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惰眠のブログ一覧

2005年07月25日 イイね!

日本の夏、怪談の夏

日本の夏、怪談の夏 最近ちょっと意識して甘い飲み物を飲まないようにしている。タバコを吸ったあと、口の中にヤニが残る感じがいやで喫煙のたびになにがしか飲んでいたのだが、缶入り飲料はやたら糖分が多い。そこで今まで見向きもしなかったお茶など買うのだけれど「伊右衛門」には参った。
 メーカーのサントリーの言い分は兎も角として、伊右衛門と来ればお岩。日本でいちばん有名な伊右衛門は、東海道四谷怪談の「民谷伊右衛門」であるはずだと言うのが、僕の認識。喫煙所仲間の別部署の先輩も「伊右衛門と来れば四谷怪談だよなぁ。よくこんな名前を付けたね~」などと言いながらサントリーの伊右衛門飲み干した。
 うーむ。ダイエット茶に「牡丹灯篭」なんて命名するのも面白いかも知れん。凄く効きそうだ。激痩せ必至。飲みすぎは生命に関わるので気をつけましょう、なんて。

 東海道四谷怪談は鶴屋南北の戯作だけれど、これは仮名手本忠臣蔵と一体の物語なのだそうだ。初回上演のときのみ、仮名手本忠臣蔵と入れ子の幕構成にして3日がかりで演じられた由。そのあたりの解釈・読み解きについては専門の人がネット上でも色々書いているが、ともあれ元々は怪異話ではなかったようだ。一説には、当時の実話(離縁された女房が哀れな亡くなり方をして、その後離縁した旦那の家に不幸が続いた)を元にしているとの話もあるが。

 ところで夏休みのシーズンともなれば、テレビはこぞって怪奇話を大特集するのだけれど、先般日本テレビが移転前の旧社屋(麹町)で起きた数々の怪現象を大特集していたのを、ついつい引き込まれて見てしまった。
 ワイドショーのセットの裏に、1カットだけ脈絡なく人物の顔が映っているなど確かに「これは…」と思わされるものだったけれど、一つとてもいただけないことがあった。「なんと日本テレビの麹町社屋は、昔の番町にあった!番町といえば皿屋敷、お菊井戸!!」と言うわけだ。

 お菊井戸の番町皿屋敷って、あんた。あれは岡本綺堂の創作じゃん。綺堂の「番町~」は、播州皿屋敷って人形浄瑠璃があっての翻案だ。ちなみに播州姫路城内には実際「お菊井戸」が存在する。
日本テレビの「旧社屋は元皿屋敷!」は、ベイカー・ストリートでホームズの吸ってた阿片が出てきましたみたいな話だ。日テレにちなんで言えば「七曲署の殉職刑事の霊が祟る」だろうか。

ちなみに冒頭のサントリー「伊右衛門」、僕もこのところ毎日のように飲んでいる。
Posted at 2005/07/25 12:52:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | ふと思ったこと | 日記
2005年07月23日 イイね!

大地鳴動

大地鳴動「エィヤー、会津磐梯山は宝のコリャ山ヨ。笹に黄金が…」の謡いを僕が最初に耳にしたのは、子供の頃に見た清酒「会津誉」のテレビCMだった。夕方に放送していたなにかの特撮番組の合間にかかっていたものなんじゃないかと思うが、あの朗々とした歌が、僕は大好きだった。

 この民謡が、朝寝朝酒朝湯が大好きで身上潰した小原庄助さんと一体のものだと知ったのは比較的最近のこと。CMで映された雪深い会津の美しい風景と、朝寝朝酒の庄助さんのギャップが大きすぎるもんで、今もっていささか納得しかねているのだが。

 で、小原庄助よろしくまだ日の高い夕方から風呂にのんびり浸かっていたところに地震が来た。ガタガタガタとP波の揺れがしばらく続いて「これは…でかいぞ!」と覚悟を決めたところにユサユサユサとS波の大揺れが来た。長い。中々揺れが収まらない。部屋のほうから何かが落ちる音がしたけれど、そんなの気にしていられない。これで建物が崩れたらどうなるんじゃという不安や恐怖感のほうがよほど大きかった。
 しかし人間不思議なもので「どうなっちまうんだ」とおののきながらも一方では「去年秋の新潟の地震のときも、丁度湯船に浸かっていてユラユラお湯の中で揺られたんだっけなぁ」などと暢気なことを考えていたりもする。

 揺れが収まったところで風呂から出てテレビをつけると震度5弱の速報。いずれ来ると言われる都心直下型地震や、東海沖では6だとか7さえも予想されているわけだから身の毛もよだつと言うものだ。
 家の中の被害と言えば、精々棚の上に立っていたガンダムなんかのプラモデル幾つかが床の上にダイブしていた程度だった。その頃には、落ちても楯を離しませんでした、なんてキグチコヘイのようなありさまに最近のプラモデルの頑丈さを見て苦笑する余裕も戻ってきていたが、ハタといやなことに気づく。

 下の車庫に止めてある自分の車、隣に停まっているレガシィとの出し入れの関係上、後ろの壁にバンパーが接するかどうかのギリギリのところまで下げているのだ。そこに、あの揺れだ。もしかしてバンパーがぶつかって、紙やすりのような壁面に擦り付けられたんじゃないかと心配になったのだ。ま、実際には思っていたよりもバンパーと壁の間に余裕があって、どうにか接触だけは避けられたようだったが…。

 写真のユーノス500は翌日曜日の夕方に買い物に出かけた際に見かけた車。写真では分かりづらいけれど、丁度僕が自分の車について懸念していたような、激しいバンパーの擦り傷が横方向に走っていたのがとても印象的だった。
Posted at 2005/07/25 11:39:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 身の回りの出来事 | 日記
2005年07月21日 イイね!

非アスベスト系ブレーキパッド標準採用

非アスベスト系ブレーキパッド標準採用ここしばらくニュースを賑わしているアスベスト(石綿)だけど、クルマでアスベストと言えばまず真っ先に思いつくのがブレーキ・パッドだ。

 報道によれば、アスベスト製品を作る工場で働いていた男性の妻が、夫の作業着に付着していたであろうアスベストを洗濯のたびに吸引したことが原因でガンを発症し死亡したケースがあるらしい。
 建材への使用禁止が定められ、既に使用済みの建築物からの除去が始まった頃からアスベストの健康被害リスクは再三アナウンスされてきていたが、しかしこんなにも恐ろしい物質だったとは思いもよらなかった。

 科学的根拠もなく憶測だけで不安を口にするのはマズイのだけれども、しかしそういう形でアスベスト被害を受けた実例があるとするなら、例えば車の往来が多い道路沿いに住んでいる人が、ブレーキダストに含まれる石綿が原因して健康被害を受けるケースもあり得るんじゃないかと言う気がしてくる。
 まあ、小学校なんかで理科の実験に使う「石綿金網」なんかは問題にならない(危険ではない)という話もあるので、大丈夫なのかも知れないけれど。

 ユーノス500が登場したのは1992年の初め頃だった。確かこの頃から徐々に環境問題や受動安全が商品性を持ち始めていたように記憶しているが、ユーノス500のカタログには「特定フロンを使用しないエアコン」だとか「ノンアスベストのブレーキパッド」を使用していることが謳われていた。確かアスベストの代わりにアラミド系の繊維を使ってたんだったかと記憶している。
 時代の先取りと言うか、商品性(マーケットへの訴求力)ともの作りにおける誠実さのバランスが取れていないと言うか…。

 こういう状況になってくると、ユーノス500の純正ブレーキパッドは非アスベスト系でよかったなんて思っちゃうけれど、でも当時は正直言って「よく鳴くけれど、よく効かない」このブレーキパッドがかなり不満だった。ディーラーでも鳴きまくるパッドへの顧客からの問い合わせが多くて対応に難儀していたと、当時よく面倒を見てもらっていたメカニックE氏に教えて貰った覚えがある。つまり客からも販社からも不評だったわけだ。

 中島みゆきが歌ったように、変わる変わるよ時代は変わるのだなあ。とチョット思う。そう言えば、どっかの映画監督がやたら美談と悲劇に仕立てたアメリカの古い車のタッカーが、ついていないことが当然だったシートベルトを標準装備して、社内から「自社製品が安全じゃないとアピールしているも同然」なんて非難されたなんて話もあったなぁなんて思い出す。ホント、時代は変わる。
Posted at 2005/07/21 12:23:27 | コメント(3) | トラックバック(0) | 事件・事故 | 日記
2005年07月18日 イイね!

定期点検とアテンザ後期型見物

定期点検とアテンザ後期型見物とにかく暑い。梅雨が明けたらしいので、汚れに汚れている自分の車を洗車して、先日買ったコーティング材「ブリス」を試してみようかと思ったのだけれど、暑さにくじけた。行きつけの久が原のディーラーに出かけて洗車をお願いしている間、店舗に飾られているマイナー・チェンジ後のアテンザを眺めた。

 店内には、部分改良されたばかりの赤いワゴンと、売れ残っているのだろうか改良前の白いワゴン(23Z)が両方展示されていた。
 店にとっては型落ち商品が残っているのはちっとも幸せじゃないと思うけど、新旧を見比べるには幸いなシチュエーションである。暇に任せて両方の間を行ったり来たりしてみることにした。
 白眉はトランスミッションの多段化らしい。僕は手動変速機一本槍なのでATの段数が多くなったことにあまり感慨はないけれど、商品力を高めるにはいささか遅きに失した感がある。まあ、やらないわけにはいかないのだろうが。

 小変更後のアテンザ、あんまり外観上の変更点はないみたいだけれど、インテリアは結構な変更を受けていた。塗料会社と共同開発したことが自慢だったらしいコンソールの銀ピカは(グレードによっては生き残ってるのかな分からないが)撤回され、黒檀のような感じの落ち着いた色になっている。オーディオ周りのスイッチ形状も変更になっていて今回の小変更の主眼は使い勝手の向上かな?なんて思った。
 運転席以外のドアに、しんばり棒みたいな取っ手が新設されていて、見た目には非常に「とってつけた」感じがするけれども、確かに使い勝手(ドアの開け閉めや乗車中の腕の置き場所として)は随分と快適になった。まあ、これで見た目が追いついていれば言うことないのだけれど。
 ベリーサに採用されていたインテリジェント・キーも採用されていて、従来キー・ホールがあるはずのステアリング・ポストには台所にあるコンロのようなツマミが設置されていた。まあ、あれは確かにとても便利だ。

 そんなこんなで新旧のアテンザに乗ったり降りたりしていると、接客中だったいつものHさんが寄ってきて「きょうは洗車だけ?キャンペーンで点検&オイル交換が5000円だけど、やらない?」と薦められた。
 やってもやらなくても…と言う気持ちはあったのだけれども折角だからとお願いすると、ほどなくメカニックのMさんがやってきて「あの~、ナンバー灯が切れてるのと、ワイパーのゴムがだいぶ劣化してるんですが…どうします?」とおっしゃる。
 いやはや、点検と言うのは欠かさずにやらなきゃいけないものだ。ワイパーのほうは近々取り替えないとなぁと思ってはいたけれど、灯火のほうは全然気づいていなかった。
 ワイパー・ブレードが一本1,000円、切れた灯火が110円で、お支払いは税込で総額7,215円。

 それにしてもユーノス500のK型エンジンには、オイル交換が本当によく効く。長年使っていて圧縮が抜けてきたような不甲斐ない感触が出てきたエンジンが、俄かに元気を取り戻した。現金なものである。
 でも次の1月には車検が切れる。全損査定を乗り越えて修理してしまったこの車、もう一度くらい車検を通してもう2年乗るのもいいかなぁと思う反面、そろそろ頃合だろうと言う気もしてきている。秋にはモーターショーもあるし、その時の物欲の盛り上がり具合で行く末を決めることになるのかもしれない。
Posted at 2005/07/19 12:40:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | ユーノス500関係 | 日記
2005年07月15日 イイね!

15年目のサヨウナラ

15年目のサヨウナラホンダNSXが今年の年末を持って生産終了すると言う話。
バブルの頃に「ついに日本製のスーパー・カーが生まれた」と誇らしくデビューしてから、もう15年が経つ。不遇だったな、と僕は思っている。
 この15年、日本国内市場で一応ライバルと(片思い的にかもしれないが)目されたスモール・フェラーリやポルシェ911が2~3世代の代替わり、フルモデルチェンジをして来たのに比べて、NSXはとうとうただの一度も全面改良による進化をさせてもらうことなく消えていくのだから。

 1990年のデビュー当時、確か新車価格は800万円あたりだったように記憶している。日産の初代シーマが国産初の「500万円カー」として一世を風靡したあの頃と比べると、バブルの崩壊からこっち、日本の消費経済の環境は、800万もするのにたった2人しか乗れず荷物もゴルフバッグを乗員分で一杯一杯のクルマが生き延びていくにはあまりに厳しかったのだろう。

 そういう意味では、よくぞホンダ、ここまで頑張ったと思う。でもその反面、ごく正直な気持ちとして「…まだ作ってたのか」との感想も同時に抱くのだ。平成17年の今現在に「おにゃんこクラブ」の現役メンバーとして頑張っているアイドル・タレントがいたとして、それが「わたし、引退します」って言ってるのを芸能ニュースで見たとしたらきっと感じるのと同じような感覚だ。

 自動車ライターの福野礼一郎氏は、このクルマに厳しかった事を思い出す。いわく、物理特性に重大な問題を抱えたレイアウトを、タイヤの高性能に寄りかかり切って、スポーツ性を演出しているだけ、云々。
 僕はNSXには乗ったことがないから福野説の当否はわからないし、そもそも乗ったことがあったとしても判断できるとも思わないけれど、「和製スーパーカー万歳!ホンダ万歳!」一辺倒の自動車マスコミ界の中にあって(彼なりの)論拠を示して「ダメじゃん、これ」と言い切ったからには、福野氏の分析は多分正鵠を射たものだったのだろう。

 でも、だとしても僕はNSXがダメなクルマだったとは全然思わない。だって、それを言い出したら911だってミドエンジンのフェラーリ(ともに同時代のやつ)だって物理特性の上ではタイヤ性能に依存したダメ車って事になる筈だ。(911の動的特性の悪さについては、カレラ・カップにシーズ通して出場していたレーサーから直接聞いているし、中島悟も「自分の意志と違う動きをだいぶする」と嫌っていた由)

 NSXの価値は、本当は性能面にあるのではなくて「イタリアン・エキゾチック・カーやドイツ製高性能スポーツ車と比肩する日本製の高級スポーツ車」ってことなんだと思う。
 尤も、僕がこの車に憧れたか、欲しいと思ったことがあったかとなると首を横に振らざるを得ない。この手の車にあらま欲しきセクシーさがとっても足りないと感じていたからだ。僕が、とりわけ「曲面の綺麗な車」が好きだからかもしれないが、男性的であるにせよ女性的であるにせよ、エロティシズムを漂わせているほうが魅力的に見える。

 機械にエロティシズムを感じる…と表現すると人聞きが悪いので言い換えると、フェラーリは映画「メトロポリス」のアンドロイド「マリア」で、NSXは「スター・ウォーズ」の高性能通訳ロボット「C3PO」のイメージ。どっちが好きかと言われれば前者でしょ、と言うこと。ホンダはポストNSXを製造販売する方針も明らかにしているけど、それが実現する折には「C3PO」じゃなくて「マリア」で行って欲しいなあなんて思う。
Posted at 2005/07/15 14:02:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記

プロフィール

「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
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