
そんなわけで27日は3回目の大型二輪一発試験
いつものように午前の部は見学
試験のある日は午前7時45分にその日のコースが掲示される
1回目、2回目と同様に今回も1コース
少し気が楽になる。
午前の部は受験者8人
完走は2人 内合格は1人 惜しくも不合格だった人は急制動のやり直しを指示されていたが、挽回出来なかった。
1コースは
スタート~障害物回避~外周走行~クランク~S字~波状路~一本橋~スラローム~見通しの悪い交差点~障害物回避~坂道発進~急制動~踏切通過~ゴール
という順番なので、終盤の急制動に小ミスがあっても減点が30点に達してなければ、挽回のチャンスを与えられるんですが…
受験者の心理としてはさらなる緊張を強いられる厳しい局面になっちゃうんですね~
俺は毎回(下見と事前審査のみの日も含めると5回目)午前の部は見学して午後に受験します。
午前の部の方が受験者が多く…
どうしてもざわざわした雰囲気になってしまうので…
集中して本番に臨める午後が俺にはあってるようで…(2回落ちてるけど)
午前の部の見学を終えて帰宅
軽めの昼飯を食って一休みしつつコースのイメージトレーニング
コース図を拡大コピーして走行順路を書き込み、ウィンカーを出す場所、戻す場所をオレンジのマーカーで書き込む
各ポイントの注意点も書き込む
見学の時に自作のコース図を思い浮かべながら、他の受験者の良いところも悪いところもチェック
12:30頃に試験場に入るとコースを徒歩で回ってイメージトレーニング
途中で毎回、水曜午後に一緒になる人もやって来てやはりコースを徒歩でなぞる。
俺と同年代か少し年上かなぁと思われるドラッグスター400乗りの人で俺と同じリターンライダー
13:00の受付開始時間が近づいても人が集まらない。
大型二輪MTの受験者は今回は2人だけらしい
1回目も2回目もトップバッターで受験してるので今回は2番目以降が良いな~と思ってたら、もう1人の方が『今回は私が先にやらせてもらって良いですか?』と願ったりかなったりな展開
限定解除の時代はどうだったのかわからないが、今は受付順=試験の順番
受付の時に服装、靴、ヘルメット、グローブが試験に適した物かチェックがあるが、着慣れた物、履き慣れた物が良いだろうと過去2回は"エンジニアブーツ"で受験した。
エンジニアブーツ大好きで万が一の時に足を保護してくれて、しかもカッコいい(主観です)と思ってるけど…
ソールが厚くて硬いんですね~ 慣れてるビッグボーイとCB750ではステップとブレーキペダルの配置が全然違う(ビッグボーイに比べるとペダルがステップに対してかなり低い)のでリアブレーキの微妙なコントロールが必要な"一本橋"がつらい。
何しろ1回目脱輪の2回目は時間不足だから…
なので今回はスニーカー
受付と服装チェックが無事終了して、技能試験待合室に行く
待合室で待機していると受験者がさらに2名入ってくる。
ゼッケンを見ると、2人共普通二輪MTなので、やはり今回は大型は2人だけ。
試験官が入って来て試験の説明を受けたら、小休止の後、いよいよ本番
普通二輪の試験車はCB400
サイドカバーを見ないと大型のCB750と見分けがつかない。
乗れば全くの別物と誰しも言うけど…
そりゃそうだよな~ だからこんな試験をこりずに何度も受けるんだよな~
約100mの慣らし走行(採点対象外)を終えると試験開始
慣らし走行は前の人の試験終了後に指示を待たずにスタート
実は試験官は慣らし走行の様子を全然見てなかったりする。
前の方が試験終了したので慣らし走行を始めるが…
慣らし走行なのに本試験のコースに進んじゃって…
あっ間違えちゃったよ!! バカだなぁ俺
採点対象外だから良いだろうって解っちゃいても試験官の印象悪いだろうなあ…なんて思ってたら…
全然見られてなかった。
俺が慣らし走行をしている間中ずっと前の方に試験後のアドバイスをしていたらしい。
受験者が2人しかいないからという理由だけじゃなく今回の試験官は良い人だった。
スピーカーで合図をされて試験スタート
乗車~発進の儀式、 法令履行の合図、 40㎞/h指定の外周走行~ポンピングブレーキ、 と一通りこなしてから、クランク~S字、 波状路(大型のみの課題だけど難易度は低いかなぁ)、とクリアして…
問題の一本橋…
勢い良く乗って目線は遠く、半クラッチと軽め引きずりのリアブレーキ そして小刻みなハンドル操作でこらえつつ、いよいよヤバくなったら落ちるよりスピードを上げて渡り切っちゃう!
そんな段取りで挑むわけですが今回はスニーカー効果もあって無事クリア
※童謡【はとポッポ】を1コーラス歌いきると10秒クリア…なんて説がある。
そんな余裕は無いっ!
一本橋を終えるとすぐスラローム
スラロームは他の課題と比べてセルフで練習が出来て効果も高い。
27mの区間に4.5m感覚で配置されたパイロンが4ヶ所
俺は夜中に近所の駐車場でさんざん練習した
(施設の駐車場なので夜は車が止まってない)
一台分ずつ区画されて駐車番号が描かれているタイプの駐車場 駐車番号を中一つ開けて

~

、

~

と数字の真上をトレースしていくと実際のコースと近い感覚になる。

我ながらスラロームは上手かった。
スラロームの次は
"見通しの悪い交差点"
※地味な課題だけど、減点の要素が多いポイントです
を通過して"障害物回避"からの"坂道発進"
この時点で受験歴で初めてのゾーンに突入
坂道発進…
ほんのちょびっと後退してしまった
スピーカーから中止の指示が無いので気を取り直して"急制動"に進む
急制動をやり直しさせられるケースは大抵が速度不足
メーターとセンサーの誤差を考慮して指定速度の40km/hよりちょっと上乗せして45km/hに加速~
停止規定の11mラインより手前の位置で止まれたものの…
後輪がロックしてしまった!
スゲーわかりやすいロックだった!
急制動の後は踏切を通過してゴールするだけなので、この時点で減点超過していても車載スピーカーからはなんの指示も無い。
普通にゴールしたけど、まあ不合格だろうなあ~
と予想はついて…
でも…
それでも…
曲がりなりにも初完走。
なんかちょっとした達成感というか壁を1つ越えたような気分で足取り軽く望楼のラセン階段を登り~
試験官のアドバイスを聞く!
>途中までは、これは合格するかなぁと思った!
と、嬉しい事を言われて…
*坂道発進の後退は真横から見てるんでハッキリわかった
*一本橋の途中から無意識に膝が開いて普段の乗りやすい姿勢になっていた。
*急制動のロック。
そういったミスに対して、じゃあどうすれば良いか!?
って事まで丁寧なアドバイスをしてもらい。
課題は色々あるものの、少しだけ出口の光が見えた回でした。