ネットを調べると自転車と同じだから、車体が耐えられないなど、
実際には乗られていない方の記事が多いです。
私の実体験と原付一種について自分が調べ考えたことを書きます。
今回、悪法と言われ続けている原付30km/h規制。
これについて考えます。
1.危険な法定速度
2.法律が制定された時代背景
3.現在における規制と現実
4.法定速度と実態
5.法定速度に対する意見
6.法定速度を上げない理由
7.最後に
1.危険な法定速度
原付一種で60km/h規制の幹線道路を30km/hで走ることは安全だろうか。
私は違うと思う。
車から見れば遅い速度で走る原付
に合せることはイライラするだろう。
また、追い越しをするのは当然でしょう。
しかし、1車線の道路や隣の車線が混雑しているときは
車線変更せずギリギリの間隔で追い抜くことが多々あります。
特にイエローライン(はみ出しての追い越し禁止)の場所ではギリギリまで
接近するため、30km/hでの走行は安全ではなく危険だと考えられます。
さらに、幹線道路ではオーバーパスなどを通過するとき、
原付も第二通行帯への車線変更(合法)を求められることがあります。
60km/hで走る車の流れに30km/hの
原付が車線変更したら・・・当然、追突される可能性が非常に高くなります。
このことから考えても、交通の流れに乗れない法定速度を
は危険であると考えられます。
2.法律が制定された時代背景
この法律が制定されたのは路面がアスファルトではなく
砂利道だった昭和20年代前半。
ホンダやスズキ等が自転車に付けるエンジンキットを
販売していた頃にこの法律は制定されました。
当時の原付の最高速度も24km/h程度でした。
さらに、ヘルメットや免許(50cc以下)さえ不要であり
まさに"原動機付自転車"と言える車両への規制でした。
3.現在における規制と環境
現在、ほとんどの道路は整備され
アスファルト路面になりました。
また、ヘルメット着用が義務化されたことにより
安全性は著しく向上しています。
車体に関しても当時に比べれば飛躍的な進歩を遂げています。
一部の方(警察を含め)が、
原付は車体が60km/hに耐えられないと
言っているが、実際はそんなことは無い。
理由としてエンジンだけ90ccや125cc
等に変更した原付二種が販売されていることがあげられる。
仮に、本当に30km/hにしか耐えられないような設計
であれば故障や事故が頻発しメーカーへ苦情が殺到する。
メーカーは実際にどう使われるかを考え余裕をもって設計している。
4.法定速度と実態
法定速度を守っている方は皆無です。
もはや、法定速度はあってないようなものです。
30km/hは既に守られていないので、改正したところで
事故の発生率は変わらないでしょう。
むしろ、守っている方が無理な追い越しをされるなどして危険でしょう。
5.法定速度に対する意見
原付ユーザーと四輪ドライバー
約8割の方が見直しが必要と考えている。速度差が大きく
かえって危険だということや無理な抜き方をされることが理由。
メーカー(自動車工業連盟)
30km/h規制について猛反発している。現実に即わず今後の電動バイクの
市場規模拡大を妨げることが理由。
有識者
見直しが必要だと考えている。現実に即わず速度差が大きく危険だと
いうことがその理由。
警察庁
妥当だと考えている。死亡事故が増えるとの理由。
(しかし、先ほど述べたが30km/hは守られていないので改正したところで
事故発生率は変わらない。また、原付の死亡事故が多いことを理由
としているが二輪における原付の占める台数が多いだけ。
保険料を見て原付が安いこともそれを証明している。
さらに、法定速度を実態に合わせても事故発生件数が変わらないことは既に実証済である。)
6.法定速度を上げない理由
さて、一般に言われている理由は全て間違っていると考えられます。
・速度を上げると事故が増加する
・車体が耐えられない
・試験が学科のみである
(免許無で乗れる自転車は法定速度60km/h)
じゃあ、なぜ上げないのかというと・・・規制と取締を警察庁がやっているからでしょう。
規制緩和をすると切符を切って罰金を取れずノルマに到達できないから。
原付一種は取締しやすく罰金収入の大半を占めています。
つまりカモが居なくなると困る。だから上げない。
安全の為ではなく取り締まりのために組織のために法定速度を上げないだけでしょう。
7.最後に
警察のよく言っている速度を上げると事故が増えるという根拠は疑問しかありません。
原付に限る話ではないが一般の方が普通に走る速度合わせ制限速度を上げ
ても事故は増えないという結果がそれを証明している。(85パーセンタイル・ルール)
法定速度を60km/hに引き上げることは安全上問題は全く無い。
速度そのものは危険ではない。大切なのは速度を出す場所を見極めることである。
考えれば考えるほど原付30km/hは安全に一切寄与しないことがわかります。
取締をすることは安全ではなく自分(交機)の営業実績と出世の為でしかない。
30km/h規制は変わらないと思います。
ルールとは本来、安全のため、公益のためにあるべきです。
しかし、このルールは一般市民を苦しめ二輪市場に悪影響を
与えるだけの存在ではないでしょうか。
規制は実態に合わせ安全を考慮して決めるべきです。
そして、取締とは危険行為に対して行うべきです。
決して組織やノルマのために行うべきではありません。
本来、取締は必要とされ互いに納得した上で行われるべきです。
しかし、一般の方から二輪業界から廃止するべきだと言われ続けている
法律が鎮座していることは疑問にしか思えません。
http://www.web-pbi.com/speed_moped.htm
http://www.web-pbi.com/RiotPolice/index.htm
ブログ一覧 |
バイク | クルマ
Posted at
2012/06/06 21:32:29