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部品を用意してから1年以上経っての作業開始です。

今回オイルまみれで携帯弄る暇も無かったですが…


１人で作業するのは寂しく心が折れそうになるので助っ人を呼びました。

れぽ氏とTaka氏です。

朝の８時からピットに車を入れて、エアクリ、バッテリーを外して、

ジャッキアップしてミッションオイルを抜き去ったら

マフラー、スタビ、ドラシャを引っこ抜いて


れぽ氏登場。ミッションが降りる寸前まで作業が進んだので

朝食兼昼食のBBQです。


肉を食べてミッションケースを割る頃にTAKA氏登場。


TAKA氏にミッションが降りてるのでクラッチ交換をお願いして

れぽ氏と一緒に割ったミッションのカウンターシャフトから

ギアを全部引っこ抜いて、用意した別のカウンターシャフトに移植


デフ玉に付いてるリングギアも用意した新品ギアに交換しました。


作業前、作業後、純正を理論的数値でグラフにして比較。


↓純正ギア比


作業前ギア比


↓作業後



一応、数値で比較してみる事に…
各ギア５０００回転の時と、レブリミット７０００回転の時の速度です

↓まずは純正


↓そして作業前


↓更に作業後


以前は１速が純正よりワイドでスタートが重くて辛かったですが
高速走行ではかなり燃費が伸びてエコな仕様でした。

ファイナルギアで全体的にローギアに下げてみたら
1速だけが若干ワイドで２、３、４、５とクロスギアになった感じで
乗り心地は、どのギアのどの速度域からでも加速するような感じになりました。

トルクの増えた分、LSDが効いてコーナーでも前に進もうとする感じになりました。
以前は、デフが効き過ぎて失速感がありました(笑)


加速感が良くなった分、高速巡航が辛くなったので
普段乗り用に口径の大きなタイヤで燃費を稼ぐ方向で検討しましょ(；・∀・)

HB２１SオーナーさんからF4タービンのエキマニ製作依頼が来ましたので
今年の依頼は今年のうちに？って事で製作していたら、
タービンの加工？向き変更もお願いされたのでついでに。

今回依頼を受けたタービンの種類はRHF4のVF３３です。





画像の左側がVF３３で、右側がVF１３です。

VF３３の方がエアクリ側からの吸い込みが大きいですが
EXハウジングはVF１３の方が大きいです。

ちなみにウチの黄色いアルトにはVF２５が付いてます。


そんな事はさておいて…作業開始です！


まずは、アクチュエーターやオイル＆水の配管をタービンから外して。

エンジンにエキマニ付けてタービンを止めた状態でオイルが上から入って
下からリターンするようにEXハウジングを回転させます。

回転させるにはタービンの中央で固定してるバンドを外して
位置決め用のピンを抜いてから向きを変えて組み立てるだけです。



ぱっかーん！





プライヤーで挟んで引っこ抜きました。



EXハウジングに対してオイルラインの位置を変更したら
次は、アクチュエータが付くようにインテーク側の位置を変更します。


星形のネジ５ヵ所で止まってるだけなのでトルクスレンチで外します。



もう１回　ぱっかーん！



ここは組み立ての時に液体ガスケットを塗るので
古い液体ガスケットを綺麗に掃除します。（画像は掃除済）

この５点の縫い付け穴は均等ピッチじゃないので
新規に穴開けが必要のになります。

今回は１ヵ所がそのまま使えて、もう１ヵ所はヤスリで
長穴にすれば使えそうでしたので
新規に３ヵ所穴開け加工しました。



アルミなんで、簡単にヤスリで削れます♪

ちなみに穴開けはボール盤で加工しましたが
タップは慎重に手加工です。

サクっと組み立てて実際にエンジンに固定して確認です。






最初の無加工の状態から比べて、オイルラインが上下反対になって
インタークーラーに繋がる圧縮空気の出口は正面側に向きました。

要はアクチュエーターをそのまま使うので、
EXハウジングとインタークーラーへの出口の位置関係は変わらず、
オイルラインの向きだけが変わった感じです。



ちなみに…
タービンが変わると当然、水や油のホース径が変わるので
ヤフオクのストアのauto88rc_fanさんにお世話になってます。
http://store.auctions.yahoo.co.jp/html/profile/auto88rc_fan.html
アルミ製ホース変換ストレートジョイントとか
インタークーラー配管用のシリコンホース類も。

設計と言うほど凝った物ではありませんが…

もう少しエアコンコンプレッサーが前に倒れてくれたら…

ヽ( ・∀・)ノそしたらエアコン付きで大きなタービンが付くんです！


前回作ったブラケットは他の人の手に渡り…

しかも数年前に事故で廃車(；・∀・)


なので当時の記憶を思い出しながら

延長ブラケットの図面を書いてみました。


今時は図面データーでそのまま機械加工出来るので

自作パーツ作りの幅も広がりました♪





とりあえず約２５ミリと約４０ミリの２種類の延長ブラケットを作ってみます。