
ここ1年ほどですが、ラチェットは入るけど、コキコキ動かせるほどのスペースがない作業が頻繁にあり、何か良い工具はないかと、暇があればあちこちの工具屋さんに出没しています。
さて、他の人はどうか知りませんが、私が通常使うラチェットは3/8ラチェットです。
メインで使う物ですから、私の工具箱には、この3/8に合う差込角9.5mmのソケットの種類は充実しています。
一方で、俗に「シブイチ」と呼ばれる、1/4ラチェットと、それに合う6.35mmソケットは、必要最小限の種類しか装備していませんが、工具自体が小さいので、狭い箇所での作業では重宝します。
そもそもこのシブイチ、本来は机の上で模型を組み立てる等、指先の力のみで締め付けトルクをまかなえる様な作業にこそ、本領を発揮する工具ですから、車いじりのための工具としてはやや力不足です。と言うか、工具の耐久性が低いと思います。
(聞いた話では、欧米では1/2と1/4がメインらしいですが・・・)
ただ、別の見方をすれば、トルクが必要なのは、本締めの時だけですから、その時だけ3/8を使い、トルクの必要のない時はシブイチでも問題はないわけです。
普通はそんな面倒な事はしませんが、どうにも手が届かない時には、そんな方法もあると言う事で、冒頭の話に戻りますが、
「できれば工具自体が小さいシブイチで、柄の長さもほどほどで、作業スペースが小さく済む工具」を探し歩いていました。
で、この辺りが妥協点かな~と思い、先週末買ったのが、画像のプロクソンのロータリーラチェットです。
このロータリーラチェット、ヘッド部の黒い部分を回して正・逆を切り替え、グリップを右左右左とグリグリすると、正・逆どちらか一方に動きます。
つまり、一度ヘッド部を締める方にセットしておけば、グリップを右に回しても、左に回しても、締めつけてくれるわけです。
手首をひねって戻すだけで、2回分のストロークがあるので、作業効率は上がるし、工具自体は動かさなくて済むので、作業スペースもいりません。
1つ難点なのは、ガジェット系工具なので仕方がないのですが、工具が少し大きいんです。
(ラチェット自体がガジェット系ですが・・・)
シブイチなのに3/8並の大きさになります。
このロータリーラチェット、3/8仕様もあるのですが、普通の3/8ラチェットより2~3割大きくなります。
参考までに、下の画像、左がシブイチ、右が3/8のヘッドの差込部です。↓
出っ張りの部分が太く大きいほどトルクがかけられます。
余談ですが、私の場合、1/2(差込角12.7mm)の工具はインパクトレンチしかありません。↓
要は、ホイールの脱着以外には1/2は使わないと言う事ですね。w
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車いじりの脇役達 | 日記
Posted at
2012/01/16 12:50:18