トランプ大統領になってから、US以外のクルマメーカーがいじめられているのはご存知のとおりです。
従来からUS国内に製造工場を持っていて、USマーケット用の車両のUS工場製造率が高いメーカーと、そうでないメーカーにより、”心配”度合が違うのはもちろんです。
わがスバルは”心配度”が高いほうでしょう。USにも工場はありますが、なんせ一番売れているフォレスターは100%日本生産して輸出しているんですから。
群馬県の太田にある工場で造られたスバル車は、ひたちなか、千葉、川崎、横浜、横須賀の5港から海外へ運ばれます。今回、川崎港にあるスバルの輸出センターを見学するチャンスがありました。
広いです。50,000平米。
SUBARUと書いてあるのは新車を溜めておく倉庫で、1,500台入るそう。以前はその左側にもっと大きなのがあって、なんと8,000台入ったんだとか。現在は倉庫の1,500台と平置きの1,600台がキャパだそうです。
停泊してるのが、NYK日本郵船のHERCULES LEADER丸。(外国名でも丸かしら?)
これもデカい。
全長199.94m。たぶん200mを超えるとなにか不都合みたいのがあると推測します。全高は45m。ビルです。内部は12階建てで、今回は狭い鉄階段でこれを昇り降りするエクササイズ(?)となりました。
プロの手により、スバルが次々と積み込まれていきます。
こういうふうにスロープを使って走って乗り降りさせる船をRoRo船と言います。Roll-on/Roll-offですね。
けっこうなスピードでタイアを鳴らして走ります。自分のクルマを極端なほど丁寧に扱う日本のお客さんが見たら、自分のクルマが納車前に手荒く扱われてるっ、って思っちゃうかもです。
素晴らしく統率された動きで、次々と固定されていきます。
もちろんですが、車間はビッチリ。ドア間10cm、バンパー間30cmが基準だそう。
ここで動かしているかたたち、都会のバレーパーキングからスカウトされること間違いなし!
こうすることによって5,000台レベルを搭載できるそうです。
事故は無いのか、と聞いたら、0.000なんとか%しか起こらないそう。あちらで降ろすときのほうが事故確率高いそうです。やっぱりね。
この船を動かすのがこのエンジン。
直列8気筒645リッターです。ボア600mmでストローク2,300mm。最大出力は21,000馬力。お化けですね。
こちらも巨大なターボ・チャージャー。
バルブはこの大きさ!
バルブをはじめ、ピストンやいろいろ置いてありましたが、別に見学用ではなく、スペアパーツです。場合によっては海上でもリペアしますから。
こちらがブリッジの操縦室。
この巨大なビルを航海させる乗組員は、2名のコックさんを含め20名で、日本人はゼロ。陽気な船長さんはルーマニア人でした。船内の公式語は英語だそう。
20名のみなので、脱出用はこれが2艘だけ。
屋上(?)の甲板から見た岸壁の景色です。
先週の12日に川崎を出港したこの船は、10月1日にパナマ運河を通過予定だそう。その後3週間くらいでUS東部の数か所の港に寄ってスバルを降ろしながら、ボストンまでの航海です。
Bon voyage !!
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森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/01/21 15:23:34 |
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