先日、ドライブの時に聴いた曲。
マリア・カラスの、『ある晴れた日に』
これは、イタリアで初演されたプッチーニのオペラ、
『蝶々夫人』のなかのものでした。
どうも、『蝶々夫人』と、『椿姫』が、
頭の中でごっちゃになっています・・・・
どちらも、ヒロインが相手と幸せになれず死んでしまう悲劇なんですが。
『蝶々夫人』
舞台は明治期の長崎、
そしてヒロインの蝶々さんは、当時15歳の芸者さん。という設定。
※アメリカ人海軍士官ピンカートンにに騙されて弄ばれた挙句に捨てられ、
自殺する気の毒な大和撫子の話。
【出典:Wikipwdia】↑こう書くとひどい・・・
異国情緒あふれる作品を数々残すプッチーニの、日本を舞台にした作品。
とちゅうに日本の歌「さくらさくら」や「君が代」などが聴きとれます。
この、ある晴れた日に、は、
ピンカートンに捨てられた蝶々夫人が、彼が帰ってくるという希望を切に歌ったもの。
訳は以下の通り。
ある晴れた日、
海の彼方にひとすじの煙が上がるのが見えるでしょう。
やがて船が姿を見せます。
その真っ白い船は港に入り、礼砲を轟かせます。
見える? あの人がいらしたわ!
でも私は迎えには行かないわ。行かないの。
あそこの丘の端に立って待つわ、長い時間。
長い時間待ってもなんともないわ。
すると・・・人々の群れから離れ
小さな点のように見えるひとりの人が
丘に向かって来るわ。
誰でしょう、誰かしら。
どんなふうにして着いたのかしら。
なんと言うでしょう。なんて言うかしら。
遠くから 「蝶々さん」 と呼ぶでしょう。
でも私は返事をしないで、隠れているわ。
それはちょっとはいたずらでもあるし、
久しぶりに会うので喜びに死んでしまわないためでもあるのよ。
それであの人は少しばかり心を傷めて呼ぶでしょう。呼ぶわ。
「かわいい妻よ、美女桜の香りよ」
これはあの人が来た時私につけてくれた名前なの。
すっかりこのとおりになるのよ、約束するわ。
あなたは心配していればいいわ。
私はかたく信じて、あの人を待ってます。
一方、
『椿姫』
イタリア・ヴェネツィアで初演されたヴェルディのオペラ。
舞台はパリの社交界から始まり、
ヒロインは高級娼婦のヴィオレッタ。
享楽的な生活をしていた娼婦のヒロインが、田舎のおぼっちゃまに求愛され、
その世界から足を洗うようにと言われ、一緒に生活を始めるが、
その彼のお父様に仲を引き裂かれ、ヒロインは病に伏し亡くなってしまうというもの。
身分違いの恋、というのは、悲劇のテーマになることが多いけれど、
実際舞台を見に行っていたころは、
その登場人物に共感するというよりも、
舞台自体の華やかさや音楽の美しさに魅入られていました・・・。
祖父によくオペラに連れて行ってもらってましたが、
内容的には分からないまま見ていたもので・・・。
備忘録がてら残しときまーす^^
Posted at 2011/09/24 10:43:01 | |
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