![【釈迦に説法】シリーズ1。[エンジンオイルの粘度]について、少し。 【釈迦に説法】シリーズ1。[エンジンオイルの粘度]について、少し。](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/013/485/47013485/p1m.jpg?ct=ddbd585fe0ff)
友達にエンジンオイルの事を聞かれたので少し、今はエンジンオイルの性能も上がり、この限りではないですが参考になれば…
ごくごく普通のエンジンオイルはの粘度(オイルの硬さ)は、[10W-30]です。
これを中心に環境、使用条件で粘度が変わります。
例えば、寒い地域なら[0W-30]、数字が大きい程硬くなります。
ターボ車、レーシング車、高回転を多用する車なら[5W-40]
つまり、エンジンの温度が低い場合→柔らかいオイル(サラサラ)を使用。
エンジンの温度の高い場合→硬いオイル(ドロドロ)を使用します。
簡単に言うと、高温になるエンジンに粘度の低い(サラサラ)オイルを使用すると、オイル切れを起こして、焼き付いてしまいます。
粘度が低い為ピストンの油膜が切れてしまいます。そうならない為に、粘度の高い(ドロドロ)オイルを使用します。
もちろん、高温になればドロドロ → サラサラになります。
逆に寒い地域で粘度の高い(ドロドロ)オイルを使用すると、オイルが固いので、エンジンの内部抵抗が大きく、セルモーターに負荷がかかり、回りも重くエンジンが掛かりにくくなります。
又、内部抵抗が大きい為、燃費も悪くなります。
以上を踏まえて、ハイブリッド車のエンジンは始動停止を繰り返し、高温にもならず、高回転も維持しない為、[0W-20]などの低粘度オイルを使用します。
と言うか、これで十分なのです。
自分の乗っている90系ノア(ハイブリッド車)は[0W-16]と更に低粘度オイルで進化を感じます。
ちなみにハイブリッド車に[10W-30][5W-40]を使用しても壊れませんが、「燃費がイイ」と言う、最大のメリットを殺す事になります。
推奨品より粘度が高い分には、保護が高くなる為、問題ありません。
燃費が良いだけでハイブリッド車に乗っている人ばかりではないと思いますが、そう言う事です。
低粘度オイル(サラサラ)= 抵抗が少ない為、燃費がイイ。
普段[10W-30]を使用していても、北海道などでは[0W-30]と、同じ車でも、使用環境で粘度は大きく変わると言う事です。
原付など馬力のない車種に使用すると、凄く分かります。
普段[10W-30]→[10W-40] 最高速で3㎞位スピードが落ちて、何か重い感じがして、伸びもなくなります。
軽自動車に[10W-40]など、安く売っていたなどの理由で、粘度の高いオイルを使用すると、エンジン始動時のバッテリーにも余計な負荷がかかり、非力なエンジンも更に非力になり、燃費も悪くなり、本末転倒です。
特に冬はエンジンの掛かりも悪くなり、いい事はないですよ。
なので、メーカーの推奨が一番だと思います。
粘度とは関係ないですが、オイルのグレードは[SP]を使っていれば、問題ないです。
特に街中などストップ&ゴーを繰り返す場合は、[SP]がイイです。
以上参考になれば…
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Posted at
2023/06/10 01:07:54