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2009年10月29日

悲惨きわまる東京モーターショーを見に行った

悲惨きわまる東京モーターショーを見に行った 今年は行かなくてもいいかなぁ、と思っていた東京モーターショーだが、どれだけ悲惨な按配になっているのか折角なので見ておこうと意地の悪い好奇心がむくむくと頭をもたげてきたので、例年通り会場近くのホテルに前泊して見物に行ってきた。今回は職場が変わって暦どおりの休みが取れないので、平日の観覧である。

 んでまあ、添付写真がその会場の雰囲気。平日の朝一番だというのは割り引かなければいけない条件かもしれないが、人の入り具合は惨憺たる有様だ。わずか2社の例外を除いて外国メーカーが参加しない『国際』モーターショーである。当然といえば当然なのだが……。

 ブースの並びもスゴいことになっている。トミカだとか自工会なんぞが大きな敷地面積を占有していたり例年は建物を分けて展示している二輪車も同一会場で開催している――そうせざるを得ない――のも悲惨だが、それだけやっても『空き地』が膨大に発生している。通路が広いのなんのって。

 フォトギャラリーに少し写真を載せたが、総支払額で4千万を超えるレクサスのV10エンジン搭載限定スポーツカーであるLFAだとか、不思議なひょうたんみたいなU3-Xを展示するホンダのブースはそれなりに人垣を築いてはいた。だけれども、ワールド・プレミアでアストン・マーティンやポルシェが金満新作モデルをボンボン展示していた数ヶ月前の上海モーターショーの盛況振りと比べると、或いはそれを抜きに前回一昨年の東京モーターショーと比較すると、この凋落ぶりには愕然となる。

 それはそれとして、いつものように底意地悪い感想を言うと、日産の次期フーガ。ウエスト・ラインがCピラーのあたりでキックするあの造形。担当デザイナーはよほどマセラティ・クアトロポルテが気に入ったようだ。そしてスバルのハイブリッドツアラー コンセプト。なんだってアルファ・ロメオが(正確にはジュジャーロが、というべきだが)ブレラに投入したデザイン・アイコンを、ああも丸ごと引用するのか。プライドがないのか恥を知らないのか智恵が足りないのか工夫がないのか……。

 「ああ、いい物を見たな」という風に思ったのが、先に広島市交通科学館で修復・展示されていた39年前にマツダが出したコンセプト・カーのRX500や、僕が免許取得後最初に乗り回していたGC型カペラ、というのも残念な話だ。これじゃ夢もチボーもない。ああ、U3-Xには『夢』があったが、ありゃ自動車じゃあないもんなぁ……。

 この先、世界的に景気が上向いたとして、再来年に開催される(かどうか現状に鑑みると暗い予想が先にたつが)はずの東京モーターショーは、07年のときと同じ程度には活況を呈することができるのだろうか。
ブログ一覧 | 自動車関係のイベント | 日記
Posted at 2009/11/03 21:00:56

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この記事へのコメント

2009年11月3日 21:58
GCカペラの前で04兄&柿さんと
「これこれ、惰眠さんが乗ってたヤツ~(笑)」

肩を落としてウロウロしてたら、突然RX500がっ!驚きましたよ!!スズキのブースにゃ初代アルトとかあるし。

しかし、かつてのカーオブザイヤー車達の方が輝いていたような。未来のクルマが全然輝いていないのがヤバい…。夢もチボーもありませぬ。。。

U3-Xはもっと小型化して、クツに付けられるようにして欲しいですね。
コメントへの返答
2009年11月3日 22:31
あはは……悲惨な最期を遂げさせてしまったんですけどね。

でもま、それも含めて思い入れが強いので(なんせ色々と甘酸っぱいイベント満載の大学時代から乗ってましたんで)あれやこれやの思い出が蘇ってしばらく前を離れられませんでした(苦笑)。

歴代COTY受賞車をつらつらと見ていると、なんとなーく『営業』とか『業界内政治』とかがある時期からくっきり浮き彫りになってるような感じがしたりして……。

U3-Xの車輪はホント、コロンブスの卵だと思いました。あーいう仕掛けを仕込む以上、あまりコンパクトにはできないだろうなぁとは思いますが応用範囲は広そうですね。

余談ながら知り合いの報道記者がプレスリリースのときに取材に行ってて、実際に乗った話を聞いたんですが「車輪のところだけは厳重に秘匿してて、概念図しか見せてもらえなかった」んだそうです。
2009年11月3日 22:44
真っ赤なファミリアや初代アルトなんかが見られたのは良かったですけどね。何しろ「今」があまりにも酷い。商品企画もカネ掛けられないんだよ感が漂います。

これじゃ見ても仕方ないですよ。マツダブースでも、新型REはどこへやら。レシプロの低燃費エンジンの展示しかない。スバルは手抜きな展示車ばかりで見るも無惨。

スズキやダイハツの方がよっぽど元気があるように思えました。

ここまで酷いと、ショウのあり方自体を考え直さないとダメかもしれませんね。
コメントへの返答
2009年11月3日 23:14
ホントに、回顧展示のほうが魅力的って、困ったものですよね。確かに「真っ赤なファミリア」だとか「初代ソアラ」のあたりは右肩上がりが現実だった、つまり将来に向けた「夢」が、まだまだしっかり現実味を持っていたバブル期のプロダクトだということはあるんですけども……。

ダイハツの希少金属不要の燃料電池技術は、ちょっと注目に値すると思いました。あれで不純物への耐性が十分であれば、燃料電池車の普及(一部メーカーは現状の技術でいけそうなこと喧伝してますが、そりゃ大言壮語もいいとこ)にも弾みがつくのではないかと。

とは言え、東京ショーの地盤沈下のひどさは目を覆うばかり。先日会った友人も「来年からは上海に行こうかと思ってる」なんて言ってました。

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「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
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