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2010年10月04日

「市民感覚」とは言うけども……

「市民感覚」とは言うけども…… 民主党の前幹事長、小沢一郎をめぐり政治資金収支報告書虚偽記載に本人も関与したんじゃないかということで検察審査会が2度目の「起訴すべき」議決をした。これをもって、いずれ小沢代議士は起訴されることになるのが今の法律の仕組みなんだが……僕はイマイチ釈然としない。

というか、議決の文言の一部については「なにかカンチガイしてやがりゃせんか?」とムカついてすらいる。裁判で有罪か無罪かを決めてもらう権利があるのは国民一般ではない。それは当事者となった刑事被告人(≒国民)の権利である。なんでもかんでも「国民の権利」とか言って自分にその権利があるように思い込んでんじゃねえよ。事件捜査を受けた人間を、アヤシイからといって刑事裁判にかける権利なんぞ「国民」にゃ与えられてないっての。

専門のスペシャリストが、専門分野に特化するあまり世間一般の「常識」と乖離していくことも、そりゃあるだろう。だが「市民感覚」といえば聞こえはいいのだけれど、その実やってることは単なるプロフェッショナリズムの軽視じゃないのか。そういう疑念が拭えない。「正常な市民感覚からは到底納得しがたい」なんてセリフが出てきちゃうと、もうアカン。

少なくとも、法律にまつわる係争事案であるのなら、法律上の位置づけだとかロジックに乗せて事象を検討するべきであって、そこには「市民感覚」がしゃしゃり出る余地はない。
要するに、小沢代議士が言い張るように「無実(=犯罪になるような事実が存在しない)」では仮にないとしても「無罪(=法律的に有罪立証できない)」ということは大いにある。そしてそういうのは、確かに「市民感覚」では「納得しがたい」に決まっている。

どれだけド汚くても法律上犯罪でないのならば、そのド汚い行為を「犯罪として」罰することは出来ない。当たり前のことだ。違法薬物で女性を死なせた押尾学という元(?)芸能人が、その公判であきれるほどの人間のクズぶりを暴露されたが、人間のクズであることを理由としての処罰は出来ない。それと同じことだ。

いつの頃からか――多分、カレルV.ウォルフレンの著書がしきりと持ち上げられるようになった頃からだと思うのだが――どうもスペシャリストや専門知識だとかいったものを否定したがる、シロウトの「直感」みたいなものを無闇にありがたがるような風潮が幅を利かせ始めたように感じる。(これはウォルフレンの著作の責任ではない。感化されてウォルフレンの著述の内容を「つまみ食い」した読者の側の問題である)

「知」にはヒエラルキーがある。豊富な知識、専門の知識、高度な知識といったものは、そうでないものよりも上位にある。そんなの当たり前のことだ。だってのに「上から目線」なんて言い回しで反発するのをしばしば目にする。今回の「市民感覚では到底納得できない」も、その類に感じられてならない。

僕は小沢一郎という政治家は嫌いだが、だからと言って強制起訴が妥当だなんて風には思えない。というか、小沢くらい周到な政治家なら、虚偽記載のあった収支報告書の提出前に報告を秘書から聞いたとしても、記載内容の逐一を聞いたり指示したりなんてすることある筈がない。せいぜいが「良きに計らえ」であり、その「良き」のナカミは手下が忖度して「勝手に」やるものだろう。それが納得いこうがいくまいが、ムリなモンはムリなのに。
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Posted at 2010/10/05 08:15:32

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この記事へのコメント

2010/10/05 11:33:54
はじめまして。

僕も政治家 小沢一郎は好きではありませんが、今回の強制起訴には恐ろしさを感じます。
感じている内容は惰眠さんのおっしゃるとおりで、これまで築きあげてきた法律が崩壊していくような気がしてなりません。
「今のままだと悪人をのさばらせる可能性がある」ということについて否定はしませんが。、それは法改正などの手続きを踏んで解決していくべきだと思います。

検察審査会という素人が口出しするのはどうなんでしょう?
個人的には裁判員制度もちょっと怖いんですよね^^;
コメントへの返答
2010/10/05 13:24:44
始めまして、コメントありがとうございます。

裁判員制度もそうですけども、しきりと「制度疲労」だの「市民感覚を取り入れる」だのと聞こえのいいことが喧伝されていますが、僕は懐疑的です。
専門性が重視される分野の事柄について、その専門分野について基礎的な知識からも縁遠いひとたちを集めて「市民感覚」というのは大きな間違いじゃないかと思います。

本来ならば制度趣旨や、システムの成り立ちなどを「市民」が周知・理解するところからスタートしなければならない筈だというのが僕の考えです。
そうした、社会の「知」の基盤を整えることなしになされる「市民感覚」の導入は、単に世情におもねるだけの愚策だと思っています。

検察官、弁護士、裁判官のいわゆる法曹三者が、なにゆえ高度に専門的な教育を受けねばならないのか。知識のないシロトがくちばし突っ込んで「市民感覚」とやらで引っ掻き回してかまわないというのならば、その高度な知識を学ぶことの意義すらむなしくなります。
2010/10/05 21:45:27
極めて穿った見方ですが、親小沢・アンチ小沢のいずれのとってもパブリシティ面での効果は願ったりでは。
マーケティング的視点では唸らされます。(話題ズレてすみません。)
コメントへの返答
2010/10/06 07:31:01
うーん、でもそのパブリシティ効果はマイナス側に発揮されちゃいませんかね……。
特に親小沢側の、とりわけ1回生あたりの駆け出し議員なんか見てると、どこのカルトの信者だ?みたいな印象ばかり強まってるような。
2010/10/05 22:55:23
僕も小沢氏はあまり好きじゃありませんでしたが、去年以来の検察・マスコミ一体になった小沢攻撃のおかげで、逆に氏を好意的に見るようになりました(笑)
さて、この件、色々思うところはありますが、まず秘書自体の判決すら下っていないのに、「市民団体」の告発を受け入れ、これでの案件と比べてかなり短期間で審査に入ったのはなぜか。
また同様の事案の場合、「市民団体」の代表がマスコミでコメントしたりするのに、今回全く「市民団体」の素性が明らかにされないのはなぜか。

新聞には「慎重の上にも慎重に審査した」「膨大な証拠資料を読み込んで議論を重ねた」とある一方で「審査は9月に入って本格化した」(審査補助の弁護士が選任されたのは9月7日)、結果を出したのは9月14日ですが、平均年齢30.9歳の11人の審査員はひょっとして9月7日から14日まで缶詰になって毎日資料を精査し、審議したのでしょうか?

また、その割には議論が非常に乱暴で、少しでも有罪の見込みがあれば、証拠など関係なく法廷に送り込むべきだと言っているに等しいですね。
そもそも贈収賄ではなく、政治資金規正法のしかも記載のずれと言った、社会通念ではかなり軽微な罪が容疑であるにも関わらず。

更にこの新聞では、「有罪か無罪かは公開の法廷で決めるべき」と言ったニュアンスの記事が多いのに、議員辞職しろ、と書いてあります。
軽微な容疑で証拠も無いのに素人達が法廷で判断すべきと議決するたびに議員をやめないといけないのでは、この国では議会制民主主義が成り立たなくなりますね。
コメントへの返答
2010/10/06 08:21:54
刑事告発そのものは誰でもすることができますので、僕は端緒そのものはあまり気にしていません。どちらかというと検察当局が、これほどまでに執拗に小沢を追っかける「執念」のほうが……と感じています。

僕は小沢一郎は嫌いですけども、いま中央政界にいる国会議員で、彼以上に実力のある政治家は他にいないとも思っています。良きにつけ悪しきにつけ。

小沢といえば、田中角栄直系の弟子筋。そして田中角栄の系譜といえば、本人はもちろん金丸信もカネの問題で潰されていて、どうも東京地検は田中角栄の系譜に連なる“金権政治家”をことごとく殲滅しなければならないという使命感にでも燃え続けているかのように感じることもあります。

余談ですが大阪地検特捜部の証拠品改竄事件、あれは「東京が小沢をやるなら大阪は石井(一)だ」と意気込みまくった挙句の大醜聞だったやに聞きます。

今回の、強制起訴に至る2度目の議決ですが、法律シロウトの検察審査会メンバーの判断はともかくとして、公判で有罪立証するのは、僕は相当困難だろうと思います。

それにしても。
政治資金収支報告書の虚偽記載、所詮は微罪ですよ、こんなもん。所詮形式犯に過ぎないし。
もしかしたら、犯罪王アル・カポネを「脱税」で挙げたエリオット・ネス気分に浸ってるひとが当事者の中にはいるかもしれませんが――というか、今度の議決には起訴事実に含まれていない自宅改修費4億円の話が盛り込まれてて、かつ「その出所を考えると到底信用できない」なんて、論理的論証の階段を途中すっ飛ばして、その分を「推理(≒想像、思い込み)」で埋め合わせて、ひとっ飛びに「起訴すべき」という結論に飛びついてるように読めます。

専門知識を持ち合わせない法律の門外漢が関わること自体は僕は否定はしませんが、しかし法的強制力を伴う意思決定をなすにあたって「ものごとの考え方の手順」が、その意思決定をなすに足る論理的強度を備えていないなど、まったく論外といわざるを得ないと思っています。
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