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(C)ふろいらいん
カメラに興味を持ちはじめたのは、小学生のころ。
祖父が多趣味な人間で、
フィルムカメラ、レンズ
腕時計
オーディオ
木工製品
ガラス製品
筆記具
刃物
etc・・・
いろんなモノが家の中に散乱していたのですが、
小さい私にはわからない世界でした・・・。
定期購読させられていた、学研の『がくしゅう』と『かがく』のうち、『かがく』の付録に、
(毎回付いてくるこれが唯一のおもちゃでした・・・)
カメラをつくろう
というものがあり、私が組み立てて作ろうとしていたのを祖父が奪い取り、組み立ててしまい、
私は泣いてビービーゆうたのを思い出します。
彼は、1970年ごろからの付録のカメラを10個ほど持っていて、
(私が定期購読させられていたのもこの付録のせい??)
プラスチックの安っぽい代物にも関わらず、カメラの機構を理解するにはもってこいの教材。
高価なカメラには手を触れさせてもらえなかったのですが、
このコレクション?は保護者同伴の上、使用させてもらっていました。
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(C)ふろいらいん
中でも、6×6版のフィルム使用のカメラが気に入っていて、
休日には祖父と野山に撮影に出かけたのがいい思い出です。
そのうち、既存のカメラでは飽き足らず、
自分でお菓子の箱でピンホールカメラを作って、
何枚もフィルムを無駄にしながらもなんとか像を結ぶに至り、
面白くてしょうがなくて、
毎日撮影・現像の日々を重ねていました。
小学校4年くらいでしょうか。
思えば、これがなかったら私のカメラへの興味はなかったことかと思います。
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でも、高校、大学と就職・・・・
時間的な制限ができて、写真に触れる機会もほとんどなくなり、
単なる記録としての写真以外、関わることはなくなっていました。
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デジカメという便利なものも登場し、
携帯カメラでもそこそこいいものが撮れるようになり、
私の中ではある種の乖離が生じました。
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目に映る世界が、浮かび上がってくる感動。
自分の目とは違う目が世界を写す不思議。
私の見ている世界が具現化する、その距離感。
フィルムに向き合っていた自分は、デジカメの進歩についていくことができていなかったのかもしれません。
高専で情報処理を学び、デジタルの原理を頭で理解していても、
小さいころ記憶の中の物理的な銀塩の反応とデジカメのそれが、
なだらかに連続することはありませんでした。
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いまや、フルサイズデジカメというものが世に出ています。
私の頭の中のOSを変えるときが来たのかもしれません。
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Posted at 2011/11/16 13:30:23 | |
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