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惰眠のブログ一覧

2004年04月01日 イイね!

さくら、さくら、春4月

さくら、さくら、春4月今年の桜は開花が早かったそうで、自宅近くの桜並木は見事な花のトンネルになっているものの、既に一部葉桜になってしまっている。

 仕事で訪れた六本木ヒルズにも旧毛利庭園と名づけられたエリアに中々見事な桜の木があり、春らしい華やかな姿を見せている。ただ、昔を知る人によると、六本木再開発の前はもっと本数も多くて見上げる空一面が桜の花で覆われていたそうだ。
ヒルズ建設のために大幅に間引かれてしまったのだろう。もったいない話である。

 それでも残された桜の木も中々に立派なもの、これでライトアップなどしたら夜桜が映えてさぞかし綺麗だろうと思ったが、先ほど通りかかった時にはそのような演出は何一つなく、花は夜闇に沈むばかりだった。
 これもまたもったいない話だと職場に戻って同僚に水を向けると、先の自動回転ドア事故を受けて、森ビルが六本木ヒルズ周辺でのイベントを取り止めてしまったためだと説明された。

 なるほど、春の浮かれ気分で催しなど開いては不謹慎の誹りを免れぬであろう。十数年前「歌舞音曲の類は自粛するのが望ましい」なんてお達しが全国的に発出されたのとは根本的に事情が異なる。今度のことは、事故と言えば事故なのだが、亡くなったお子さんは被害者、ビル会社側は管理の不備をも問われているのだから。

 ただ先の同僚によると旧毛利庭園は元々森ビルのものではなく、別の地権者の敷地にあったものだとのこと。再開発の前であれば、このような事故が起きたとしても桜のライトアップくらいはやっていたに違いあるまいと言う。
つまるところ、いまの六本木ヒルズは旧地権者の寄り合い世帯になっている為に、連帯責任とは言わないまでも一蓮托生の運命共同体めいた部分があるらしい。或いは、桜の木がある一帯の管理も、森ビルが行っているのかもしれない。

 闇に沈む桜の姿は故人の冥福を祈るが如し。
三菱のトラックの事故のときもそう、今度の回転ドアも然り。人の命が失われねば不義の改まらぬは何とかならないものか。
些か憤然たる心持ちになった。
Posted at 2004/04/01 19:36:10 | コメント(0) | 身の回りの出来事 | 日記
2004年04月01日 イイね!

売るのか、これを…

売るのか、これを…目黒通り沿いに空冷時代のVW車を主力に扱う専門中古車点がある。「ビートル」の愛称で親しまれるタイプIや、最近はとんと見なくなったタイプIII、マイクロバスのほか、ポルシェ博士設計を共通項にしたか356や911などポルシェの車も陳列してある。
その店先にあったのが、写真左側の「スーパーカー」だ。

 この「スーパーカー」は、1990年代始めにレースカーの競技規則が変更されたのに伴って消えたグループCカテゴリのレースカー、ポルシェ962Cを公道走行可能なように改造したもので「シュパン962CR」と言う。
言ってみれば、ル・マン24時間レースで日本車として唯一優勝したマツダ787Bに手を加えて公道走行OKにしたようなクルマだが、当時のCカーは公称の最高出力が700馬力だとか800馬力だとか言われ、燃料によっては1000馬力出るとか噂されたバケモノである。
 シュパン962CRは10年程前の出光石油の広告で日本の道を走っている映像が使われていたこともあるから、日本国内に存在していたことは驚きではないのだが、たしかあの頃の価格で5~6千万だとか億の単位だとか言われていた筈で、そういうものが中古車屋の店頭に無造作に並んでいるのには驚かされる。
 通りがかりに見ただけなので正札は確認できなかったが、いったいどういう値付けになっているのだろうか。

 ところで普通「スーパーカー」といえばお値段のほどはともかくとして、街でお店に行けば買える市販車を指す訳だから、レースカー上がりをそう呼んでいいのか躊躇はある。ただ、こじつけて言えばポルシェ962Cはレースカーでありながら『市販車』だった(流石に街中のディーラーで買うことは出来なかった筈だが)。
 他のチーム(多くは自動車メーカー)は自前の車を自分のところで製造して競走に出るが、同時にそれは門外不出、プライベーターが同じ車を購入してレースに参戦、なんてことはありえない。この時期、ポルシェだけは例外だった(もっと時代をさかのぼると、マセラティが『市販』F1レースカーを作っていたことがある)。記憶が曖昧だが、ポルシェ本体はレースに参加していなかったような気もする。
 シュパンをはじめ、ヨーストだとかクレマー、ブルンなど有力チームは、この『市販車』を買ってきたあとで独自のチューン(改造というべきか)を施してCカーレースを戦っていた。
 その中でもシュパンは、レースカーだけでは飽き足らず…というか恐らくは活動資金の捻出を目的としていたのだろうが、ロードカーまで作ってしまったというわけだ。派手派手しいドレスアップ・パーツで知られる「ケーニヒ」なども、962Cをいじったロードカーを売っていたけれども、あちらはいかにも改造車然としたスタイルで、それなりに見た目を整えたシュパンの商品とはだいぶ趣が違った。

 懐かしさを抱きつつ凄いモンを売ってるなぁと感心する一方で、昔そこそこ人気のあった芸能人が、尾羽打ち枯らして場末の飲み屋で流しをしている姿を見てしまったような―具体的に言えば、仕事仲間と外食をしていたら隣のテーブルで、せん○みつ○がマネジャーらしき人物とふたりで食事をしているのに出会ってしまったような―物悲しさも感じたのだった。
Posted at 2004/04/01 14:39:54 | コメント(0) | 海外の車 | 日記

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「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
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