
タヒチブルーのミニとの初対面は、まだまだクソ暑い9月の半ば土曜の夜だった。
暗闇の中、チョコンとたたずむ姿は笑っちゃうくらい小さくて、磨きあげられた外装は新車と見がまうばかりにピカピカだった。そう、夜は全てを覆い隠し必要以上に美しく見せるものだ、もちろんこのミニも例外ではない。
ウキウキしながらミニに乗り込むと、小さな空間に包まれた。
小さな世界から、広い世界を覗くことは嫌いじゃない。
不思議なことに、その小さな空間は意外と広い。
ミニの第一印象は「小さっ!広っ!でも小さっ!」だった。
ペットのようで可愛いのだ。
きっとこれがミニの魅力であり、多くの人に愛される理由なのだろう。
とりあえずガソリンを入れにスタンドへ向かった。
キーを捻ると、意外にも太く乾いた排気音が響きわたる。
走りだした瞬間、可愛いペットははやくも牙を剥いた。
ハンドルが切れねぇ〜、クラッチとアクセルは重いし、共に妙な引っかかりがありギヤは入りずらい!そして久々のエンスト。
やっとのことで走り出せば、ブレーキが効かない、ガツガツとショックを拾う、アクセルのオンオフでゴトッと大きめなショックに、リヤからはゴトゴト異音がなり続ける等々、なんとまぁ、騒々しくまったくな代物だ。
完璧に整備されているミニだと、また随分と印象は変わるのだろうけど、基本、現状販売だったうちの格安ミニ号は、10数年前に知人に試乗させていただいた記憶の中のミニと随分と違う印象だ。走行距離3万キロちょいだけど伊達に年はとってない、やはり年相応と値段相応のヤレ具合なのだ。
実は、納車当日、高速を使って静岡から千葉までいかなくてはならなかった。
それも家族4人で荷物満載で。
運転に慣れてなく、素性の分からぬ車でいきなり長距離を移動して大丈夫だろうか?
一抹の不安を抱きながら人と荷物でギュウギュウに詰まったミニで、一路東京へ向かった。
高速道路では100キロほどの巡航は全然問題なし(というか、まがいなりにも現代の車なのだからそれくらいは出来てもらわないと困るけど)エンジンはもっと回るのだろうか?いかんせん振動と騒音が酷くてこれ以上飛ばす気にはなれない(ある意味安全?)
道路の継ぎ目でピョコンピョコンと跳ねる跳ねる。乗り心地は案の定まったく良くない。
その騒音と振動の中、女子共はみな爆睡、まったくたいしたものだ。
久々の首都高はあちこち分岐が増えていた。
ミニに付いていたカーナビも10年以上前の前時代的代物で役立たずこの上なし、画像は未知の空間を指し示し、そのかいあって見事に道を間違えた。後日、役立たずなただの電機食い虫は引き抜いてやった。
それではと我が勘に頼り、リカバリーしたつもりが、更に逆方向に向かって振り出しに戻ると散々な目にあった。
首都高恐るべし!
Posted at 2011/01/20 11:40:47 | |
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