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2015年11月09日

素晴らしいモトGP最終戦に思えるが・・・

素晴らしいモトGP最終戦に思えるが・・・ 2015年度モトGP全18戦が終了しました。最終戦バレンシア(スペイン)は予選1位のホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)を前戦のペナルティを受けたバレンティーノ・ロッシ(同じくヤマハ)が最後尾(26位)から追う展開に!ロッシのスタート後の追い上げは凄まじく、神憑っているような猛追で4位まで浮上!ホンダの2台(マルケス、ペドロサ)がロレンソを追い抜けば、ロッシがチャンピオンという「人事を尽くして天命を待つ」的な状態。最後の数ラップのホンダの追い上げは凄まじかったが、ロレンソが逃げ切りタイトルを獲得しました。それぞれの選手が力を出し尽くした感のあったレースは感動のフィナーレとなったはずでした。

がっ!そうでも無いようなのです。AFPBB Newsが伝えていますので見た方も多いでしょう。
以下抜粋です。

王座を逃したロッシはスペインのスポーツ紙「マルカ(Marca)」に対し、「ホンダの見事な仕事ぶりだった、なぁ?こうなるだろうと思っていた通りになった」といら立ちを募らせた。 マルケスがロレンゾの「ボディーガード」になったと続けたロッシは、「少なくともファンはマルクの計画を目の当りにした。その振る舞いについてコメントはしたくない。この先数か月で彼は自分のしたことに気付くだろう。優勝争いは醜い終わりを迎えた」とコメント。「ロレンゾはタイトルに値するが、彼は本物チャンピオンじゃない。バイクレースでこれまで起こらなかったことが起きたんだからね。ロレンゾも満足できないさ」

ここだけ読むと「ロッシ、言いたいこともあるだろうが、もう覆らないんだからさぁ・・・」と思うのだけど。

ところがこれを言われたロレンソのコメントが少し妙なんですね・・ロッシの主張を支持するコメントをしているとのこと。 マルケスとの間に「いかなる約束」もなかったと否定する中、ロレンゾは同胞に追い抜かれなかったことでタイトルを獲得できたと本音を明かした。

「彼らがスペイン人で、僕を助けてくれたのは事実だ。他のレースであれば、オーバーテイクを仕掛けるはずが、今回はしなかった。確実に助けてくれた」

「もしバレンティーノが私の立場で、その後ろにイタリア人ライダーがいれば全く同じことをしただろう」

「同国のライダーにチャンピオンを!」というのは心情的には解りますが・・・それをコメントすべきか?とは思いますよね。そして、それはホンダの2人にあらぬ疑いを掛けてしまう・・・

対するホンダのマルケスは、ペドロサとともにロレンゾを支援したという見解を否定している。
「ダニも僕も100パーセントの力を傾けた。ここだろうと、マレーシアだろうと、オーストラリアだろうと、他のレースでもね。僕らは常に100パーセントの力を注いでいるよ」


何か、スッキリしないものが残りますね。その理由を考えてみます(私個人の考えです)。

ホンダのマシンはシーズン通してベストなセッティングは出せなかった。シーズン後半では上位に食い込み、入賞しているが、インタビューではレース序盤ではハンドリングに苦しむ(接地感)と訴えることが多かった。ただ中間加速、最高速は速いと思われる。またシーズン序盤では今年のフレームとのマッチングが悪いようなコメントもあることから、前年のフレームもテストしている。

ヤマハのマシンはコーナリングスピード重視のややワイドなラインでコーナリングするマシンという印象。加速、減速の多いコースではやや不利な面もあった。しかし、ブレーキングでは前年に比べ大きく進化した模様。

トータルでは2社のマシンは得意、不得意もあるものの互角と観て良いかと思います。

今年やや不可解なのはホンダのマシン(とマルケス)。
マルケスのライディングはスリリングですが、リスキーでもあり、他のライダーを巻き込む可能性が常にあります(これはそこまで無理できるバイクの特性もあるかと思います)。僕個人としては、マレーシアでのマルケスの執拗なロッシとのバトルはやり過ぎであると判断します。もし、ロッシを転倒させたなら、彼はロッシが受けたペナルティを彼も受けたでしょうが、積年の恨み(?)は果たせたかもしれません。バトルはいいが、上位2人に追いつくように組み立てていくべきではと思います。これに対してマレーシアの前のオーストラリアで行われたレースではロッシ、イアンノーネと激しい2位争いを演じ、
最終ラップで(この日のベストラップを出して)、ロレンソを抜き、勝利しています。彼のタイヤマネージメント能力の高さが発揮されたとも思いますが、ロッシはそう思わなかったのも解る話です。「彼はいつでもトップに立てる余力があった。中盤から最後までをバトルを楽しみ、勝ったのだ。それは自分(ロッシ)を前に生かせない為のものだ。」と(こんなコメントは無いけど、そんなニュアンスかと・・。

最終戦バレンシアでもロレンソに接近するものの、ロッシの時の様には仕掛けませんでしたね。対してペドロサの追い込みは計算されていて素晴らしいものだったと思います。マルケスはペドロサにも
猛チャージしているようにも見えますが・・・。

2016年、また新たなる戦いが始まりますが、ロッシ、ロレンソともヤマハ契約最後の年となりますね。また、2017年からKTMの参入という話も有る様なので、来年は移籍する選手も多いかもしれません。

最後に不思議な話題をひとつ
マレーシアでロッシがマルケスを蹴ったと言われる件ですが、
HRC(ホンダ・レーシング) の中本修平(Shuhei Nakamoto)副社長は、「バレンティーノが意図的にマルクを走行ラインの外へ押し出したことは明らかだ。マルクは、これで大きく膨らんで走るしかなかった」と述べた。

「マルクのバイクのデータによれば、彼はバレンティーノとの接触を回避しようとしてバイクを起こそうとしていたのに、突然フロントブレーキのレバーに衝撃が加わり、フロントタイヤがロックされた。これが転倒の理由だ」「この突然の衝撃は、ロッシが蹴ったことによるものだと確信している」と述べた。

個人的な疑問だが、

良く見てくださいね


ブレーキレバーガードが着いてるでしょ?これは2012年からレギュレーション変更でMotoGP・Moto2・Moto3すべてのカテゴリーでブレーキレバーの保護が義務化されたのですが、これはバトル中に相手のマシンが接触してブレーキロックしないようにとの配慮からですよね。蹴ろうとして蹴れるものでは無いと思いますが、絶対はないですからね。それよりバトル中のエンジンのロガーデータを公表できれば、マルケスがロッシとクリーンバトルをしていた証拠にはなるでしょうけど・・無理ですよね。

※個人的にマルケスが嫌いという事はありません。ロッシびいきでもないです。ただ昔のF1のセナ・プロのような変なしこりや、政治的圧力による鎮圧は好まないです。
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Posted at 2015/11/09 15:24:06

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