バッテリーCCA値測定とパルス充電

E38はおもちゃポジションの車で普段あまり乗ることがなく、バッテリーも一度完全放電させてしまっています。
PC接続中にバッテリー電圧警告が出ましたので、通常の充電方法でフル充電した後、テスターで状態確認をします。

今回エンジンの始動性の目安となるCCA(Cold Cranking Amps)値を測定する為にMidtronics PBT-300を使います。
テスターにE38のバッテリー95R/H9の新品CCA値950を設定してTESTボタンを押すだけです。
テスターに初期値を設定しない場合は現在のCCA値を表示するだけで、バッテリー状態判断をテスターは行いません。

無名メーカーのあまり安すぎるテスターは正確にCCA値を測定出来ませんので、目安としては1万円以上のものが精度的には安心かと思います。

測定の結果、現在のCCA値は761、バッテリー判定はNGとなりました。
なお、CCA測定は車両接続、フル充電状態で測定しています。

一度、パルス充電を行って、CCA値が回復するか検証してみます。
使用する充電器はBlack&Decker BC25BDで行います。
(車載でバッテリー接続したままの通常充電やオルタネーターテストに対応しています)

Battery Recondボタンを押して24時間放置します。

バッテリーを下すのが面倒なので、車載のままパルス充電を行いますが、トランク照明が点灯し続けるのは困りますので、トランクラッチを閉じて、照明を消灯させておきます。
ただパルス充電は電装部品に悪影響を及ぼす可能性がありますので、パルス充電中は車両端子は外すべきだと思います。

24時間後のCCA値は831まで回復しました。テスターの判定でもOKとなりました。

車載状態ですが、バッテリー電圧は12.78Vでした。
CCA値だけでバッテリー寿命を判断することはできませんが、一応 始動性は確保できていると判断し、まだ暫くこのバッテリーを使おうと思います。念のためジャンプケーブルも積んでますし。

今のメンテナンスフリーバッテリーはパルス充電による寿命回復は出来ないと仰る専門家の方もおられますので、あくまで今回の結果が全てのバッテリーに当てはまる訳ではないようです。