
身辺の都合で忙しくて、長らく更新をさぼってました。
去年の年末に開催されたスーパーカート日本一決定戦の模様をざっくりと・・・
シリーズ1位で迎えた今大会、
日本一決定戦と呼ぶにふさわしく、全国から強者達がざくざく集まって来ています、
うちのクラスも参加台数多く、勝てば名実ともに日本一になる予定でしたw。
前日練習に、走行してすぐ何故かオーバーヒート・・・
そいえば前のS耐の時にお弟子様に貸したげて、水温上がりますって言われててこっきり忘れてました。
うちのメカニックにサーモスタットとか変えてもらったんだけど、結局治らず、まさかと思ってばらしてみると、
前期型エンジンの欠陥箇所であるプーリーが油膜切れで欠けてる事が判明(泣)
たまたま同じエンジンを持っている知り合いに、エンジンごと借りて来てプーリー一式スワップ。
練習1本もできないまままたぶっつけ本番と相成りましたw。
本戦は予選(タイムトライアル)→準決勝→(レース形式)→決勝(レース)
とあったので、予選をテスト代わりにする作戦で予定をたてます。
んで朝市の予選・・・またもや大失敗・・・
コースコンディションの予想ミスで、スリックチョイスしてしまい、朝露の中滑りまくりでタイム出ずにほぼ最後尾(ガーン)地元勢の上位陣もみんなそんな感じで、上位を関東勢に奪われてしまいました(泣)
ニュル帰りもあったので、お尻ふりふりしながらでも人間は絶好調でした。
正午付近になってようやくフルドライ、セミファイナルでどれだけポジション上げれるかによるので、相当気合い入れて、セッティングも安定仕様から、おと年ベストタイム出した最速セットに切り替えて挑みます。
当日同時開催でFJ1600があったので、kartのピット満員で、KRSさんのとこを貸していただいてて、
FJ1600のレース仲間のおタケさんやKRSさん、KRSさんお知り合いの藤井さんや和田選手等、
たくさん応援してくれてました。
なのでこれは日本一とらな超かっこ悪いわと思い、さあセミファイナルスタートっす。
最後尾からまず2コーナーまででとりあえず3台はパス、あとは1周回事に1~2台はおらおらで抜いて行きます。人間も車もタイヤも完全BEST、4周目にはクラストップをロックオンしたのですが・・・
セミファイナルは5周回しかなかったので3位でチェッカーです。
しかしながら帰ってみると応援してくだっさた方々から報告されて知ったのですが、なんとクラスファステスト出ちゃってたみたいですw運転に集中しててアルファノのタイム見てなかったw
しかも後で見ると、周りより1秒近くぶちっぎりで速かったみたいです(1.48.217)w
これ勝てる、絶対勝てる、勝たないとあかんやろ・・・と思った次の決勝でまさかの悲劇が・・・
んで、気温がそのままなのを見越して、キャブセットを1段下げて、メカニックさんに排気コントロールバルブを念入りに掃除してもらい、決勝となりました。
しかしいかんせん、日本一のプレッシャーなのでしょうか・・・スタートグリッドについてからやばい緊張が走り始めます、今までKARTのレースで緊張をしたことは全くないのですが・・・あれよあれよと言う間にウォームアップランが始まってしまいます、そしてここでアクシデント発生・・・
なんと、コーナー立ち上がりで妙に低速が付いてこない症状が出ます、
やばい・・・なんかやばいと思い、低速高速の排気圧をつかさどる排気バルブを調整しようと手を伸ばしたら・・・ポロっと何か落ちかけて、反射神経でキャッチしたらなんと排気バルブを止めるステーが宙ぶらりん×2・・・あいやー・・・これステー止まってないよーそりゃ排気だだ抜けで低速あるわけないよー、
はわわわわわわわわわわわ・・・
集団は既にバックストレートを通過中、自分はみんながタイヤ温める中、必死に排気バルブの止めステーをはめようと頑張ります・・・(泣)
あとから聞いたんですが、うちのメカさんも、日本一のあまりのプレッシャーで確認できてなかったとの事でした・・・
んで、ステーが止まらないままホームストレートへ来てしまい、みんな加速体制に入った瞬間に、
なんとかステーを取り付けできて、よし加速だと思った時には時すでに遅しでバンバン後方のマシンに抜かれる(あーーーーーー)心の声w
結局セミファイナルで上げたポジションが意味を無くし、普通はここで意気消沈なのですがなにをなにを、わしゃ日本一なるんじゃいって気合いをガツンと入れ直して、全開ぶち抜きモードに切り替えます。
3周目でトップ集団に喰らいつき、狙い的には5周目でトップ→残り2周で先行ぶっちぎりのレース展開を組み立てました、その時は絶対に可能な状態だったので(タイム的にも人間的にも)勝利は目の前に・・・と思いきや・・・
5周目のバックストレートで狙い通りTOPを奪います、そして下り2つで後方を約4車分は離し、次のWヘアピンで少し追いつかれる事を想定してライン取りをした瞬間・・・・・
なんと、いきなり前方でコースアウトから復帰したくそ遅い2クラスの車両が目の前に・・・・(46号車)
ななななななななななな
瞬間的に反応してしまい、思わずブレーキ、しかも上り坂の為超失速・・・
そして前がその車両で詰まっている横を、ごっつあんですと言わんばかりに抜き去っていく同クラス2位以下達・・・
ホームストレートに帰るともうトップとは致命的な差が開いていました・・・
あきらめずに追いかけて、やっと射程圏内に入った瞬間チェッカー・・・
終わった・・・
日本一・・・
取れず・・・
悔しい×6
取れたものを取り逃がす・・・
悔しい・・・
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今更ながら思えば、あの時ブレーキを踏まずに、アクセル全開のまま前の遅いのを飛ばしとけばよかったなとか思ったりもしましたが、終ったものはしょうがないし、運もドライバーの実力だとすれば、
まだまだ自分の力量不足なんだろうと、痛感しました。
なにわともあれ、全力を尽くして挑めたし、ファステストをぶっちぎりで取れたのが、救いだったと思います。
応援していただいた方々に本当に感謝しております。
勝てるドライバー目指して修行し直してきます。
しばらくまた仕事が落ち着くまで更新の方出来ませんが、ご容赦ください。
ちなみにレース終わって家に帰って久しぶりにまぢ泣きしました・・・
情けねw
写真はFJ仲間のおタケさんから頂きました、本当ありがとうございます。
また一緒に走れる日を目指して頑張りたいと思います。
あ・後まあどうでもいいですが、結局総合成績ではシリーズランキング2位・全国総合ランキングで2位
FJ1600も2位w
でした・・・てか年間出た時って必ずシリーズ2位なんだけど・・・なにか因果律みたいなのが働いてるんですかね?w(落ち)