こんにちは。
栃木県に住む、とまるん です。
愛車はHonda CR-Z。(色は白)
シー アール ゼットではなく、シー アール ズィー と読みます。
(スィー アール ズィーでもOK)
信号がない横断歩道でも、歩行者が横断歩道を渡れるようになってほしい、横断歩道の交通ルールを広く知ってほしい、また、渡りたい歩行者が待つ横断歩道で止まることは、車が流れていても無理なことではなく十分可能なことだと知ってほしい、そして横断歩行者がいる横断歩道で多くの車が止まるようになってほしい
という想いで数年前から横断歩道で止まるドライブレコーダー動画を
YouTubeに上げ続けています。
これは昨日の場面。まず見てみてください。(動画の長さ:約40秒)
https://youtu.be/NAn0dJ7BJlA
片側一車線道路で、両方向に車が流れています。
道路の起伏で先が見えませんが、◇マークでその先に信号のない横断歩道があることがわかります。
信号のない横断歩道の左右をみると、左に渡ろうと待つ歩行者、右に自転車に乗った小さい女の子がいました。
後続車に注意しながら、スムーズに減速します。早めに横断歩道を確認しているため急ブレーキは必要ありません。 急ブレーキは必要ありません。(強調)
対向車線にはダンプカーが近づいてきます。まだ距離はあります。パッシングで自車が止まることを知らせます。パシッ!!(これは任意の自主的なもので義務ではありません。念のため)
自車も停止し、対向車線のダンプカーも停止しました。ダンプカーが止まるとき、ガックンと止まったのは停止したことを強調するためでしょうか。(実際のところはわかりませんが)
横断者たちは無事に渡っていきました。
めでたし。めでたし。
さて、9/8(金)のヤフーニュースにこんな記事がありました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170908-00000055-asahi-soci
(注:リンク先は日数が経つと消えるかもしれません)
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横断歩道で一時停止しない理由 運転手4割「対向車が」
9/8(金) 15:29配信 朝日新聞デジタル
車を運転中、横断歩道に歩行者がいるとき、あなたは一時停止していますか――。日本自動車連盟(JAF)が、信号機のない横断歩道についてドライバーらにアンケートをした。法律で義務づけられている「一時停止」が守られていない現状がうかがえた。福井県警は来年開催の福井国体などを見据え、交通マナーの向上を目指して啓発活動や取り締まりを強めている。
アンケートは6月9~23日、JAFがホームページ内で行い、4965人から回答があった。
歩行者としてどんな危険な思いをしたかについて、67・9%が「通過する車が途切れるまで渡れなかった(一時停止してくれる気配がなかった)」と答えた。信号機のない横断歩道で渡りづらい現状がうかがえる。
一方、信号機のない横断歩道に歩行者がいるのに運転手が一時停止しない理由(複数回答)は「自車が停車しても対向車が停止せず危ないから」が44・9%、「後続から車がきておらず、自車が通り過ぎれば渡れると思うから」が41・1%で、いずれも半数近くを占めた。
道路交通法では、横断歩道などに歩行者がいるときはその直前で一時停止「しなければならない」と定めている。違反した場合は3カ月以下の懲役、または5万円以下の罰金が科されることになっており、一時停止しないのは、警察の取り締まりの対象だ。
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朝日新聞社
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対向車が停止せず危ないからという理由が一番のようですね。
「自車が停止すると横断者がわき目もふらず走って横断歩道を渡り、停止しない対向車に轢かれて危ない。だから一時停止しない。」そういうことでしょうか。
以前から何度も言っているのですが、
歩行者は横断歩道を走って渡る必要はありません。むしろ走って渡ることは周囲への注意がおろそかになるだけでなく、停止した車以外の車にとって横断者が突然目の前に現れることにもなり危険です。走って渡るのは危険。周囲に注意しながら歩いて渡る方が安全です。
横断歩道を歩いて渡ることが本当の当たり前になってほしい。そのためにも、車を運転する私たちドライバー一人ひとりが、横断歩道は歩行者の聖域であることを再認識し、横断歩道を歩いて渡る歩行者をしっかり停止して待つ心のゆとりを持ちたいものです。
http://www.jaf.or.jp/profile/news/file/2017_35.htm
後続車から追突されそうになるという理由もあるようですね。
急ブレーキで停止すると追突されやすいですが、早めに横断歩道を確認してスムーズ
に止まれば追突リスクはイメージほど大きくはありません。(経験上)
栃木県で車を運転してこの約20年間。追突されたことが2回
ありますが、いずれも横断歩道での停止ではありません。 歩行者優先のため信号のない横断歩道で停止した際の被追突は0回です。
このアンケート結果詳細はJAFのホームページにありますので興味のある方はどうぞ。
信号機のない横断歩道に関するアンケート調査(2017年6月)
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/environment/enq/2017_06.htm
栃木県内の横断歩行者妨害違反の取締りについて
さて、今年度、地域の安全情報のメールで、真岡警察署(栃木県警察)のところで、
横断歩道の横断歩行者妨害違反の取締りを行っているという情報があります。
6月,7月に続いて9月に入ってからも取締り情報がありました。
http://anzen.jp47.net/p9/m19/732184.html
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2017/09/07 14:57:54
真岡警察署管内では、車のドライバーのマナーアップを図るため、真岡市荒町地内において横断歩行者妨害違反の取締りを実施します。
道路では、歩行者が優先です。
横断歩道を渡ろうとしている歩行者を見かけたら、必ず停止しましょう。
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※ルリちゃん安全メール※
配信元:真岡警察署
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真岡警察署は、横断歩道の歩行者優先、横断歩行者妨害違反の取締りを栃木県内で最もしっかりやっているように見えます。少なくとも情報発信においては一番に見えます。
(県内他のところも横断歩行者妨害違反の取締りを見える形でどんどん行ってほしいと思います。取締りを行い、また取締りを行っていることをPRすることでその抑止効果は何倍にもなります。横断歩道で止まらないことがデメリットになる/止まることがメリットになるための信号のない横断歩道での取り締まりは栃木県の交通マナーアップにつながるはずです。)
真岡市内、信号のない横断歩道が多くあります。
冒頭の動画も真岡市内。 実はこの取締り情報があったので、真岡市内に行きました。
そのとき横断歩道の取締りはしていませんでしたが、その真岡市内の横断歩道で止まったのが、冒頭の動画の場面です。
横断歩道、渡ろうとする歩行者がいたら、必ず停止しましょう。
周りが止まらなくても、まず自分から。
誰かが最初に止まらないと、誰も止まらないかもしれません。
止まれば、渡れる人がいる。信号のない横断歩道。