさせるように心がけた。

本来、この子達の生きる世界に少しでも近づけるために・・・・・



順調に成長するに連れ、不安も出てきた。この子達は人間に慣れ過ぎていた。



特に「オリン」の方は家族の姿が少しでも見えると餌が欲しい時に鳴く声とは全く違う鳴き声で呼ぶようになった。

少し悩んだが、この子達にとって僕達家族が親なのだ。

鳥の成長は早い。甘える事の出来る時間はわずかだ。なら旅立ちまでは精一杯、甘えさせてやろうと考え方を変えた。これも正しい判断だったかは今もわからない。

少しづつ飛べるようになると彼らの僕らに対する無償の愛情表現が痛いほど伝わるようになった。

僕が夜、帰宅すると下手くそな飛び方で出迎えてくれ、手の中に潜り込む。



その年に生まれたツバメが次の年に戻って来れる確率は20%だ。そんな厳しい世界にこの子達を返したく無い!!そんな気持ちが僕の中に膨れ上がってきた。


やがて上手く飛べるようになると彼らのお気に入りの場所が変わった。



玄関の高い位置にある照明がお気に入りの場所だ。ここから僕達を探すのだ。家族を見かけたら飛んで頭や肩にとまるようになった。

彼らの頭の良さにも驚いた。水を与える時はペットボトルからスプーンに水をそそぐのだが、そのうちに喉が渇くとペットボトルにとまって催促するようになった。


餌も自分で食べられるようになり、糸に吊るしたミルワームを食べられるようになる頃には家の中を美しく飛ぶ事が出来るようになっていた。

ずっと一緒に居たい気持ちは高まった。だが、それは、正しく無い。この子達には仕事がある。渡り鳥として子供を産み、育て、子孫を残すという大事な仕事が・・・・・・

子供達と話し合い、次の日曜日の夕方に仲間たちがいる川沿いに放す事に決めた。


別れの日、息子と妹の子供の三姉妹と僕で「オリン」と「ピック」を放鳥しに行った。



箱を開けても「オリン」と「ピック」はしばらく僕達と一緒に夕日を見つめていた・・・・

子供達が「オリン」と「ピック」に話しかけた。

「またね!」 「いってらっしゃい!」 サヨナラやバイバイは言わなかった。

「なんで?」の僕の問いに長女が答えた。

「伯父さん、ツバメはね日本で子育てするんだよ?ならサヨナラじゃ無いよ?いってらっしゃいだよ?皆で決めたの。来年、絶対に帰ってくるんだから!!」

その言葉にウルッときてしまった僕も感傷的になり「オリン」と「ピック」に話しかけた。

「下手くそな親代わりでゴメンな。でも、もし君たちが今度、ウチで子作りしたらもっと上手くやる自信あるんだ。だから戻って来いよ?絶対な?全力で子育て手伝うから!!」

やがて彼らはスイッチが入ったように飛び立ちました。


僕は思わず声を出して彼らを呼ぼうとしてしまった。何度も、何度も。

ホントは呼びたかった。呼べば来てくれたと思った。

だけど・・・呼べないなぁ。呼んじゃいけない。

その後、真っ暗になるまで全員で自由に飛ぶ二羽のツバメを見続けていた。






今でも、時々、この事を題材にした子供の夏休みの自由研究の資料を眺めながら飲んでます。



Posted at 2013/01/28 01:03:49 | コメント(22) | トラックバック(0) | 日記
2013年01月26日 イイね!

二羽のツバメと過ごした夏

二羽のツバメと過ごした夏この日記はクルマに関係無い話です。よろしければ読んでやって下さい。

去年の夏、静岡のオークション会場に買い付けに行った時の事です。

クルマの下見を終え会場に戻ろうとするとゴミ箱の中から小さな鳴き声が聞こえました。

そのゴミ箱はツバメの巣の下に設置されフンを受け止めるための物です。

ゴミ箱を覗くと小さな、まだ肌がまる見えのツバメのヒナが落ちて鳴いていました。

僕が慌ててヒナを拾い上げると激しく口を開けて餌を求めていました。しかし虫などすぐ手に入るワケもなく、仕方なく食堂でゆで卵を貰いすりつぶして与えました。

外の警備員に聞くと昨日から親の姿は全く見て無いとのこと。おそらく何かのアクシデントがあったのでしょう。更にその巣には、まだ二羽のヒナがいるそうです。

ヒナは一日食事を与えないだけで死に至る事は知っていました。餌を与えたヒナも衰弱が激しい状態です。

オークションが始まる直前でもあったので、取り敢えずヒナをカバンの奥にあったタオルでベッドを作り警備員に預け仕事に戻りました。



ヒナの事が気になりながら仕事をしていると会場の方が僕を呼びに来ました。

「やっぱりダメだったのかな?」 僕がそう思っていると、

「すいません。もう一羽、落ちてきました!!どうしましょう??」

と慌てて話しかけます。

僕が巣のある場所に走って行くと、またゴミ箱の中に・・・・・

僕は、そのヒナにもゆで卵を与えタオルにそっと置きました。

気になるのは三羽目のヒナです。おそらく衰弱しているでしょう。ただ野生の生き物を巣の中から取り出して保護すべきか悩みました。落ちてきたヒナさえ保護するのに反対の方もいるでしょう。

僕は決めました。落ちてきたのなら全力で保護しよう。ただ、巣の中から取り出し保護するのは止めようと・・・・・・

それが僕と彼らの境界線と思ったからです。しかし、この判断は後で激しく後悔する事となりました。

夕方、やはり気になり、脚立を用意してもらい巣の中を覗いたところ、ヒナは息絶えていました。

あの時、くだらない倫理観を持ちだしてしまったばかりに・・・・これは今でも後悔しています・・・・



仕事を終え、衰弱はしているけど生きている二羽のヒナについては、警備員や会場の人に話をしても、

こちらでは保護出来ないとの事。仕方なく僕が家に持ち帰る事にしました。

新幹線に乗る前にペットショップでミルワームという虫を購入しぐったりしてる二羽の口に無理矢理に放り込みました。

自宅に戻り、急いでベッドを作り、保温に努めました。


幸い、夏休みという事もあって妹の子供達、生き物大好き三姉妹が帰郷しており、僕の子供と合わせて四人で昼間は見てくれるとのこと。夜は僕が担当です。

三日間は油断出来ない状況でした。ずっと、ぐったりしていました。とにかく保温。保温。保温。

餌は釣り具屋で買ってきたブドウムシという虫と、、良質な餌を与え栄養価の高くなったミルワームを無理矢理に口につっこんでました。


持って帰ってきた時は、死んでも仕方ないという軽い気持ちでした。野生の厳しさを子供に知って貰えるなら・・・ぐらいの。

でも、やっぱり生きていて欲しい。日に日に思いは膨れ上がりました。



三日して、ようやく元気になってくれました。写真もピンボケになってしまうぐらいバタバタでした。

元気になってくれたなら、ここから成長させる自信はありました。

クルマの維持、修理と同じ気持ちです。キチンと基本に忠実にミスをしなければ成長させる事は難しく無いと思っていました。僕がミスさえしなければ成長はさせてやれると。

ただ、問題は親鳥のように生きていける術を教えるのは無理だってこと。これはどうしようもない。

役所や動物病院に問い合わせても手出しをするなの一点張り!!ホント、いいかげんな奴らと思いました。

という事があり、ここから三週間のツバメとの奇妙な共同生活が始まりました。

続く・・・かな?

ここ、みんカラだしwwwww








Posted at 2013/01/26 23:51:11 | コメント(9) | トラックバック(0) | 日記
2013年01月13日 イイね!

燃えつきろ!!  熱戦・烈戦・超激戦

燃えつきろ!!  熱戦・烈戦・超激戦ドラゴンボールヒーローズにどっぷりハマっている。

いわゆるトレーディングカードゲームだが、やってみるとトンでもなく深い。

資金力は、まぁ必要だが、それ以上に戦略と反射神経が重要になっている。

希少なレアカードや強力なカードを金を使ってネットやゲームカード屋で入手して手札を揃えても、戦術が出来て無いとちっとも勝てない。だから面白い。

日曜には子供と一緒にゲームセンターでゲーム機に並び、中学生あたりの子とお互いのデッキ(あらかじめ選んでおいた1ゲーム内で使えるカードの一纏め)について話し合う。

「オジさん、このデッキは良く出来てるね。大会で使えるよ!」なんて言われると嬉しくてニヤけてしまう。上司や先輩に褒められる感覚に近い。

風呂の中でも子供とカード談義。会社帰りにゲーセンで一人トレーニング。全ては月末の大会のために!!

デッキは決まった!!自分好みの戦略でイケイケ攻撃タイプ。レアカードなんて一枚しか使わない。

戦術に合わなければ高価なカードなど何の価値も無いし欲しくも無い。クルマと一緒だ。

例えば、去年の暮れにウチの社長がクルマを買った。何台も持っているのに・・・だ・



ロールス・ロイスのゴーストだ。

ファントムだと道の狭い神戸の山手にあるモスクに乗って行けないからとの理由らしい。社長サンの戦術ではゴーストが最高のデッキだったのだろう。

だが、僕には何の興味もないクルマだ。高級車だろうがレアカードだろうが戦術に合わないもん欲しくも羨ましくもない。そう社長にも言ってやった。

僕の戦術はオープンカーなのだ。それも4人乗りのオープン!!


今年の仕事始めに事務のオバサンに仕事を頼まれた。

「RAYくん、車庫証明の作成と車庫出しを頼んでいいかしら?社長のクルマなんだけど・・・」

「へっ!!?? 社長、またクルマ買ったの???」

「そうなのよ。これのブルーらしいんだけど・・・・・・」


そう言ってパソコン画面を見せられた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ファントム・・・ドロップ・・ヘッド・・クーペ・・???

僕の戦術で最強のレアカードじゃん・・・・オープンじゃん・・・4人乗りじゃん・・・・

付けたオプションだけで911ターボの新車が買えるそうだ。 悔しいが羨ましい・・・・



ガッカリしてる僕に同僚が言った。

「大丈夫ですよ。RAYさんは、もっと素敵なオプション付けてるじゃないですかwwww」


「素敵なオプション…? 悪魔のことか… 悪魔のオプションのことかーーーっ!!!」








Posted at 2013/01/13 23:25:13 | コメント(14) | トラックバック(0) | 日記
2013年01月05日 イイね!

美女とカブリオレ その2

美女とカブリオレ その2正月の家族サービスも終わり、カブリオレを楽しむ時間が来た!!

当然、モデルのガールフレンドMちゃんと旧居留地で待ち合わせ。

目的は当然、ゲンロク風写真を愛車と撮るためだ。

カブリオレに初めて乗るという彼女はとても嬉しそうにしてくれた。



その後、銀行を改装したカフェダイニングバーでランチ。

大して美味くも無かったが人で賑わっていた。

まぁ、クルマもカフェもそんなもんだ。オンボロだろうが不味かろうが雰囲気があれば良く見える。

20年落ちのベンツだろうが横に乗せるオプション次第で輝くってもんだ。

事実、フェラーリとすれ違ったが横に乗せてるオプションで圧倒的勝利だったので全然余裕!!

結局、自己満足の世界なんだが汚いオッサンになってしまった僕には素敵なオプションを横に装着してないと居留地など場違いになってしまったのだ。悲しい現実。




人で賑わう神戸の観光地で撮影するのは恥ずかしかったが数枚を撮影。

撮影後、彼女と少しデートでウインドウショッピング。

突然、彼女が微笑みながら僕に言った。

「RAYさん、私まだ誕生日プレゼント買って貰って無いですよ??(笑)」



若くて美しい彼女でさえオプションを付けたがる・・・・・

汚いオッサンがオプションを欲するのも当然かも知れない・・・・



だが、僕の装着したオプション、付けた後もクラシックフェラーリ並にコストが掛るようだ・・・・

更にこのオプション、一度装着してしまうと後戻りが出来ない・・・・悪魔のオプション・・・・
Posted at 2013/01/05 00:29:41 | コメント(21) | トラックバック(0) | 日記
2012年12月29日 イイね!

やっと仕上がりました。

やっと仕上がりました。何とか、走るようになりました。

社外のヘッドライト、取り付け最悪でした・・・・

二度と社外の外装パーツでその場を凌ぐなんてマネしません!!

やっぱり純正が一番だと再確認出来ました。


年末の大掃除で右手の親指を骨折してしまい、書き込み大変なので・・・・・

今年はありがとうございました。

来年も宜しくお願いします。
Posted at 2012/12/29 22:18:00 | コメント(15) | トラックバック(0) | 日記

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「二羽のツバメと過ごした夏 ~後編~ http://cvw.jp/b/893240/29033120/
何シテル?   01/28 01:03
人生、折り返し地点を迎え楽しく生きてます。 何となく、ホントに何となくE320 カブリオレを購入してしまいました。 これを良いタイミングと思いブログ...
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