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惰眠のブログ一覧

2005年04月30日 イイね!

カレスト座間でスカイラインに乗る

カレスト座間でスカイラインに乗るREOパパさんと山坂道を走ったあと、お定まりのコースで朝食をとり、ここしばらく会っていない友人たちの消息などについて話をしたあと「折角だから」とカレスト座間へと足を向けた。
 僕と違い、パパさんにはREOくんや奥さん娘さんの家族がいる。それにも関わらず5月連休のとっぱなから、こんなことしてて大丈夫なのか心配になってくるが、その辺の対策は怠りない模様。

 折角ここまで来たついでに、カレスト座間名物の新車試乗をリクエストしたのだが…以前ゼロナナ兄さんから「ずいぶん縛りが厳しくなった」と聞かされていたとおりで、これなら街のディーラーで試乗を申し込んだほうが余程いい。
 その辺をカレスト座間の担当者にちょっと聞いてみると、狭いコースを暴走して事故を起こすケースが頻発したので止むを得ずルールを厳格化したのだと、残念そうな答えが返ってきた。

 確かに、残念だろうと思う。日産(とルノー)の新車をとっかえひっかえ試乗できるのが、この施設の目玉サービスの一つだったはずなのに、ひとり1日1台まで(以前は確か3台)で、しかも申し込みの手順が、印象的に敷居が高く感じる。そのせいか、やはり試乗を申し込む客の数も減っているように思える。

 ま、そういう事情はともかくとして僕とREOパパさんは、スカイライン・クーペの試乗に。リアシートに面白がって座ってみたが、流石にこれは凄い。狭さがちょっと懐かしく郷愁をかき立てる空間ではあったけど、大のおとなが乗るところじゃない。

 運転してどうか、と言っても上限40km/h厳守でショートコースを2周したくらいじゃ何が分かると言うほどのものでもない。
重厚な乗り心地がいかにも高級GTらしくてちょっと心地いいとか、1815㍉も横幅があるのに取り回しは(後輪駆動なのでステアリングが深く切れるからか)存外楽だとか、その程度だ。
 カレストのスタッフに聞くと、基本はZと同じ車だけどもスカイラインの方がちょっと重いのだとか。それが重厚感の源かも知れない。

 ただ、以前ここで現行のフェアレディZに乗ったときに始終付きまとった「なんだ、これ。違うぞ、これ」と言う違和感は基本骨格が同じ車なのに全くなかった。
 思い出してみると、僕がZを余り好感しなかったのは「この乗り心地、ほとんどセドリック/グロリアじゃん」と言う点だった。普通にとっても高級なハイパワー車なんだけど、スポーツカーってキャラクターじゃないと感じたのが原因だ。(スタイルについて思うこともあるけど、それはまた別の問題。)
 最初から僕自身スポーツカーに乗ってるつもりになってないスカイラインは、ほとんど似たような乗り心地であっても、別に何も気にならなかったのだろう。

 受け手の気持ち一つで、OKと感じたりNGに思えたりするのだから、「スポーツカー」って難しいなと思った。
Posted at 2005/05/02 16:29:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2005年04月30日 イイね!

ツツジの綺麗な季節

ツツジの綺麗な季節REOパパさんがお出かけすると耳にしたので、そういえば忘年会以来お会いしてなかったような気がするなあと思い、現地合流を目指し朝早くに家を出た。
 途中の自動車専用道路は、平日の青山通り並みの密度の車が、キチンと標識通りの速度で走っていると言うちょっと気味の悪い状態だったが、渋滞しているわけではなくて助かった。

 現着して携帯で「どこにいるの?」と話している真っ最中に電池が切れた。でも、大体の居場所は分かったのでそちらに向かうと…あ、いたいたと姿を見つけたのも束の間、REOパパさんの車は稲妻のように走り出してしまった。
 ちょっと、速すぎるよ…と足腰の弱った自分の車をいたわりつつ山坂道を付いていくと、まだ開場前の「つつじまつり」の公園に出た。パパさんは「500でもこれだけ気持ち良く走れるんだから」などと書いていらっしゃるが、僕は…ともかく停まってホッとした。

 まあ、そんなオイタのことはともかくとして、休みの日に早く起きて、なああ~んにもせずにのんびり過ごすのはとっても贅沢だった。けりのついてない仕事がちょっと残ってて、なんかホントはあんまり気が休まってないのだけども。
Posted at 2005/05/02 15:44:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | ユーノス500関係 | 日記
2005年04月28日 イイね!

90秒、108Km/h、106人

90秒、108Km/h、106人尼崎脱線衝突事故の救出活動が終わった。
死者106人。定刻から90秒の遅れを取り戻そうとした結果が、これだ。(補遺:後日重態で入院中の1人が亡くなり、死者数は107人となった)

 4日間の報道を眺めていていくつか非常に不愉快だったことがある。
第一に、JR西日本や一部のメディアは、最初からかなりバイアスのかかった情報を流していた。即ち、死亡が確認された運転手ひとりに全ての責めがあると言う印象形成を狙った発言だ。
 例えば、高見運転手は資格をとってからまだ11ヶ月、しかもその11ヶ月の間には100メーターのオーバーランをして処分を受けたり、車掌時代には乗客から「目がうつろ(=居眠り?)」と指摘され処分を受けた云々の話がそれだ。

 会社勤めをする者にとって、失策を理由に会社から処分を受けるなどというのは生半(なまなか)のことではない。しかもそれが、通常勤務を外されての再教育だともなれば「そんな奴に運転任せてやがったのか?!」と言うことになる。
 これが、非常に卑怯なトリックだったことが、昨日あたりからの報道で明らかになり始めた。
それが「日勤教育」と言う奴だ。関係者は「イジメ」などと表現していたが冗談じゃない。報道されている内容がそのとおりであるならば、「日勤教育」は再教育でもイジメでもない。
 しかも「処分」などと言ってはいるが、明確な基準もなく上長の胸三寸で決まるようなモノを、マトモな会社では「処分」だなんていわない。

あれは、リンチだ。

 『40メーターのオーバーランは車掌も口裏合わせして会社には8メーターと報告した、あとの問題は90秒の遅れだ。伊丹駅では急速バックをしたけど結局90秒遅れになっちまった。
 このままじゃ日勤教育というリンチをもう一度受けた上に運転士業務を辞めさせられる…とにかく尼崎に定刻に近く付けば、多少運転が荒くても文句ないだろ。制限速度の120Km/hまで上げれば少しは回復できるはずだ…』
死亡した高見運転手がそう考えていたとしても、少しも不思議じゃない。

 70Km/hに最高速度が制限された300rのカーブまでの直線区間は、上限120km/hが許されていることは各社が報道しているとおり。経験11ヶ月と言っても、上限70のカーブに120で入れるかどうかくらい、分かっていたはずだ。現に運転士は非常ブレーキまで使って減速を行なっている。

 第二に…新聞やテレビの報道では、なぜか108km/hでカーブに侵入したことと、直前の非常ブレーキ操作を切り離して、オーバーリミットの速度でカーブを「曲がろうとした」なんてことだけを問題視しているが、乗ってる乗り物は違うが「運転」と言う共通項を持つ身で言えば、運転士は70km/hまで速度を落とそうとしたけれど、間に合わなかったと考えた方がよほど筋が通っているように見える。
 つまり、運転士は「暴走」したんじゃあない。乾燥重量25t×7両プラス平均体重60キロ×約500人=大体200tの質量を120km/hから70km/hまで減速しようとしたが、恐らくブレーキをかけたのが遅すぎたのだ。
 事故を起こした編成の車輪は、ロックして滑っていたらしいとの報道もある。

 クルマは、ゴムのタイヤと路面との摩擦を使って加速し曲がり停止する。列車の場合は鉄の輪っかと鉄のレールの間の摩擦を使って同じ事をする。
 車の運転で、タイヤがロックするほどの制動をしながらハンドルを切ったらどうなるか。タイヤの摩擦(グリップ)力は進行方向への作用で使い切っているため、舵角を与えても向きが変わらない。だが、鉄道という奴はレールで無理矢理にでも進行方向を変えようとしてしまう。

 たびたびここで話題にしている、会社員レーサー氏にちょっと聞いてみた。思い切りブレーキを踏んで減速しながらハンドルを切るようなことすると、どうなる?と。
「旋回のためにグリップを使い切っている時にブレーキなんかかけたら、円周の外側に向けて吹っ飛ぶでしょうね」と彼は言った。
横転することもあるか?と重ねて聞くと「重心位置やブレーキングのタイミングによっては転がる可能性は十分ありますよ。尼崎の事故は、多分そういう感じだったんだと思います」との答えだった。
 そして「これは物理の、力の法則ですから。某局なんか随分ありえないデタラメ言ってますけど、バカかと思いますよ」と締めくくった。

 本当に、一連の報道ではバカとしか言いようのない解説を幾つも聞かされた。もとは警察情報っぽかったが「非常ブレーキをかけたことで遠心力が増大した」なんて、中学校からやりなおせと怒鳴りつけたくなるような脳足りん記事を掲載する大馬鹿新聞社もあった。そうテレビで発言する技術評論家なんて名乗ってる奴もいた。
 遠心力が増大するのは、角速度が大きくなった場合に起きることだ。速度は一定でも回転半径が途中から小さくなるとか、回転半径は一定でも旋回速度の方が上昇するとか、そういう場面で起こることだ。
 なんで回転半径が一定の条件下で制動をしてるのに、遠心力が増えるんだ、まったく。

 とまれ、これ以降報道の関心は本格的に、事故―脱線の原因分析(と被害補償ならびに責任追及)の方に移って行くだろう。
それはルーチンの流れだから仕方ないが、専門家を名乗るくせに基礎的な科学の知識にすら不自由してるようなバカに、これ以上発言の機会を与えるようなマネだけは絶対にやめてもらいたいと思う。

 背景にJR西日本のトチ狂った体質があったとしても105人もの乗客を死亡させる事故を起こした高見運転手が免罪されるものではないが、死人に口なし的に高見運転手ひとりに責めの全てをおっ被せて事たれりとするような論調だけは、厳に控えてもらいたいと願う。

 それらは、唐突かつ理不尽に命を奪われ、あるいは心身に傷を負った乗客やマンション住民やその肉親・関係者に対する冒涜に他ならないのだから。
Posted at 2005/04/29 03:19:32 | コメント(1) | トラックバック(1) | 事件・事故 | 日記
2005年04月27日 イイね!

安全という名の砂上の楼閣

安全という名の砂上の楼閣尼崎の脱線転覆事故に関連して「安全神話の崩壊」なんてことが新聞やテレビで言われ始めている。所詮、神話は神話に過ぎないのさ現実とは違うのさと皮肉っぽく冷笑するのは簡単だが、100人を超す犠牲者が出ていると思われる事実を前にして皮肉や冷笑で終わらせるのは、僕自身が自分を納得させられない。

 そんな思いもあってちょっとした検索をかけているうちに、「抹香鯨」というハンドルネームを使う現役の鉄道運転士さんが開いているブログに行き当たった。
昨年7月12日の記事に、こうある。

なぜ鉄道にしろ、バスにしろ、飛行機にしろ、『安全』と思われているのか。ただ単に事故を起こす確率が驚異的に低いから『安全』と思われているにすぎません。飛行機だって電車だって故障します。落ちる時もあれば、脱線する時だってあります。
そこに勤める人の弛まぬ努力があってこそ、事故を起こさず皆さんに安心して使ってもらえるわけです。


「抹香鯨」氏はさらに鉄道の安全とは何かについて、こう続ける。
『職員諸君の不断の努力によって保たれている砂上の楼閣の事である。』 と。

 ああ…。なんと言うか、金盥が頭の上に落ちてきたような軽い衝撃を受けた。公共交通機関が安全であることが余りに当たり前すぎて、このことがすっかり認識の外にあった。安全は、決して黙っていてもただで手に入るものなんかじゃない。安全であるように意図し、不断の努力を続ける人たちがいて、ようやく保たれているものなんだ。
 僕は、この認識を持った現役運転士「抹香鯨」氏を尊敬する。氏もまた今度の事故を鉄道事業に対する信頼を崩壊させるほどのものと書いておいでだが、しかし氏のような方が現場にいるのであれば、きっと鉄道の安全への信頼は取り戻せると信じることができる。

 それにしても、恐らく100人を超えるであろう犠牲者。
数字にしてしまえば、それは事故の規模を表す指標(パラメータ)に過ぎなくなってしまう。でも、その一人一人には名前があり、それぞれの人生があった。人の深い悲しみに土足で踏み入るような真似をすることは許されないが、亡くなった誰しもが単に人数で表される存在なんかではないことを伝える報道は、やはり必要なんだろうなと感じている。

 添付の写真は、5年前の3月8日朝、地下鉄日比谷線が脱線して対向の列車と接触、5人が死亡した現場の近く。
Posted at 2005/04/28 01:01:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 事件・事故 | 日記
2005年04月27日 イイね!

「ゲーム脳」に飛びつくな

「ゲーム脳」に飛びつくな最近、テレビや週刊誌で目にすることの多くなった「ゲーム脳」なる造語。月曜日の尼崎脱線事故についても、提唱者の森昭雄医学博士は運転士がゲーム脳だった可能性がある云々のコメントを発しているらしい。
 おお、「ゲーム脳」ってのは万能の概念だな。これさえあれば鉄道事故だろうが交通事故だろうが、17歳の犯罪だろうがなんでも説明がついてしまうぞ。

 …ワイドショーや週刊誌はこの手の「ゲーム脳が原因だ!」のように分かりやすいストーリーに飛びつきがちだが、しかし番組担当者や編集者はこの「ゲーム脳」の本を読んだ上で森昭雄氏からコメントを取っているのだろうか。

 濫読家の現役精神科医、風野春樹氏が2002年7月25日と26日の日記で、この「ゲーム脳」という概念がいかに杜撰でデタラメであるか論評している。
風野医師の書評を見れば、こんな概念に飛びつくのは大間違いのコンコンチキだと分かる。
 一部抜粋・引用させていただくと 改めて記事を読んで驚いたのは、学会発表が秋(11月だそうだ)と書いてあること。普通、研究成果を発表するときには、まず学会発表と論文を先にするもんでしょう。それなのに森教授の場合、まず新聞記事と一般向けの新書をほぼ同時に出し、学会発表ははるか先の秋、論文なんて影も形もない。これはどう考えても普通じゃない。マスコミ受けを狙ったとしか考えられません。はっきり言って、査読のない単行本で発表したところで、学問的には何の価値もありませんよ。ただ、もしこれから書かれるであろう論文の論旨が新書版と同じなら、とても一流誌の査読を通るとは思えませんが。(「風野春樹の読冊日記」2002年7月26日付より) とある。

 呆れ果てた話だ。僕は、学士号しか持っていないけれど、少なくとも博士号を得るところまで学問を修めた人間が「説」として提唱する水準のものでは、全然ない。
 こんな粗雑なものを「医学博士が言っている」なんて形で紹介するのは、ほとんど詐欺である。「××で難病が治った!」なんて類の本と同類である。テレビも週刊誌も、健康食品で××が治った系の本を紹介すると薬事法に抵触する恐れがあるのでやらないが(つい最近、その手の本で薬効を謳っていたセンセイが逮捕された事例もある)、教育文科系、社会風俗系のネタだと実害が出ないからなのか、実に無防備で無神経だ。

 まあ、上手いこと「時代の不安」みたいなもんを読んで、世間受けしそうな用語をひねり出したもんだという点では森昭雄医学博士の如才なさを評価する。とっても、週刊誌やワイドショーに好まれそうだし。
 しかしねえ…日本大学文理学部体育学科の教授が、よくもまぁ脳生理学関係の本を書こうなんて気になる。全くの畑違いの専門分野のことなど、ふつう学者ならおっかなくて手が出せないと思うんだけど。
Posted at 2005/04/27 13:25:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 事件・事故 | 日記

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