今日はクルマではなく、バイクの話ですが、ユーザー車検に行ってきました。
上手いことに光軸が一発合格だったのと、そもそもバイクの検査ラインが空いていたせいもあって、神奈川陸事に到着してから、新しい車検証をもらうまでに25分しかかかりませんでした。
これでもう2年心置きなくバイクに乗れます。
やったね!
さて、みなさんは車検をどうしていますか?
ボクは基本全てユーザー車検です。
つまり自分で陸運局にクルマやバイクを持ち込んでいます。
今日はその流れについて少し説明します。
車検と呼んでいるのは、正式には「継続検査」といい、これは道路運送車両法第62条に則った制度になります。
自動車屋さんは、この車検をきっかけにクルマの乗り換えを勧めたり、大規模なメンテナンスを勧めたりしてくるのは皆さん、よくご存じのことと思いますし、ボクが自動車屋だったら猛烈に整備やら何やら売りつけるでしょう(笑)
しかし、実際の制度の部分だけで見ると、車検だからと言って大規模なメンテナンスは要らなかったりします。(まるっきり不要と言っているわけではないです)
普段支障なく使用できている車両でしたら、実は継続検査後に点検を受けたっていいんです。
実際の車検の流れですが、大体こんな感じです。
⓪検査予約をする
↓
①陸事に行く
↓
②陸事のそばにある代書屋さんで自賠責保険を契約する
↓
③継続検査用の書類の準備
↓
④印紙を購入して書類に貼る
↓
⑤車検受付
↓
⑥検査ラインで検査
↓
⑦新しい車検証の発行
↓
⑧おしまい
⓪検査予約をする
まずはじめに検査予約をインターネットでおこないます。
数年前までは飛び込みで車両を持ち込んでもOKでしたが、
今は国土交通省の「自動車検査インターネット予約システム」
https://www.yoyaku.naltec.go.jp/pc/reservationTop.do
で、検査日と検査時間(午前と午後で2枠ずつあります)を予約します。
車検証を見ながら行ってください。
なお、お住いの地域の陸事でなくても、継続検査の場合は日本全国、どこで受けられます。
かつて、函館でGT-Rの車検を受けたことがあります。
①陸事に行く
陸事に行きます。
検査の受付時間が一応決まっているので、行ってから書類を書く場合は多少早めに行きましょう。
ここは神奈川陸事の書類や印紙を売っている3号館
②陸事のそばにある代書屋さんで自賠責保険を契約する
陸事の周りには代書屋さんが多数ありますので、
ボクはいつもそこで自賠責保険の継続手続きをしています。
車検の残存期間にもよりますが、通常の場合24か月で良いと思います。
車検証とこれまでの自賠責保険の証書が必要です。
ちなみに代書屋さんで継続検査用の申請書類を作ってもらうことができます。
(というか、そっちが本業)
だいたい2000円ぐらいと思いますので、初めての方や自信がない方は代書屋さんに依頼して、
出来上がった書類をコピーしておけば次回の参考になりますよ。
ハンコを忘れた場合、代書屋さんで貸してくれます(有料・・・といっても10円くらいですが)
③継続検査用の書類の準備
印紙を売っている窓口やその窓口の隣(神奈川陸事では隣)で、継続検査用の書類一式を購入します。神奈川陸事では20円です。
継続検査に必要な書類は、
1.自動車検査証
2.自動車税納税証明書(払ってあれば不要です)
3.点検整備記録簿
4.自賠責保険(共済)証明書
5.自動車重量税納付書
6.継続検査申請書
7.自動車検査票
ですが、このうちの5,6,7を買って記入します。
書類を書きますので筆記用具も忘れずに。
1~4はお家から持ってきてください。
また、6だけは鉛筆書きで認め印を押す必要があります。以外の書類はボールペンで記入します。
マークシートの継続検査申請書だけは鉛筆書きなので、鉛筆とボールペンを忘れないように
陸事にもペンはあるけど、どれもまともに書けたためしがない!
④印紙を購入して書類に貼る
窓口で継続検査に必要な印紙を購入してください。
そして、自動車重量税納付書に重量税分の印紙を、自動車検査票に検査手数料分の印紙を貼ります。
金額は車両の種類や重量、年式で違いますので、窓口のオネイサンに車検証見せてしまった方がいいです。
⑤車検受付
ユーザー車検受付窓口に行き、記入して印紙も貼った書類一式を渡します。
書類がチェックされて捺印されて返ってきます。そしたらもう後戻りできません(笑)
検査ラインで合格するまで頑張りましょう。
⑥検査ラインで検査
検査ラインは普通車の場合、受付で「何番のラインに行け」と言われますので、それに従います。
検査場の建物の中では、サイドスリップ、スピードメーター、ブレーキ(前後とサイドブレーキ)、排ガス検査、下回りの確認がされます。
(バイクの場合はサイドスリップと下回り検査は無し)
そして建物の手前で係員がウロウロしていて、灯火類、ワイパー、室内(窓ガラスのフイルムやシートベルト)、クラクションのチェックがあります。
車高を下げすぎていると、ここでメジャーが登場し、最低地上高を図られます。
検査員たちは独立行政法人化され、業務への熱意がUPしているので、10年まではメクラ判だったチェックも相当に厳しくなっています。
ユーザー車検の場合、最も不合格になるのがヘッドライトの光軸検査です。
自信がない場合、時間がない場合(不合格になると調整を済ませてもう一度検査ラインに並びなおすのですが、12月とか3月とかに行くと、ケンカになるくらいめちゃくちゃ混んでて待ち時間膨大です)は、予備検査と言って、陸事のテスターと同じ設備で事前にチェックと調整でやってくれる業者さんが陸事の近所で商売にしています。そこで光軸だけ調整してもらってから行けば落ちることはありません。
ボクはいつもヨビケンさんで光軸だけ調整してもらっています
http://yobiken.brrs02.eigyo.jp/yokohama/
検査ラインは、初めてだと何が何だかわからないと思います。
ボクは車2台とバイク1台なので2年間で3回は行きますが、それでも忘れてしまったり、設備が変わったりしますので、よくわかっていません。
手前でウロウロしている検査員の方に「初めてなんです~」といえば、とても優しく対応してくれるはずで、おそらく付きっ切りで教えてくれますよ。
検査ライン、わからなかったら「初めてなんですぅ」って言っちゃえば大丈夫!
全ての検査が終わると総合判定というところで、検査申請書の右下の2年の箇所にハンコが押されます。
そしたらOK!もうこれで2年間は乗れますよ、ということです。
やったね!
⑦新しい車検証の発行
車検の受付窓口の隣(神奈川陸事ではそう)で、
継続検査申請書
自動車検査証
自動車重量税納付書
自動車検査票
の4つの書類を揃えて提出すると、
数分で新しい車検証とステッカーがもらえます。
ちなみに今回のバイクの場合の費用ですが、
自賠責保険13,640円、重量税6,300円、申請書類代20円で、合計19,960円でした。
プロに依頼すると、この費用のほかに代行料と実際の整備にかかった部品代と工賃が掛かります。
これでおしまいです。お疲れ様でした!