
今年 結婚した長女が懐妊しました 男の子だそうです 元気に生まれてくれる事を 祈ります 長女を一番可愛がってくれていたのは 私の祖父でした 昔ながらの職人肌で 呑む 打つ は 当たり前で お金がなくなると 母が子供の為に残していたお金も 持ち出したり 気に入らないと 星一徹?みたいにお膳をひっくり返すは お金を持ちだした事を 母がなじると 出刃包丁を持って外まで追い回して 近所の方々にお世話に為ったりしました (今ならDVでは 済まない事だと思います) 酒癖も町では 知らない人がいないくらい悪く 年取ってからも 私達がいても ホルモン屋の大将が 私達に 余り呑まさんといてな
ちゃんと連れて帰ってな と 耳打ちするくらいでした 勿論 私は そんな父が 大嫌いでした 私が結婚して 長女が産まれた頃には 父の仕事も時代の流れの中 暇になり 長女の子守が仕事に為りつつありました 長女 孫にベッタリで 私達 実の子供以上に愛情もお金もかけていました 父は いつも お前の結婚式は ジッチャンがだしてやる 誰にも まけへん結婚式にしてみせたる と まだ 言葉も喋らない長女に 語りかけてました 私達は 孫ぼけ 為ていると 少しひいてました 長女も 小 中 と進学しましたが 父の孫ぼけは 相変わらずでした 高校は クラブの関係で 県外に進学しましたが 機会があれば 練習や試合には 必ずついていき マネージャーかと思うくらい ベッタリでした そんな父でしたが 相変わらずの 呑む 打つ で 変わったのは 体力的に ちゃぶ台が テーブルに変わったので(ノ-"-)ノ~┻━┻ が 出来なくなったのと 出刃包丁を持って母を追いかけられなくなったくらいでした 長女が 高校2年の時 日頃からの不摂生で 脳梗塞を起こし 入院しました 躰も不自由になり 言葉も喋れなくなりましたが 不思議な事に ありがとう だけは 普通に喋れました 入院生活も2年近くなった10月末 私以外の者 妻と長女 次女が 見舞にいくと いつも起きてくるのに その日に限り よく寝ていたので 起こさず帰ったそうです 翌日 父は 亡くなりました あんなに愉しみにしていた長女の成人式も結婚式も 見ることはできませんでした 長女 次女も ジッチャンの嘘つき! と 泣いてましたが私は 内心 ほっとしました 通夜も葬儀も 長女 次女とは 対象的に涙一つでず まるで他人事のようにすませられました 葬儀場でも 最後のお別れ 火葬場での お別れスイッチを 誰が押すかと相談していると 喪主が押すのが当然だろうとなりましたが 火葬場では 母が 長女に ジッチャンは お前を一番可愛がっていたから (ジッチャンも)一番喜んでくれる と 突然言いだし 呆気に取られている親族を尻目に まるで リレーのバトンタッチのように長女が推しました
月日は流れ 長女が結婚する事になり 結婚式場でのスライド写真には 亡き父の写真が流され 私の一番大好きだったジッチャン とナレーション付で流され 親族の涙を誘ってました 結婚後 長女の懐妊がわかり お腹の中でスクスク育っていますが エコー映像(今は3Dで見られるそうです)では いつも背中向けでいるので 性別は判らない と言ってました ただ 予定日は 10月末位だそうでした 母と妻が お父さんの命日と一緒の日だね? と 少し考え深げにいいましたが 私は 偶然の一致 と笑い飛ばしました 又 暫く為て 母を呼び長女も一緒に夕飯を食べていると 母が 昨日 ジッチャンの夢見たわ… 亡くなってから一度も見たことないし見たいとも思わなかったから 夢の中に ジッチャンが出てきて あ~寒ぶ! 寒ぶ! ちょっと暖めてくれ と 言って私の布団に潜り込んできたんさ すごく ジッチャンの手足が冷たくて あんた 水でも浸かってきたんかな? 思ってから この人 もう亡くなっているのに! と 思い出して 思わず あんた もう(あの世から)帰ってきたん! と 叫んだ自分の声で目が覚めた と 笑いながら話しました まさか? と 思いながらも そんな事 有るわけないとかんがえてました 今日 先程 長女から お腹の中の子供は 男の子 ですと 連絡がありました 色々な偶然は有りますが 私は 父の執念にも近い想いをかんじみした 自分が為たくて為たくて出来なかった事を 何としても成し遂げたい!という 父の執念に近い想いを感じました 輪廻転生は 個人的には あると思いますが 色々な手順(あの世での修行?)さえも一念で成し遂げた? 父の執念には …
Posted at 2015/06/06 14:36:57 | |
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