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森川オサムのブログ一覧

2018年04月17日 イイね!

お台場にCan-Amレーサー??

その土曜日のお台場でのイベントの時です。

私は丸一日受付担当で、スペース入口に設けられたテントで働いていたのですが、目の前の通路をレーシングカーの隊列が通っていきました。その時、2台目だったかのクルマに眼がテンになりました。


な、なんとそれはシャパラル! それもあの「ヘンな」2H!

でも、待てよ・・・なんだか音がV8じゃなくかわいいぞ・・・??


見にいったらこれでした。


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K4-GP用に作られたマシンでした。K4-GPって、軽四輪だけで走るレース・シリーズです。なので、ベースは軽のシャパラルのパロディですけど、良くできてませんか?


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遠くから見たらスケール感がわからないので、ホンモノに見えちゃいます。ちょっと背が高いけど。

シャパラル好き(だった)の私が見てそうなんですから、良くできてることまちがいなし!

当時としては画期的だった、今で言うところのボーテックス・ジェネレータもきちんとコピー。


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K4-GPにシャパラルみたいのが走ってるのは知ってましたが、初めて現物と対面できました。


ところで、あまりご存知でないかたも多いでしょうから。

60年代に北米で人気があったレースシリーズのCan-Amシリ-ズ。カナダとアメリカが舞台だったので、カン・ナムと呼ばれてました。排気量とか何でもあり、が面白く人気が出たシリーズですね。ここに現れたのがジム・ホールというドライバーが興したChaparralで、真っ白い空力ボディにシヴォレーのV8なんですが、なんとA/T。

空力の追求から、当時これも初であるボディ後部に高いウィングを付け、それをA/Tで遊んでる左足のペダルで角度変更ができるようになっていたり。要するにアイデアのカタマリのレーシングカーだったんです。

Chaparral 1から始まって2Aになり、2C、2D・・・と進んで、2Eから2Gがそのウィングをパタパタするマシン。その次の2Hでは、ウィングやめて、なんとボディをウィングみたいにしちゃったのがこれ。


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ドライバーも深く寝かしちゃったので、前はともかく横が見えないので、ボディサイドに窓です。

当時のドライバーだったのは有名なジョン・サーティース。こんなのイヤだ、ってなかなか乗りたがらなかったそう。

レースデビューはしたけど、空力が思ったようにいかず、やっぱりウィングだ、って対策がなんとコレ!!


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シャパラルの面白さはこのあとも続きます。

シャパラル好きの私は、ミニチュアカーも揃えてます。真っ白け。そのうちヘンなシャパラルの歴史、ご披露しますね。

Posted at 2018/04/17 13:05:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
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