
実家にいればまた別ですが、家庭持って独立して家借りて住んでる方ならついてまわるのが、
「家賃」というけっこうな額のランニングコストです。
特に、
「マイホームを買おう!!」という動機付けとして、
「借家だと払ったお金がすべて他人のものになるからもったいない」
という理由もよく耳にします。
でもですね、ここで、問題になるのがローンの支払い総額に見合う財産が完済後にほんとうに残るのかという点です。
払った総額に比べると、ものすごく少ない価値のものしか残らないとしたら、
「借家住まいの機動性を保持したまま貯金」
した方がいいかもしれません。
では、どうするか?
「交通至便な駅から歩ける、20坪程度の小さいのでいいので築25年以上の中古戸建、できれば駐車場スペースがある物件」
を捜してください。
ここで、重視すべきは、見た目ボロくてもかまいませんが、
「構造がしっかりしてそうなものを選ぶ」
ということです。
後は、水まわりと床と壁のリフォーム前提で思い切って買う!!
この条件をクリアしている物件は、おそらく、ほとんど
土地値だけです。
木造戸建の建物部分はこの築年数を越えてくるとほとんど評価されません。
家の解体費を出したくないので、買ったあなたが解体して家建ててよね的な感じのお値段です。
そして、高望みしなければ、建築費用に比べるとリフォーム代というのはそんなに高くないです。
なので、
「都会」と言われるところで住んでいる方が、普段出している
「家賃+駐車場代」とたいして変わらない額をローン支払いに回せば、今の不動産市況からすると、おそらく
10~15年程度で完済できる物件が少なからずあると思います。
この方法のメリットは、
・新築買うよりかなりの期間ローンが短く済む。
→利息が少なく、支払い総額もぐんとお得
(新築だと30年ローンとかあたりまえw) 。
・途中でいやになったり転職したりして住み替えたくなったとき、すでに5年ほど返済していれば、
売ったお金で借金は全額返せる
(これって男にとってはありがたいですよね)。
・ローン返し終わった後も、もともと土地代だけだったことと、買ってからの期間が短いことから、
あまり財産価値(土地値)は目減りしていないと思われる。
・そう遠くない将来である完済後に売る前提なら、
次のそこそこいい家を買う頭金にしたり、借家に
戻るにしても憧れの車をキャッシュで買えるくらいのお金が残る。
・完済後そのまま住み続けるのなら、家賃もローンもないので、
お金を貯金なり、車弄りなりに
まわせるw
あえてデメリットを書くなら
・
一生の住居となり得るかどうかは、かなりあやしい。
→なので
「構造がしっかりしていることが大事」です。
・
古い戸建は断熱がしょぼいものが多いので寒暖が厳しい(うちは寒いし暑いですw)
・
見た目がボロい。
といったあたりです。
では、中古マンションをリフォームして住むのはどうなの?
買換え前提とか財産としてお考えならあまりお薦めできません。
何故なら設備の単独改修が難しいのと、今後も次々に新築マンションが投入されてきますので、将来的な価値としてはかなり疑問符で買い手をつけるのはけっこう困難です。
ここまで書きましたが、
「一生暮らせる家を持ちたい」という方の参考にはなりません。
むしろ、そういうお家がいいのなら、
やっぱ新築がいいですね^^
ただ、新築派、特にマンション派の方に申し上げるなら、
新築マンション買うなら50歳過ぎてからの方がいいと思います。
それなら買換えなんか考えなくて一生住めますし、
戸建よりずっと管理が楽なので、むしろお薦めしたいくらいです。
以上長々と元不動産おやじの独り言ですw
長すぎてPART3ぐらいまで分割したらよかったかなと思ってますw
【追伸】今時のリフォームを行うとビフォーアフターではないですが、安価にみちがえるようにすることは可能です。
うちは、250諭吉ほどでかなりきれいになり水まわりも万全になりました^^
DIY得意な方ならある程度自分でやっても楽しいかもしれませんね^^
Posted at 2011/03/04 12:50:08 | |
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