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塩見 智のブログ一覧

2011年02月24日 イイね!

次回Bagnoleトークショーは「スポーツカーの行方」

次回Bagnoleトークショーは「スポーツカーの行方」毎回好評をいただいている有楽町のドコモスマートフォンラウンジでの「Bagnoleトークショー」。2月28日(月)の3回目はスポーツカーについて語ります。ゲストは本誌でもおなじみの西川 淳さんと渡辺敏史さんです。日頃、ジャーナリストとして自動車産業や環境技術や若者のクルマ離れなどについて言及しているお二方ではありますが、ひと皮むけば、三度の飯よりスポーツカーが好きなクルマ好きなおじさんたちです。

そしてこのタイミングは、ジュネーブショー直前でもあります。登場する予定のクルマについても語っていただきましょう。そうそう、西川さんは先日、マクラーレンMP4-12Cをテスト済み。今最も注目を集める英国製ピュアスポーツについても語っていただく予定です。

いつも本誌では、これに島下泰久さんも加わってトークを展開していますが、島下さんは当日、マヨルカ島でポルシェ・ケイマンRを試乗中の予定。なので残念ながら欠席……なんですが、トークショー会場がドコモスマートフォンラウンジであることを忘れてはいけません。つまり電話がいっぱいあります。現地の島下さんと連絡をとって、ケイマンRのファーストインプレッションを聞いてみようではありませんか。

詳細、お申し込みは「ドコモスマートフォンラウンジ」サイトまで。
http://www.dcm-spl.com/cool_events/2011/02/-bagnole.html

また、いつも通りBagnole on USTREAMで中継します。遠方の方は「Bagnole on USTREAM」でググってください。

僕、今回はホントに「スゲー!」とか「マジっすか?」って言ってれば、あっという間に1時間たっちゃいそう! また、サービス精神の豊かなおふたりのことですから、質問すれば原稿に書けないようなことも答えてくれるはず! 質問を用意してきてください!
Posted at 2011/02/24 00:03:30 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2011年02月20日 イイね!

サソリが跳ね馬に捧ぐ500

今日ははっきり宣伝です。

『Bagnole』3月号(2/25発売予定)の巻頭インプレッションは、このクルマです。



アバルト695トリブートフェラーリ。チンクエチェントをチューンしたアバルト500をさらにチューンした、スペシャルです。世界限定1696台。



とってもいい音がしてました。



本来ファニーなチンクエチェントがとても戦闘的な印象になっています。



ディテールも凝っています。サソリはアバルトのエンブレム。どうしてサソリがプランシングホースにこのタイミングでチンクエチェントを捧げるのかはわかりません。


(写真はすべて五條伴好)

詳細は『Bagnole』3月号にて。

Posted at 2011/02/20 15:27:46 | コメント(6) | トラックバック(1) | お知らせ | 日記
2011年02月18日 イイね!

愛しのラングラーが色気づいた

愛しのラングラーが色気づいたジープ・ラングラー2011年モデルのインパネを見て驚いた。現代風じゃないか! 前年モデルまで、直線で構成されたプレハブの飯場みたいな雰囲気だったのに、急に色気づいちゃって。ついこないだまで、足が4本とれちゃったズワイガニみたいな、シンプルな4本スポークのデザインだったのに、新型ではリムが太く、握った感じもソフトで、ステアリングスイッチまで備わっている。

思い出した。現行型ラングラーに初めて乗り込んだ際、ドアミラーの角度調整スイッチの場所が何分間探してもどうしてもわからず、インポーターに電話したら「手で調整するに決まってるじゃないですか」と言われた。まるで「ラングラーをその辺のSUVか何かと間違えているんじゃないですか? このクルマは本格クロスカントリー・ヴィークルですよ。無駄な装備なんてつけません」と言わんばかりのニュアンスだった。なのに、11年モデルではあっさり電動ミラー調整スイッチが備わっているじゃないか! 


写真=五條伴好

また、オーディオユニット上部に、ちょっとした小物入れとして機能する凹みが新たに設けられた。僕が使っていたラングラー(アンリミテッド)は、ここが平坦かつツルツルした素材だったため、何かを置いておくと、前後方向だろうが横方向だろうが、0.01Gでも発生させた途端、モノが滑って落ちた。あんな図体にもかかわらず、助手席がふさがっていると、何かを置くとしたらそこしかないのだ。僕の場合、カー用品店によくある“滑らないシート”を敷いて事なきを得ていたが、小物入れを設けることができるんなら、最初からやってほしかった。

けれども、インパネをよく見てほしい。便利な機能は備えるが、やっちゃいけないことだけはやっていない。その最たる例が、ATシフター脇にあるトランスファー切り替えレバー。ロー/ハイの切り替えは今や多くの4WD車が自動、もしくはボタンスイッチによる切り替えだが、このクルマはメカニカルなレバーのまま。このレバー、ギアの噛み具合によっては女性では動かせないくらい重いのだが、当然、電磁的なスイッチよりも信頼性が高いからレバーのままなのだ。ほぼ平面のウィンドシールドとその角度にも注目してほしい。燃費を犠牲にしてでもフロントガラスのわん曲を最低限にとどめ、かつその角度を立てているのは、視界を最優先するのと、ウィンドシールドそのものを前へ倒せる機能を残した結果だ。なぜウィンドシールドを倒せるようになっているのか。元々はフロントシート後方に設置した銃を撃つ際、邪魔にならないためだ。

進化してよい部分とそうでない部分を間違えることなく、ジープ・ラングラーは年々進化している。しかし路上を走る量販モデルである以上、時代が求める燃費水準をクリアするため、いつまでも極低速域で粘り強いOHVエンジンを搭載し続けるわけにいかなくなる時がきっとくる。その時にラングラーはレンジエクステンダーで対応するのか、いきなりピュアEVを用意するのかはまだわからない。だが言えるのは、今後も立ち往生したら死んでしまうようなゾーンへ足を踏み入れる際の相棒として選ばれるクルマであるために、パワートレーンの進化は亀の歩みのごとく慎重なはずだ。
Posted at 2011/02/18 22:19:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマの記事 | 日記
2011年02月17日 イイね!

ブロードバンド、万歳

ブロードバンド、万歳昨夜、自動車ジャーナリストの河口まなぶさんによる『Lovecars TV』USTREAM放送開始1周年を祝うパーティ&公開放送が、東京・六本木のF1ピットストップカフェで開かれ、僕もお祝いに駆けつけた。

USTREAMはアメリカで2007年に一般向けにベータ版のサービスが始まった。だから河口さんが放送を始めた当時、すでに最先端ではなかったかもしれないが、でも昨年1月にUSTREAMに可能性を見出したソフトバンクが出資を決めたくらいだから、取り組みとしては相当に早かったと思う。すごいね、彼(を取り巻く仲間たち)。

河口さんが毎週放送するようになった昨春、当時つくっていた雑誌が休刊になったため、僕は暇だった。彼はそんな僕を放送に呼んでくれた。楽しかった。クルマの話をできるのもおもしろかったが、僕らがしゃべったことに対する反応が即座にフィードバックされるのが新鮮だった。USTREAM画面を見たことがある方はわかると思うが、カメラが映す画面の脇にチャット欄があり、視聴者はその欄に自由に意見を書き込むことができるのだ。大勢でツイッターをやりながら同じテレビ番組を観るのに似ている。

こうした放送の双方向性は、もう何年も前からテレビの世界で「次はこうなる」といった感じで言われてきたことだが、実際に経験すると、非常に楽しく、河口さんが毎週毎週、飽きもせず同じようなことをしゃべっているのもわかる。放送に出ていないときに視聴者となってみても、その面白さを感じることができた。なにしろ見る側も、家でジャージ着て鼻くそほじくりながら放送のいち担い手となることができるのだ。いつかAVで加藤鷹に指示出しながら視聴してみたいな。「はい、そこで吹かして」とか。ヤバいかな、これ。

ダイヤルアップの時代から20年弱でここまできた。僕らは生まれた時からマイカーも電話もテレビも各家庭にあって、子供心に、それらの普及に立ち会う衝撃を味わってきた親世代を羨ましく思うことがあったが、僕らの時代にだって、携帯電話が出てきて、インターネットが出てきて、テレビが板切れみたいに薄くなって、クルマがガソリンや軽油以外で走るようになった。すごい、すごい。あ、そうそう、もう雑誌だってタブレット端末でダウンロードして読むことができるんですよ、皆さん! 『Bagnole』って雑誌がありましてね……。

ブログだからって、ここまでとりとめなく書いていいのかな? あとここに書けば書くほど、『Bagnole』の巻頭コラムに書くことがなくなっちゃうんだよな。
Posted at 2011/02/17 12:01:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | よもやま話 | 日記
2011年02月11日 イイね!

粋な10ベスト

先日、4月に開かれる「2011年ニューヨーク・オートショー」に関するメディア向けのメルマガが届きました。同ショーで決められる「ワールド・パフォーマンスカー・オブ・ザ・イヤー」のトップ10ノミネート車が紹介されていました。まず3月に開かれるジュネーブ・モーターショーでトップ3が決まり、ニューヨークでイヤーカーが決まるとか。決めるのは、北米、ヨーロッパ、アジアから選ばれた66人の選考委員だそうです。同時にワールド・カー・オブ・ザ・イヤーも決めるそうですが、こっちの方が断然ワクワクします。

ノミネート車は次の通り(アルファベット順)
Aston Martin Rapide
Audi RS 5 Coupe
Cadillac CTS-V Coupe
Ferrari 458 Italia
Lamborghini Gallardo SUPERLEGGERA
Mercedes-Benz S63 / CL 63 AMG
Mercedes-Benz SLS AMG
Porsche 911 GT2RS
Porsche 911 Turbo
Renault Megane III / Renault Sport


どうですか(ドヤ顔)。いずれも、すぐに姿かたちを思い起こすことができる輝かしいモデルばかりじゃありませんか。気の済むまで「もし1台もらえるとしたらゲーム」を楽しんでください。にしても、どいつもこいつもおいそれとは買えない高嶺の花、いや高値の花。アストン、アウディ、キャディときて、跳ね馬にランボ、それにメルセデスとポルシェが2モデルずつ……あれ、ちょっと待ってください。ルノー・メガーヌRSが入っているじゃありませんか! これは“オチ”か何かでしょうか? いえいえ一番下にあるのはアルファベット順のためで、堂々とノミネートされています。このクルマ、北米のジャーナリストは知らないでしょうから、アジア、欧州のジャーナリストがねじ込んだ、もとい、力強く選出したのでしょう。2番目に安いアウディRS5でも1204万円(日本価格)ですから、385万円(同)のメガーヌRSのお求めやすさが際立ちます。この賞とまったく無関係の『Bagnole』ですが、この渋い選出には「いいね!」ボタンです。

メガーヌRSに脱線しますと、あのクルマは、近頃なかなかお目にかかることができない、キャラクタリスティックなクルマです。2ℓエンジンにくっついたターボチャージャーは、今流行中の「過給によって排気量を下げ、高効率を目指す……」という高尚なお題目を掲げることなく、くっきりはっきりドーピング目的で用いられています。アクセルをひと踏みすればわかります。「より大きな排気量の自然吸気エンジンのようにリニアな」印象など微塵もなく、2500rpm辺りから明確なターボバンを味わえます。ハイグリップな、確かコンチネンタルタイヤを装着した前輪がグリグリグリと路面を掻き、「もう乱暴なんだから」状態。女性のこうした発言はたいていは本当に嫌がっているわけではありません。メガーヌRSも同じ。乱暴な加速は楽しくて仕方なく、くせになります。昔のターボ車は総じてこうでした。


写真=宮門秀行

ただ、昔の荒くれ者と異なるのは、それでいて燃費はそう悪くないこと。年末年始、買い物からサーキット走行まで、さまざまなパターンで走った結果、総合で10km/ℓくらいでしたから。10km/ℓでまあまあという感覚も古くなりつつありますが、ひと昔前のターボ車ではこうはいかなかったはずです。

さて、書くだけ書いて締め方がわかりません。これが、まだ僕が『ベストカー』編集部員時代の原稿だったなら、「パフォーマンスカー・オブ・ザ・イヤーの話をしたいのか、メガーヌRSが特徴的だと言いたいのか、わからん!」と当時の勝股編集長に激怒されていたことでしょう。しかし、今や僕は吹けば飛ぶ小規模媒体とはいえ、誰にも怒られない編集長。エイ! このまま載せちゃいます。
Posted at 2011/02/11 00:12:28 | コメント(7) | トラックバック(0) | クルマの記事 | 日記
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