2010年11月26日
奇数の足し算の答え 小学生編の巻~(長いよ
1+3+5+7+9+・・・199=?
小学校へのマジック種明かしは一言で言いますと
「最後の奇数に1足して2で割って九九をする!」です。
なお、面倒な方は太字だけ見ていただければ結構です。
「はあ?何それ~?」となりますね。でも、マジックだから。じゃダメ?
それなら、タネ明かしのカラクリを知りたい?
小学校の低学年に戻って復習するけどいい?
ダルいから、まずは、小さい例えからやってみよう!
1+3=4だけど、
3に1足して2で割って2。2を九九してににんが4が答えでしょ。
1+3+5+7+9=25だけど、
9に1足して10。2で割って5。ごご?25同じでしょ。ほらほら!
じゃあ、ネタばらし終わり~じゃあね~
いやいや、今一度粘り強くサボらずに足し算して復習しましょう。
1=1 当たり前だね。
1+3=4 簡単ね。
1+3+5=9 ほう、もう一丁、
1+3+5+7=16 面倒になってきたね~でも、さらに、
1+3+5+7+9=25 頑張りました。でも、小1の足し算でしょ。もっと!
1+3+5+7+9+11=36 もう、ダルイね~でも小1の宿題!もっともっと!
1+3+5+7+9+11+13=49 ああ~
1+3+5+7+9+11+13+15=64 ああ~ああ~もう気合?宿題だ!
1+3+5+7+9+11+13+15+17=81 むむっ!?
では、これまでの結果を一度整理しましょう。
答えが1 4 9 16 25 36 49 64 81
何か見たことない? 最後の数字は?これは九九81でしょ!81といえば九九!
では同じ数字の九九をしましょう。
1は?いんいちが1当たり前? 4は?ににんが4 9は?さざんが9 しし16
それ!ごご25! ろくろく36!!しちしち49 はっぱ64
それ最後に、くく81!さっき言った九九ですな。
何か見えてきたね。では、もう一度整理してみよう。
1=1×1
1+3=4=2×2
1+3+5=9=3×3
1+3+5+7=16=4×4
・・・・・
1+3+5+7+9+11+13+15+17=81=9×9
ほら~とにかく 1 2 3 4 5 6 7 8 9の数字がきれいに並んでる~!
(このきれいな並びが偶然とは思えないなあ~)
ヒソヒソネタ話)
大人でも知らない人が多いから、さらにちょっとだけマジックの種明かしするね。
この並んだ数字の数は奇数の数だよ。
11をみると、1 3 5 7 9 11で6個17までは?そう9個。
(ちょっとズルして、答えは、この奇数の数を九九で掛け算すれば終わり~
ここまで位の数字なら、単純に指で数えて九九にして答えられから、大人もビックリするでしょ!ほほほっ~終わり~)
いやいや、ここまでマジックのカラクリを知っても、ズルして自慢するだけではいけません。
もう少し違う、簡単な勉強しま~す。簡単な問題から。
1番目の偶数は? 2(当たり前)2番目の偶数は? 4 ほう。(バカにするな?)
では5番目の偶数は?2×5で10。
逆に10は何番目?10割る2で5。
ほう。確かに2 4 6 8 10で5個だ。
さっきの掛け算の反対、割り算と言う高等テクニックを使うか。
では、100は?・・・50!当たり!
どうやって分かった?100割る2で、50。まあ、2で割りたくなるよね。
確かにその通り!逆に言えば2づつ増えるんだから2で割れば答えが出るねえ。
4も2で割って2だから2番目の偶数だしね。当然か。
じゃあ、1番目の奇数は? 1。 2番目の偶数は? 3。 正解!
じゃあ19は?えーと、なんか面倒くさい~
では、1と2を比べて見ても分かるけど一つの算数マジックのネタは
1番目の奇数は、1番目の偶数より1少ないね。
逆に言うと、1番目の奇数1に1足すと1番目の偶数2になるね~
この数が多くなってもそれは変わらないよ。
例えば9は?1 3 5 7 9で5個
9に1足すと?10!10は2 4 6 8 10と5番目の偶数。
さて、ここで分かるのはもう一つの算数マジックのネタは上の例えを見ると
9に1足して10 10は5番目の偶数だからその一つ少ない9は5番目の奇数。
ということは、また種明かしの一つは、
何の奇数でも、1足して2で割ればその数が1から何番目の奇数か分かる
と言うこと。
そしてさっきのずるいネタ。
1からある奇数まで足す合計は1からその奇数が何番目かの数を九九でかければいい。
やっとさっきの問題。1から199まで足すんでしょ。
さっきの種明かし、覚えてる?
最後の奇数に1足して2で割ったら、その奇数までの個数が分かる。
そして、その数を九九にする!もう覚えたでしょ!!
さ~あて、実食(猪木!!)
199に1足して200。それを2で割って100
100×100=100の1000の10000!!
答えは1万!
もう一度確認。1から奇数だけをある奇数まで足す答えは、
ある奇数に1足してそれを2で割って、九九をすると答えが出ます!
念のため、復習の例題)1+3+5+・・・17=?
17に1足して18、2で割って9 九九=81 正解!!授業はこれくらいで終了。
もうあとは、自分で少しは同じ確認したり勉強なさい!
また出すわよ~と脅します!?
さて、この問題のテーマは
答えを簡単に出すだけではありません。
1)まずは小さな例で色々と試してみよう。
2)簡単な法則を見つけよう。
(すぐにあきらめず、少しでもヒントが見つかるまで粘ってみよう。)
3)奇数は偶数より1少ないもの、または多いもの。
4)偶数はそのまま2で割ればその偶数の何番目かが分かる。
で、奇数はその奇数に1足して2で割るとその奇数の何番目かが分かる!
5)算数は法則でもあるけど、マジックのようにやってみると楽しいよ!
6)「小学生にも分かるように!」とは、
単純な法則をすぐに丸覚えさせるのではない。
まあ、それで得意気になるのも、今後も楽しい。
さらに、単純で分かりやすい所からコツコツと教えて、「なるほど!」と納得させると楽しいよね。
大人も同じでしょ。というか大人の方が頭固いよね~
7)算数も(車整備も?)ネタが分かって納得出来て答えが出ると楽しいよね~
(今回の問題は、確かに奇数の数がポイントですが、大人でも知らないものを、小学生にはちょっと位教えてもいいでしょ?それがマジックのネタでもあるし~。あとでていねいに説明もしてるし~。車でも、ちょっとした素人ネタ、コツでプロ並みになるのでは?)
ずいぶん長文ですいませんでした。
一言で言いますと、実は他の方の解答で、中学高校では奇数は2n-1偶数は2n
で、1+3+5+・・・+2n-1=nの2乗の法則です。
でも、小学生レベルの種明かしは、
「最後の奇数に1足して2で割って九九をする!」です。
(1足すと2n。2で割ってn。nを九九してn×nですね。)
でも、それを省略せずにていねいに説明することが大事です。
nがどうとか法則を言うと、算数アレルギーの人はさらに嫌いになりますよね。
分かりやすくするためにはコツコツと単純な作業を繰り返しすることが大事よね。
このテーマは、最初は算数なぞなぞでしたが、車関係や整備でも大事なことでは?
この車素人ポルテっちが、えらそうに言ってすいません。
でも、特に付き合って頂いたエリートの「マサ9766先生」どうでしょう?
整備手帳の神である、マサさんも、昔は、小さなことからコツコツと試しては、苦労を繰り返してたのではないでしょうか?
とにかく大事なことは、問題の答えをさっさと正解するだけでなく、それまでの色々な苦労、それを積み重ねて何かを発見した時の楽しさ。
さらに、それを実践して、やはり思った結果が出た時の楽しさがいいんですよね。
ある一つのネタを他の方に教えるにも、最初はみんカラで、安易なタイトルを見せかけつつも、実はコツコツと努力したものを説明しオフ会などで実証したからこそ、今のマサさんの実績、手帳があるのでしょう。
ということで、最後まで見ていただいた方はお疲れさまでした~
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Posted at
2010/11/26 13:08:25
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