相棒日和　大事にせんとねの巻

雨上がりの朝、濡れた相棒をキレイに拭き拭きしてると、
ゴミ捨て返りのご近所のおじさんが寄って来て、

オジサン「いつもキレイにしとらっすねえ。これはどこの車？」
カウカウ「あっ、おはようございます。スバルです。」

と答えると

オジサン「スバルかね、スバルはもう軽自動車つくっとらんでしょ？」
カウカウ「そうなんですよ。これはもうかれこれ１８年前の車なんですよ」
オジサン「えっ！キレイにしとらっさるねえ！ピッカピッカだがね。」
カウカウ「ありがとうございます。」
オジサン「こりゃ、これからマスマス希少だで大事にせんとねえ☆　このグリルがエエもんねえ。」
カウカウ「はい♪　ありがとうございます。」
オジサン「車はね、なんやかんやいってもやっぱ、国産に限るよ！日本が一番だわ。」

おじさんはかつて某電機メーカーにお勤めでスペイン駐在経験のあるエンジニアさんでした。このあと暫し、ご近所のお車（S2000、BMW、LEXUS、LANDROVERなどなどお高いの）の話しとなり、

オジサン「ウチの婿さんがジャガーに乗っとるけど、ライトのタマだけで何千円もするから馬鹿らしいわな。こんなもんが何千円もするだと。」
カウカウ「そうですね、高級車ですからね」

確か娘さんはカウカウと１つ違い。

オジサン「絶対日本車だて！　ぶつけんように大事にしてね。もうないからね。これはこれからどんどん希少になるでね」
カウカウ「はい♪」


とまあ、たわいもないご近所さんとの会話なのだけど、相棒を褒めてもらい、「大事にしてね！」と言われたひとことがとっても嬉しくてこの日一日がとっても心持ち良く過ごせたのだン。

そんな気持ちが伝わったのか会話を聞いていたのか、この日の相棒は異音出ず。
ご近所さんにも見守られてることが相棒にも伝わったのかな。