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Johnson512のブログ一覧

2010年12月17日 イイね!

Eunos Roadster

Eunos Roadster1989年ごろだったと思いますが、アメリカで先行発売になったロードスター。
たまたまLAに出張中だった時に、フリーウェイで見てしまったのが運の尽きでした。
カリフォルニアの青い空と風景に異常にマッチしていたそのクルマに僕は釘付けになり、出張から帰ったその週末にはハンコを押していました。
26歳、5年ローンで買いました。貧乏だったな~あの頃。
未だに自分が買ったクルマで年収比率では歴代最も高いクルマかもしれません。

エンジンは軽快でハンドリングはクイック。しかも生まれて初めて乗るオープンカー。
何しろ楽しいクルマでした。

その頃気になっていた女性がいました。艶やかな長い黒髪、しっかりした眉毛に輝く瞳。
細い身体にミニスカート。
バブル時代に流行りな感じのキレイな女性でした。
その女性とロードスターで国立のサクラ並木を走った時、オープンにした室内にひらひらとサクラの花が舞い落ちて来て、彼女はたいそう喜んでいました。

当時僕には別のカノジョがいたこともあり、結局彼女とは結ばれる事なく僕の心のなかにずっとひっかかったままでした。

それから20年の月日が経ち、僕は結婚し、離婚し、再び独身に戻った時に彼女がまだ独身だという事を知り僕たちは会う事になりました。
果たして20年ぶりに待ち合わせ場所に現れた彼女は20年分の歳を取っていました。
長い黒髪は艶があせ、しっかりした眉は時代おくれに、瞳にかつての輝きはありません。
僕たちは20年ぶりの話をしましたが、それ以来会うことはなくなりました。


20年の間に僕は様々なクルマを買い、乗り、舌がだいぶ肥えてしまいました。
今思えば、ロードスターの軽快なエンジンはVTECほどではなく、音のフィールもプジョー309ほどではありません。
クイックなハンドリングはレシオをクイックにしたもので、サスが奥深く支えてくれる行きの深いハンドリングという訳ではありません。
今、ロードスターを試乗したならば一体どんな感想を持つ事になるでしょうか。


美しい思い出は美しいまま心の中にとっておくのが一番良いのかもしれませんね。
Posted at 2010/12/17 12:08:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2010年12月13日 イイね!

Honda XL200R

大学生の時に義理の兄にもらいました。
義兄が乗るつもりで買ったのですが、乗る時間がなく末っ子の特権で甘えた結果、10歳も年上の義兄がカネを取るわけにもいかずくれたのでした。

九州や四国ツーリング、伊豆や長野の林道ツーリング、九十九里や遠州灘の砂浜走破など色んな事をして遊びました。
しかし、最後にこのバイクどうしたか全く記憶にないんですよね。
友達にあげたんだか、スクラップししたんだか、誰かに売ったのか・・・不思議なくらい全く記憶にありません。

当時僕には好きな女性がいました。でも友達な感じになってしまって、なかなかそういう雰囲気にはなりませんでした。彼女には年上の彼氏がいたし。でも僕の気持ちにはたぶん気付いていたと思います。
九州ツーリングに行った帰り伊豆に彼女を呼び出したら電車で来てくれました。
そこから二人乗りで伊豆で遊んだあと東京まで帰ったのですが、彼女の家の門限が厳しくて1号線を飛ばしたのを憶えています。
あの時、少しばかりの勇気を出して気持ちを伝えていたら、門限が嘘だった事を彼女は教えてくれたかもしれませんね。

結局彼女はその数年後、その僕らよりうんと年上の人と結婚し、それ以来会う事はなくなりました。

バイクの最後と同じように僕の記憶に有耶無耶なままで残っている恋でした。
今でも古いXL系をたまに見かけると、あの時どうしてちょっとした勇気を搾り出せなかったのか自分でも不思議に思うのですが、それが若い時の恋というものなのでしょうね。
Posted at 2010/12/13 16:46:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2010年12月06日 イイね!

Oldsmobile Cutlass

Oldsmobile Cutlass「ねぇねぇ、アメリカって何?」

5歳の時、母親からアメリカのニューヨークに引越す事を知らされたとき、僕は8歳年上の姉に訊ねました。
当時中学生だった姉の答えはまったく意味不明だったのを憶えています。

果たして、アメリカというところは不思議ワンダーランドでした。
テレビも部屋もテーブルも何もかもが大きく、トイレは見たこともない座ってするタイプでした。キレイで蛆虫がいないのには助かりましたが。それに落ちる心配もありません。
初めて行った幼稚園では髪の毛が金色で目が青い宇宙人のようなお姉さんが「@*+?‘{~=()=~」と宇宙語で話しかけて来ました。

時は1969年、日本はまだ高度成長期に入り始めたばかりの頃でした。
ニューヨークに住み始めて数年の間に、僕は父に色んな事を教えてもらいました。
日本のメインフレームコンピューターのセールスエンジニアの父は王者IBMを相手に苦労していたでしょう、日本の工業製品がいかに性能・品質が悪くアメリカがすごいかを教えてくれました。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で1955年に戻った時にデロリアンの修理を試みる博士が「おい、日本製の電子部品を使ってるぞ、これじゃ壊れるハズだ」と言うのに対し、マイケルJフォックスが「何言ってるんだよ、電子部品は日本が最高さ」と言うセリフがあるのですが、まさにその時代でした。

4年間の生活の間にアメリカ進出を果たしたばかりのトヨタのコロナを何回か見る事がありましたが、小さく貧弱でカッコ悪く見えました。

アメリカは月に人を送り込んだというのに自分の国、日本は実は貧乏でまだまだダメな国なんだ。そのショッキングな事実は僕になんらかの影響を与えたかもしれません。少なくとも常識に捕らわれずに広い視野で物事を考える事ができるようになったのは父に感謝しないといけません。

ニューヨークに引越して間もなく父が買って帰って来た、大きな大きな派手なみどり色のオールズモービル・カットラス。
この5.4リットルV8のクルマを見た時の興奮はその少年時代の体験を象徴していたかもしれません。そのニューヨークシティのナンバープレートは40年経った今も僕の部屋に飾られています。
Posted at 2010/12/06 10:17:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「イェーイ
8月に来そうだぜ!
発注から4か月弱
だいぶ早くなりましたね」
何シテル?   06/21 20:11
Johnson512です。 こっちは真面目にクルマの思い出を語ります。 と思いきや意外と早く思い出が尽きたのでナロー日記に変わりました!
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