2015年01月13日
経験潤沢
警察官もプライベートでは交通違反をしたり職質をされる事がある。交通現場では職業を「自営業です」と誤魔化したりして居る。
オフになれば自制はしないのだから,たまにこんな事もある。
まだ30代の若い警部補は,制服姿でも,はたから見れば高圧的とか,暴力的な感じで見られるだろうと,警察内部の知り合いでは問題にされていた人物だ。そいつが,いつもの管轄では無い住宅街で職質をしたところ,対象人物からマルビーと間違えられて110番通報が入ってきた。
交番や近くの初動者が駆け付けてみた。喧嘩口論との事案だったのだが,警察本部に勤める警察官と説明した上で職質をしていたのに,それにしては派手だったから,被疑者は本気で間違えたらしい。
数人の警察官は,同僚だったり後輩だったりして顔見知りだった。
「どうしたんですか?容疑は?」
「駅を出てタクシーに乗ろうとしたら前持ちらしい自転車を見付けた。」
と説明している。
駅前で職質していた自ら隊のパトカーを見て,そいつは自転車を駐輪場に放置してきびすを返したので,売人に違いないと思ったらしい。
たまにシャブ絡みでも本人に全くシャブのよれが無いことがある。危険ドラッグの業者が客にどれだけ売り付けても,逆に自分達では絶対に使用しないと言うのが居るが,シャブの業界でもそう言うことがある。
チンピラ警官をよく知るものだから,臨場した部隊では念のために口頭で総合捜査を行った。するとマルビーが数件と毒劇が一つと返ってきた。
「おかしいなぁ。自転車を見に行きましょうね。」
と言われ,男は連れ出された。
自転車はと言うと,ゾーヒン登録で手配が出ていた。無施錠盗難被害である。
そこで緊急逮捕して携帯電話と持ち物を提出させると,見覚えのある人物とのやり取りがある。近辺のやくざ事務所や,シャブのやめられない主婦の客の名前だ。勤めは現場とは離れたチンピラ警部補も,三度捕まえた主婦の名前も出ている。
急いで専務を呼び,捜査に着手した。被疑者は逮捕していることだし取り調べを急ぐことになって,署に連れていった。
チンピラ警部補が去り際に周りを見回すとシャブ中らしい主婦を見付けた。公園の周りをうろうろしている。
「ありゃ客かな。」
警部補は後輩の首に手をやって,「おい,あのばばぁを晩かけろ。」
「まぁ,ばばぁつっても,よれてるだけで下手すりゃ30行ってませんけどね。」
アイキンもしていた巡査部長は生意気な口が減らないが,チンピラ警部補には気に入られていた。
「お姉さん,お店は上がってもらったから,今日はもう来ないよ。」
巡査部長は話し掛けた。
「替わりは来ないの?」
主婦の客はすがるように後輩に言ってきた。
チンピラ警部補が
「会社の担当が,事務所もガサやりたがってたから替わりも何もないよ。」
と言った。
「別に無理矢理挙げることも無いけど,パット見でもよれまくりだから街に出したら何すんか分かんねぇから,署に入ってもらうよ。」
覚醒剤犯罪は一部の繁華街を除いて,住宅街なんかにも蔓延していて,今,職質部門の署や自ら隊では全国で緊急の課題となっている。
元々チンピラ警部補は定住地でのシャブ中の逮捕をやりたがる性質で,だから今回の事案に繋がったのだ。普段着は何とかしなければならないが...。
Posted at 2015/01/13 03:24:06 | |
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2015年01月10日
経験潤沢
高松市 午後8時41分
「高松北3から香川本部。現在,番町の信号の脇にて,マルカクで職質中ー。抵抗ありです。えー支援願いたい。以上高松北3。」
「至急至急,香川本部から高松北3宛て。状況は,先ほどの軽二輪車逃走の受信がある。こちらで宜しいか。どうぞ。」
「そうです。現在,制圧中,A号念頭で支援願いたい。以上高松北3。」
「香川直轄8は番町から緊急走行で対応準備中。以上香川直轄8。」
「8号が対応,香川本部了解。」
「香川本部から高松方面各局。職質を支援,A号扱いを念頭に受傷注意,各員,連携を徹底されたい。現在,高松北3号が制圧事情聴取中だが,困難中との傍受の通りである。高松方面各局は可能な車両は高松北の番町付近マルエン態勢とせよ。以上香川本部。」
高松北署から内勤警察官がやって来た。たまたま当直だった。警察本部の無線の注意喚起音に反応して捜査車両でやって来た。元々は地域警察官もしていた人物である。
不審人物は既に駆け付けた直轄隊8号によってほぼ制圧されていた。被疑者も観念したようである。内勤警察官が話し掛けた。
「高松北署の刑事です。うちのピーシーがさ,あんたのバイクのナンバーを照会したら札付きのナンバーだって返ってきたから晩かけしたって状況なの。分かる?」
被疑者は黙って頷いた。被疑者は暴れていた割に焦っていない。
「名義人は札付きだったの。あなたのなの?」
内勤警察官は「免許は貰ったのかい?」と署の巡査部長に訊いた。
「つい今しがた預かりました。これから聞いてみます。」
と,巡査部長はパトカーに駆けていった。
「人殺したり,強盗でもやってるかも。」
自ら隊の警部補がささやいた。内勤警察官は地域時代の勘で
「その原因は一つしかない。」と断言した。
「先輩さ,まだあるか?覚醒剤。」
被疑者は財布から空の小分けを差し出した。
「否認しない?大丈夫だな?」
「畜生この野郎。何かあんたの雰囲気が喋れよっつってるみたいだよな。」被疑者は苦笑いしながら言った。
「覚醒剤なんか見付かったくらいで何度も悄気(しょげ)るなよ。」
内勤警察官は被疑者の肩をぽんと叩いた。
「色々大変になるかも知れないけどさ,先輩より悪い奴なんてまだまだ居るんだから。またやめられなかったらさ,また捕まればいいんだよ。だけど,人だけは傷付けるなよ?よれるのは一人だけって決まってるのが覚醒剤犯罪なんだから。
俺は研修時代,そこの会社のじじいからそればっかり叩き込まれて地域で昔食ってた。他の奴が凄むかも知れないけど,それは勘弁してくれ。出てきて捕まりたくなったらこの辺に来れば俺が何とかしてやるから,人だけは傷付けるなよ。」
内勤警察官は繰り返した。
犯罪が起きるのはある程度はしょうがない。人だけは巻き込まなければ,地域の治安は均衡を保つものなのだ。
Posted at 2015/01/10 17:38:40 | |
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2015年01月05日
Posted at 2015/01/05 04:14:51 | |
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2015年01月04日
Posted at 2015/01/04 00:53:18 | |
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2015年01月03日
て言うか西枇杷島って名古屋ナンバーじゃなかったっけ?昔見た署内の車って自ら?
詳細はYouTubeで。
Posted at 2015/01/03 22:53:53 | |
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