911SCの1/43ミニチュアカーを塗り替えてもらったついでに、SCの次に現在まで乗っている993も塗り替えてもらいました。
993のも、探した時に白いのが見つからず、しかたなく安売りしていたのを買ったのがブルーメタリックでした。それをやはり白に塗ってもらいました。
ボディがSCよりメリハリがなく、ヌメっとしたデザインのせいか、上塗りによりSCよりさらにぼってりしてしまっています。でも、白い993になったので良しとしました。
993については、1/18のプラモデルも買ってあるので、こちらは普通に白に仕上げるつもりです。っていつ作る気になれるかは・・・不明ですが。
私はミニチュアカー・コレクターとかではありません。
でも、自分が乗っていたクルマのは持っていたいと思い、チャンスがあれば探していたりします。夏の幕張メッセでのオートモビル・カウンシルなんてのも、そのチャンスです。
探していてわかったことがあります。それは、(特に近年)ミニチュアカーは発売になる時にまとめて製造して、続けて作ることはあまりないこと。つまり、廃盤、ディスコンになってしまうものが多いようなんです。なので、「見つけたら即買い」がいいようです。
見つけるのに苦労したひとつが、現在乗っている95年式のPorsche 911(993型)の1台前に乗っていた78年式の911。通称ビッグバンパーとかGタイプとか呼ばれているやつです。930と呼ばれることも多いようですが、たしか930とはこの時代のターボ付きモデルのみの型式だったと思います。
このモデルのミニチュアはけっこう見かけるのですが、問題がありました。私のはリアウィングを付けていたこと。ターボモデルのウィング付きはあるのですが、ターボでない普通のボディのSCのウィング付きが無い。たまに見かけても、プレミアがついていてめっちゃ高いんです。ん万円とか。
あるとき、偶然見つけました。普通の値段。即買いしました。でも、色が白じゃない。シルバーでした。これは残念だけど、しかたない。
と思っていたら、色を塗り替えてくれる工房をネットで発見。早速依頼しました。たしか昨年のこと。あれ、一昨年だったかな。
帰ってきたのがこちらです。
元のペイントは剥がさず、上から重ね塗りなので、やはりちょっともっさりしてしまうのはしかたないところですが、じゅうぶん感じが出ました。
折に触れ、コレクターじゃない私のコレクションもご紹介していきましょう。
わが愛する993。光り物のを色合わせするために、各所の小さなランプを少しずつLED化してきましたが、今回は色合わせのおおもとになったヘッドライトのお話です。
1993年にローンチした993ですが、私のは1995年式。翌96年に、エンジンにバリオラムが組み込まれ15PSのパワーアップとなったのに加え、あるオプションが加わりました。それが「リトロニック」と呼ばれたHID式のヘッドライトでした。ボッシュ製のこれ、私の記憶では、市販車にHIDが使われた世界初でした。
現在ではマジョリティとなったHIDですが、従来の自動車用ランプがフィラメントを発光させる電球式だったのに対し、アーク放電による発光で、いわば蛍光灯のようなもの。消費電力に比べて明るいし、遥かに長寿命というものですね。ちなみに、バーナーと呼ばれる発光管に封じ込められている気体がキセノンなどなので「キセノンランプ」とも呼ばれています。
私のは1年前だったので、普通のハロゲン球式のヘッドライトが装着されていました。上向き下向きそれぞれH1球です。
993は10数年前に私のもとに来たのですが、既にその頃には私の眼はHIDの明るさ(見え易さ)に慣れてしまっていて、ヘッドライトの暗さを感じてしまいました。それでリトロニックに換装することを考えたのですが、純正パーツでやろうとすると超高価で手が出ませんでした。
そこで見つけたのがこれ。
個人で993のヘッドライトのHID化をやっているかた。ここで改造してもらいました。下向きのみのHID化でした。
氏が使用するのは、光るバーナーはフィリップス製ですが、駆動するバラストはトヨタ純正パーツで、小糸製作所製。パーツにはTOYOTAロゴが。これが信頼のもと。(笑)
おかげで夜もバッチリにはなったのですが、なんせ下向きだけだったので、暗いところになって上向きにしたとたんに「あれ、あまり下向きと変わらない」状態でした。
上向きはパッシングライトにも使うわけで、蛍光灯タイプのHIDはパッパッと点けるのには向いてなく、クルマによってはパッシング用のランプを別に装備してたのもありました。なので上向き改造は諦めていたのですが、やはり暗い。
で、久しぶりに氏に連絡をとってみたら・・・使っているバラストの容量に余裕があるので、パッパッができるんですって!
それで10数年ぶりに再訪して上向きもHID化してもらいました。
993のヘッドランプ・ユニットは、ボンネット内側のヘッドライト部後方にあるレバーを回すと、ぬるっと飛び出してきます。
指で差しているレバーです。
これを180°近く回せばOKです。
右側のユニットの奥にはクラクションの2連ホーンが。
こんなところにあるんですね。たしかにフロントにエンジンルームが無いので、でしょうね。
その右側に見えるのはオイルクーラーへのホースですね。
ここで次回へ続きます。
デスビを取り付けたあと、排気系を取り付けました。
大きなヒートエクスチェンジャーが、まるごとプラスティッキーなグレイ色なのが、残念。後ほど、締めベルトだけでもメタル色に塗りましょう。
そして、このエンジンのヴィジュアル的シンボルともいえる空冷ファンを取り付け、駆動ベルトを掛けました。
それから、デスビから出ている6本のイグニッションケーブルを6つのシリンダーの頭に向けて差し込みました。先端部はプラグのカタチはしてませんが、LEDが組み込まれています。
ちなみに、写真バックのかたは、911用水平対向空冷エンジンの設計者であるハンス・メツガー博士です。(設計時はもっと若かったです。)
最後に、駆動用のモーターを組み込み、展示用スタンドを取り付けてできあがりです!
スタンドには単3が3本入り、モーターに給電します。
おそるおそるスウィッチを押してみると・・・回りました!
クランクシャフトが回り、6つのピストンが動き、カムシャフトがバルブを動かし、タイミングに合わせてプラグが赤く光ります。
プラス、スピーカーからエンジン・サウンドが。かなり安っぽい音ですが。
完成!!
たぶん、根気が続くひとがちゃんとやれば、1日で出来ちゃうと思います。
ポルシェのオーナーズマガジンである、クリストフォーラス誌のページに紹介されていた、このキットの画像がこちら。
こんなにキレイには並べられなかったので、オマケに掲載しときます。
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森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/01/21 15:23:34 |
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