
更新をさぼり気味で申し訳ありません。
それでは・・・予選が終わり、スタート進行とPITウォークが同時に行われています。
今回は6時間レースなので、タイスケがかなり詰まっています。僕はスタートドライバーなので早々に車両に乗り込み、ピットアウトします。コースオフィシャルの誘導でグリッドに着きますが、順位的にはケツの方なので、最終コーナーより奥の旧コース出口付近からのスタートです。ニュルレースは、台数も多いし、車両によって速度差が激しいので、3グループに分けてのローリングスタートになります。
台数の多いレースのスタートの優先事項は、必ず1コーナーを無事に、かつ良いポジションを取ることだと思います。限界を見切るというのは当然の事ですが、それ以上に回りの車の動きを予測しながら運転しないと、たちまちクラッシュしてしまいます。今回の目標は「絶対完走」ですので、自分に自己暗示を掛けながらスタートを待ちます。
スタート進行も終わり、いよいよグリーンフラッグが出され、耐久レースの始まりです。3グループのそれぞれにSCが入り、1周回のパレードランが始まります。ゆっくりゆっくり旧コースを走ると、所々のギャラリースポットにこれでもかというくらいの観戦者さん達が居ました。ポストオフィシャルさんも観客さん達もみんな総立ちで手を振ってくれてます。日本ではありえない光景にただ感動・・・。タイヤを温めつつも手を降り返してました。緊張も解けて、レースを楽しむぞって気になりましたね。
約20分くらいのパレードラップが終わり、メインストレートに帰ってきます。各車アクセルを開けつつローリングスタート開始です。コースの状況は強雨w190台近く(1グループ60台くらい)が一斉に全開にするので、
コース上は水しぶき・・・というより水壁が出来上がり、前も横も後ろも全く視界がない状態です。
しかし6月にFJのレースで同じような状況を経験していたせいか、そんなにパニックになることもなく1コーナーに進入、たぶんですが6~7台はパスできたと思います。グランプリコースのバックストレートで、速い車両に抜き返されますが、一応ポジションあげたまま旧コースに突入します。
すると、早々と各所でイエローフラッグが振られています。おそらく第一集団で激しいポジション争いがあったのだと予想できました。(M3とかZ4が刺さっていた為)
その後、長い登り区間まで、同じクラスやチョイ上のクラスの車とテールトゥノーズな戦いをしながら走ります。VLNに参加されている方たちは、みんな紳士的な感じで、超強烈なあからさまなブロックとかノーズダイブとかは無く、クリーンな戦いが出来て楽しいです。速度域は尋常じゃなく、ハイギア全開のサイドバイサイドとか怖いのは怖いのですが・・・
一般開放されてる中で走る方が危険だなと感じました。(特にバスやバイク)
楽しい時間は早く過ぎ去るもので、あっという間に旧コースのバックストレートに帰ってきてしまいました。
すると・・・バックミラーにHIDの強烈な光がちらり・・・はやっ、はやすぎ、先頭集団もうきた(汗)
旧コースのバックストレートはみなさんご存じの通りめちゃくちゃ長く、318とFIA-GTのマシンでは60キロ以上速度差が出てるため、みるみるうちに近づいてきます。なんとか最終コーナーまで引っ張りつつも、メインストレートに入った瞬間に、異次元のスピードで豪雨のなかかっとんで行くFIA-GT勢(SLSやR-8等)
グランプリコースを抜けるまでにほぼ第1集団に抜かされて行きます。
旧コースに入ってからしばらくすると、第2集団が接近、ストレートは早いのですが、中速セクションはコーナーで変わらないくらいなので、なかなかしんどい展開が続きます。
2周目(Pラップ入れて3周)の後半から、うそみたいに雨が止みます。3周目に突入してからは、あれよあれよと言う間にレコードラインが乾いてきてしまいました。上位陣は早々にPITイン~タイヤ交換、
それぞれのチームで交換か続走かというような展開になります。僕もタイヤ交換かなーと思っていたのですが、無線が完全に繋がらないのと(あとで原因判明)PITサインがでないので、そのまま続走します。
5周目くらいにはほぼDRYになっているため、極力タイヤをいたわるように走り続けます(正直しんどいw)。スリックに履き替えたトップ勢は怒涛の速さで視界から消えて行きます。
レースの行方は神のみぞ・・・てな感じで6周目のグランプリコースのバックストレートあたりで小雨がポツポツ、嫌な予感がします・・・。旧コース付近でまさかの土砂降り、旧コース進入でケツが出る出るw。
スリックだったら死んでました・・・という事は・・・。
旧コースから程なく走った先でイエロー旗2本(コース上車両有)、思った通り、スリックを履かせた激速マシン達が次々とガードレールの餌食になっています。うん千万のGTマシンが木端微塵に(汗)
1周する間に十台近くクラッシュしていました(多重含む)これは赤旗もありえる?
と思いながら走っていると、なんと次の週にはコースのイエロー区間が激減・・・
オフィシャルさんがえらい勢いでリスタートの手伝いや回収をされたみたいでレースは続行です。(すごい)
そんなこんなで初めてのニュルはとんでもない状況でのレースとなりました・・・・・・・・・・・・・・・。
ん?まだ続きますよw
↓のリンクはその時の状況の他車オンボードです。
ちなみにドライバーは現地で仲良くなったアレクサンダー・ミース君、多分スリック・・・
Posted at 2011/09/12 16:36:09 | |
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