薪太郎、思い起こせばもう20年以上も、昔の話になります。
当時、薪太郎は皮ツナギに身を固め、膝にはバンクセンサーを付けたいわゆる「峠のバイク小僧」でありました。
「車?別に・・・・、自分は、バイク命だから・・・。」と胸を張って、走り回っていた事を思い出します。
今日は、こっちの峠、明日は、あっちの峠道!
自分で言ってました、「風と友達」だって、、、、。
そんな頃、車の免許を取り、4輪車なんて眼中にも無く、屋根があればいいや位に思っていた薪太郎に、
悪い兄貴達が世話をしてくれた車が マツダ サバンナRX-3 でした。
「古くて、燃費は悪いけれど、お前のバイクよりは速いぜ・・マジで」と一言・・・。
ホントかよと薪太郎。

(セピア色にしてみました)
そして、試乗・・・・。
運転席には、ロールバー
見慣れない、後付メーター各種
内張りなし、
4点式ベルト
当時の映画、マッドマックスかよ~的な、イメージでした。
また、エンジン始動には、儀式が必要との事、教習車しか乗った事の無い自分には、
何コレ~大丈夫かよ~と、強く感じたのは、言うまでもありません。
1、アクセルを2回ほど、パタパタと、アオル
2、セルを回しながら、アクセルを軽く、アオルと言うものでした。
「ウイ~ン・ウィ~ン」と軽量フライホイルが回り、「バオ~ン」とストレートマフラーから、爆音が・・・・。
自分が運転するのが、不安になり、助手席へと移動・・・。
そして助手席試乗へと。
「速い!」 「車って、こんなに早いの!」これが第一声・・・。
加速は、スゲーし、減速すると、マフラーから、炎は出るし、足回りは、ガチガチだし、
2スト並にエンジンは回るし、コーナーは、ケツを振るし・・・・。
「あ~驚いた」の連発でした。
「この車どうする?」
「買います。」
貧乏への階段を上り始めた瞬間でした・・・・・・。後から、詳しい事を聞くと、
エンジンは、12Aサイドポート(某有名ショップにてチューン)
フライホイルの軽量から、ウェーバーキャブ、CDI、足回り、ブレーキまで一通りの事がされていて、
当時、趣味でFUJIを走っていた車だとの事でした。
周りの友人たちが、ハイソカー(なんて懐かしい響きだ)に走る頃、爆音で走る薪太郎がいました。
何度と無く、エンジンがカブリ、助けを呼んだりと、手こずらせる車でしたが(薪太郎が下手なのか?)
楽しい車でした。
RX-3で車での走りに目覚め、楽しませてもらったRX-3でしたが、
最後は、峠のコーナーでダイブし廃車になってしまいました。
その後、エンジンのみ、SA22オーナーの方へと第2の人生を送りに旅立ちました。
今では、懐かしい思い出ですが
車の速さと、ガソリン代に苦労させられた事は今でも忘れません。
出来る事なら、もう一度所有してみたい1台です。
これが、世話が焼ける、ロータリー好きになったきっかけかな・・・!
みんカラを始めた頃、少し触れたことがありましたが、先日のオートサロンで、箱スカ、30Zなどを見て、
すごく懐かしさが沸いてきたので、書いてみました。
Posted at 2012/01/19 20:16:18 | |
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