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惰眠のブログ一覧

2010年11月08日 イイね!

「フェラーリを有り難がる奴なんてココにはいない」と男は言った

「フェラーリを有り難がる奴なんてココにはいない」と男は言った夕方、職場にかかってきた電話はロンドンの出先事務所で働く同僚からのものだった。
「いま忙しいか?」と聞かれたので「それほどでもないよ」と答えると「ムルシの生産が終わったな!」。彼の言うムルシとはイタリアのスーパーカー・メーカー、ランボルギーニの最上位モデル「ムルシエラゴ」のことだ。まったく勤務時間中にこの男は趣味の話をするために国際電話をかけてきたのか。

 「で、お前ムルシの後継モデル見た???」。電話の向こうで同僚がまくし立てる。なんか妙に興奮気味だ。「あー。なんか外紙が掲載してたような……6thエレメント・コンセプトだっけ?」仕事中なのに電話を切れない僕。「それだっけ?すげーイイぞ。めちゃイケてる」口調が明らかに興奮している。「そんなにか」と僕。「おう。最高。もう時代はランボルギーニだな。フェラーリなんかもう全然だ」。

 ……全然?フェラーリが?「こっち来て分かったんだけどさ、こっちじゃ俺らみたいにフェラーリ有り難がる奴なんか全然いねえのよ。みんなランボルギーニ。金持ち連中とか欲しがるの、ランボルギーニばっか。街角とかでも人目集めるのはランボルギーニだよ」。

 欧州が地元なのに、なんてことだ。「古臭いんだよフェラーリは」と同僚はバッサリ切り捨てる。けどつい先般アブ・ダビにはフェラーリのテーマ・パークまで開業している。それを言うと「アラブの金持ちが作ったあれだろ?そんなのアラブ人だからだよ」。この男、アラブにもむやみに詳しい。下手すると、そこらの有識者ハダシだ。そいつが言うんだから、まあきっとその通りなんだろう。

 ってことはアレか。未だに(このさい、未だに、と言っちゃおう)フェラーリを『スポーツカーの最高峰』とか言って有り難がってるのは……同社が大々的なビジネスを仕掛け始めた中国と、わが日本と、あとは精々アメリカくらいってことか。「そーだよ。いまどきフェラーリなんて言ってる地域は」と同僚は言うが、しかしその地域はいずれも自動車の中枢的なマーケットである。
 そう考えると一概に“いまや時代はランボルギーニ”とまでは言えない気がするのだが、しかし一方で産地周りでのプレゼンスが大きく低下しているとなれば、いずれ影響は他の消費地にだって波及してくるだろう。

 創業者が手放した後、インドネシア資本の傘下になったり米クライスラーに買われたりと紆余曲折を経たランボルギーニ、アウディの子会社になってからは信頼性の高い超高性能車を量産できる会社になった。最近買った福野礼一郎の本によると、そもそもフェラーリが町工場レベルで創業し、ツギハギで(場当たり的に)規模拡大をしてきたのに対して、後発のランボルギーニは最初から高度な生産設備を持つファクトリーを構えて事業に乗り出しているのだそうだ。

 親会社の業績も影響してるのかな~なんてことも、チラッと思った。破綻企業クライスラーを手にしたフェラーリの親会社フィアット。クライスラーが第3四半期も大赤字を垂れ流し続けていて、苦しいことになっているらしい。アルファ・ロメオのブランドを売却するんじゃないかと言う噂話まで(イタリアのメディア発の情報だった)まことしやかに語られたくらいだ。

 ランボルギーニの時代が来たかどうかは兎も角として、電話で同僚が言っていた「古臭いんだよフェラーリは」というセリフについては、確かに僕も首肯するところである。
Posted at 2010/11/10 17:04:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記
2010年09月24日 イイね!

3代目デルタ

3代目デルタたしかガレーヂ伊太利屋が輸入しているらしいと聞いた覚えがあるようなないような、なんだかハッキリしないランチャ・デルタの3代目を近所で目撃した。「へえっ!」と思うと同時に、なんか突然「いやぁ~、お客さん、お目が高い!」なんて台詞が浮かんできてしまった。

 デルタというと日本じゃもっぱら、WRCで活躍した初代のHFターボだとかインテグラーレみたいな、グループA出走資格取得用の超高性能版の印象ばかりが殊更に強いけれど、本来はVWゴルフなんかと同じようなDセグメントの“ごく普通の車”だ。だからこの3代目は、間違いなく正常進化。

 外電によると親会社のフィアットはランチャのブランドを消滅させてクライスラーに吸収させ、このデビューから余り時間の経っていないデルタは「クライスラー200」だかに改名する腹積もりだとか言う話だ。実際、クライスラーのバッジをつけたバージョンが、どこぞやのモーター・ショーで既にお披露目されていたと記憶している。ランチャは不採算部門となって久しいそうだけれども、ひどい話だ。

 僕はこの3代目デルタ、結構好きだ。いま乗っているユーノス500が、どうにも直せなくなったら後継に考えてもいい……と言い切りはしないけれど、候補の一つに挙げて検討してもいいかな、というくらいには気に入っている。写真で見るといささか装飾過多で胸焼けしそうに思っていたけども、実際に街角で見た限りでは、それほどでもなかった。

 まあしかし、最初のデルタがゴルフと競い合うクラスの車だったことを考えると、3代目は随分と上級移行したもんである。名前こそデルタだけれども、どっちかというとベータのサルーンの後に連なるモデルと思ったほうが、しっくり来る気がする。

 ついでなんでガレーヂ伊太利屋のホームページで確かめたら、確かにデルタ3を取り扱っていた。お値段は398万円。まあ、それなりである。
Posted at 2010/09/27 18:07:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記
2010年08月18日 イイね!

フィアットが「ストラトス」を復活させるとかいう噂

フィアットが「ストラトス」を復活させるとかいう噂先日のItaliaspeed.comがすっぱ抜いていたのが表記の話。バロッコにあるフィアットのテスト・コースで撮影されたという売り込みの、比較的精細度の低い「ストラトスっぽいカッコ」のクーペが疾走している写真が掲載されていた。

 海外の自動車ニュースサイトを横断的に眺めていると、まずそのItaliaspeedの記事を引用する形で追いかけの記事が掲載され、その後「あれはブルネイの王族が特注したもののようだ」とか「ピニンファリナが作るようだ」などなど続報が出てきた。

 噂は噂、眉に唾をつけつつそれでも関連の記事をしばらくフォローしてたら、おやおや。公式に高精細の画像がリリースされ始めた。それどころか公式のウェブサイトまで開設されているではないか。イタリア語でも英語でもなくドイツ語というのが面白いが。

 ニュース的には今のところの最新情報はおそらくAutoblogの記事が詳しくて、ナカミはフェラーリのF430であるらしい。

 ところで「ストラトス」の商標は現在ランチャ(というかフィアット)は所有しておらず、何年か前にオマージュのコンセプト・カーを発表した『フェノメノン』とかいう会社が持っているとのことなのだが、そのフェノメノンに限らず「ストラトスっぽい」格好をしたリバイバルのコンセプトカーは、スバッロなどいくつかのデザイン・ハウスが手がけている。

 中々かっこいいじゃんとは思うのだけれども、前から書いているように僕はこういう『過去の遺産の使いまわし』が基本的に好きじゃない。とりわけベルトーネ時代のガンディーにがものしたストラトスは、そもそもWRCでチャンピオンを獲得するという目的のために開発された、パーパス・ビルトの車である。その「みてくれ」だけを模倣するってのは……なんだかなあ。

 まあ、VWがニュービートルをつくりBMWがミニをつくりフィアットも500をつくっているご時勢である。どれもこれも原型とされたのは、時代背景もあって「そのとき必要とされたカタチ」を「そのカタチである必然性」が失われた現代に「カタチの雰囲気だけ」よみがえらせた一種のスペシャルティ・カーだ。
 北米でもフォードのマスタングが「黄泉帰っ」たし、会社自体が「黄泉帰っ」たクライスラーもチャージャーだのなんだのを復活させてるご時勢なんだから、気に入らないとか言っていても仕方はないのだけれども。
Posted at 2010/08/18 21:28:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記
2010年06月20日 イイね!

ジャガーというより……

ジャガーというより……ビール祭りでにぎわう六本木ヒルズの片隅で、新体制になったジャガーのニュー・モデル、XJの展示会をやっていた。海外メディアが公表した公式写真を見た折には「え~?!これがジャガー??」と思ったものである。ひとことで言って、写真を見た時点でノー・サンキュー。完全に興味の埒外。せいぜいあっても「ヒドいもの見たさ」の悪趣味な興味だけだ。

 ところが、二玄社が手を引いて次号からどーなっちゃうんだろうと心配なCG誌で、下野康史が降板前最後のコラムに新型XJの現物を見ての感想を書いていて、これがまた(ことスタイリングに限れば)手放しの大絶賛なのだ。僕は下野氏の感覚には共感する部分が多々あるので「下野康史がここまで褒め称えるクルマとはどんな按配なのであろうか」と俄然興味がわいてきたのだった。

 下野氏はコラムで、ジャガーの看板をかけたまんまでドラスティックな路線転換をやってのけた英断も含めて新型XJを絶賛していたわけであるが、僕の正直な感想は「ジャガーって名前じゃなければねー」。写真を見たときにも思ったんだけれども、これはジャガーというよりは昔の(それも相当昔の)ローバーだ。

 ただ「ジャガーかくあるべし」みたいな思い入れとか先入観なしに見れば、これはこれで立派に高級車であることは間違いない。



一体どう操作したらいいのか一見さんにはサッパリな変速装置のようにやりすぎじゃないの?と思うような部分はあるし、



ヘッドライト・アセンブリーの輪郭がどことなくBMWを髣髴とさせるものだったりとか、まぁそういう部分はあるけども、全体としては好感した。
 特に気に入ったのは、歴代のジャガーで僕が嫌いだった「ボディの造形に対してアンバランスに大きすぎるホイール」が、上手くボディとバランスしていたことだ。でもこれ、やっぱり「ジャガー」じゃあないよなあ……。

 それはそれとして、大英帝国ブランドのジャガーが、かつて英国の植民地だったインドの資本に支えられた会社だというのは歴史の皮肉と言うべきかもしれない。

例によってフォトギャラリーに少々。
Posted at 2010/06/21 02:06:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記
2010年05月08日 イイね!

我ながらシンプル

我ながらシンプル買い物しようと街まで出かけたら、斜め前を華麗なイタリアの旧いスポーツ・カーが走っていた。ディノだ。我ながら全くもってシンプルこの上ないが、これを見ただけで精神的な疲労がすーっと飛んでくような感じだった。

 しばらく付かず離れずで走っていて気づいたのだけれど、このディノどうやら2.4リッターV6エンジンを積んだ246ではなくて、2リッターエンジン搭載の最初期モデル206であるらしい。現在の基準で言えば決してパワフルと言うわけではない180馬力のこのスポーツ・カー、なかなか優雅に混み合った幹線道路を走っていく。いいねえいいねえ、などと、見ている僕も段々口元がほころんでいく。

 イベントや展示で旧い素敵な車をじっくり眺めるのも勿論楽しいことだけれど、車というのはやはり走らせてこそ華。こういう日常の何気ない一幕で見かけるのが、また格別に嬉しいのだ。
Posted at 2010/05/27 14:31:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記

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「生存確認(苦笑) http://cvw.jp/b/9433/43557811/
何シテル?   12/20 11:49
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
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