パドルシフト買わないなら作っちゃえ！！

前回パドルシフトを作ってから7年。
「ひD５」さんなどいろいろな方に私の記事を参考にして頂きありがとうございます。
今回は、市販の部品を使用して作りやすくしてみました。
私の前回の整備手帳とあわせてご覧ください。

いくつか部品が出てきますが、絶対に要る部品はスイッチだけで他は無くても何とかなります。

使った部品 その１

トグルスイッチ
(ON)-OFF-(ON)タイプ　　今回はMS500EMF　ミヤマ電器　(250円）を使用。
かっこONとはレバーを倒すと倒した側の接点がONになるが手を離すとレバーが真ん中に戻りOFFになるスイッチです。

スイッチは手を離せばOFFになればいいので、このトグルスイッチじゃなくても良いです。押しボタン2個でも面白いかもしれません。

車に接続用のコネクター
3P(040型)91コネクタTKタイプオス端子側　3P040K-91TK-M　(360円)

このコネクタは使わず、純正コネクタから出ている配線に分岐コネクタで接続した方が簡単です。
なぜならこのコネクターの金属端子に線を圧着するのには小さな端子用の圧着ペンチが必要になりますので。

使った部品その２
スイッチを車に固定するためのスイッチパネル
エーモン スイッチパネル1648　(410円)
これは普通にカーショップで売っています。
内装に直接穴をあけてスイッチをつければこれも要りません。

レバーの握り
株式会社 大里 フェノールボール握り玉 26-052　ねじ径M8　(160円)
握り玉はホームセンターで取り寄せてもらえると思います。
これも見た目の問題なのでご自由に。
レバーにつけるのは玉じゃなくてキン肉マン消しゴムとか付けたら面白いかも。

エーモンのスイッチパネルは12㎜スイッチ用です。
今回買ったトグルスイッチは6㎜穴用です。
12㎜穴を6mmにするため、スイッチパネルにM6×22㎜の外形の大きいワッシャーを接着剤で張り付けました。
外形が大きな特殊なワッシャーですがこれも普通にホームセンターに売っていると思います。

握り玉の穴はＭ８でそのままスイッチレバーに刺してもスカスカでしたので、
絶縁キャップをスペーサーにして握り玉をレバーに差し込んでます。
この写真は説明用です。

赤丸の白いチューブは「裸圧着端子用　絶縁キャップ」です。
絶縁キャップのサイズは3.5mm2用を使用していますが絶縁キャップメーカーによって厚さが違うので合うかどうかは試してみないとわかりません。今回はニチフ製絶縁キャップを使用してますが、使うのは一個だけなので買うのはもったいないです。レバーにテープを巻いて太くすればいいと思います。

配線方法はコネクタの真ん中②の線と①の線とが繋がるとシフトアップします。②と③が繋がるとシフトダウンです。
なので、
トグルスイッチの真ん中の端子②はコネクタの真ん中②に繋ぎます。これは固定です。
スイッチとコネクタどちらも①②③の並びでつないだ場合、レバーを①側に倒すと、②と①が繋がり、シフトアップ（長押しでOFF）になります。③側に倒すと②と③が繋がりシフトダウンします。
自分がシフトアップ（ダウン）したい時、どちら側に操作したいかによって配線　またはスイッチの向きを変えます。私は嫁の車に合わせて手前シフトアップにしました。
純正コネクタの配線に分岐コネクタで接続するときはコネクタの写真から判断して下さい。私は確認していないのでわかりません。ごめんなさい。

今回は手書きフォントではありません。
テプラで＋OFFと－を印刷し、ナイフで切り出して張りました。
剥がれ防止の目的でつや消しクリアを吹いてあります。
他、スイッチの取り付けねじゆるまないようにスイッチのナットを接着剤で固定してあげました。

車への取り付けは、ハンドル下コラムを下からのぞくと見えるねじ二本を外して下さい。
チルトレバーを緩め、エンジンスタートキーのキャップも忘れず外して下さい。
下側のコラムを下向きに引っ張ると「がばっ」と外れます。
コネクターが青いテープで留まっているのでそこに接続してください。

確認はエンジンを掛けシフトレバーをDsに入れてレバーを倒すと　きちんと１に変わりました。

スイッチを固定したら完成です。
お好きな場所にどうぞ。

今回は「手軽にお安く綺麗に」のコンセプトで作りました。
全部の部品や配線とかいろいろ買っても2千円ぐらいで出来るのかな？
トグルスイッチを選ぶのにはお店でいろいろ触らせてもらってこれを選びました。
レバー操作は前回のものより少し固めでかっちりしてますが操作には問題ありません。

綺麗に出来たし、操作も安心感が有るのでかなり満足してます。
純正パドルシフトがついていない方はぜひチャレンジしてみてください。