この記事は結構長文です。ご了承ください。ちなみに記事の最後にYoutubeにUPした動画を埋め込んでいますのでご参照ください。
先日、F430のマフラーを交換してきました。メーカーはiPE製になります。皆さん、フェラーリのマフラーメーカーと言えばパワークラフトやクライスジーク、MSレーシング等が頭に浮かぶかと思いますが僕が選択したのはiPE。
フェラーリの社外マフラーでiPE?うーん、知らないなぁって方が多いかも知れませんし僕も最初はそうでした。iPEとはinnotech Performance Exhaust System のことでipeはその略称です。台湾のメーカーで日本の代理店は
iPE Japan になります。
きっかけはマフラーメーカー選定にあたってYoutubeを夜な夜なさまよっていたときに
めぐり合いました。そのときの動画がこちら↓
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僕はフェラーリと言えば音であるといってもよいくらい音にこだわりがあります。そのため納車される前から、マフラーは交換するつもりで色々考えていましたwあくまでも個人的な意見ですがV8フェラーリは355→360→430→458とその進化に反比例する形で音の魅力が下がっているように感じますw
ノーマルのF430のエキゾーストノートはバルブが開くと良い音がしますが、まだまだ野太く、僕が理想とするF1のような甲高い音とはほど遠い音でした。しかし上の動画を見た時、F1のような甲高い音を奏でながら走り去るF430をみて、これが理想の音だと思った次第です。
また、その過程において販売代理店のiPE Janapnの対応も素晴らしく、音だけで言えばパワークラフトも捨てがたくとても悩んでいましたが最後はメーカーのホスピタリティの良さでipeに決めました。
とりあえあず、マフラー交換なのでもちろんマフラー本体は交換するのですが、キャタライザー(触媒)はノーマルのままで交換しました。これはキャタライザーまで交換すると爆音になりすぎてしまう懸念(ちなみにリモコンでバルブ開閉のON/OFFはできます)とエンジンチェックランプの点灯リスクなど様々な問題が顕在化する可能性があるため、とりあえずマフラーだけをiPE製に交換して様子を見て、物足りないようならキャタも交換する・・・という流れにすることにしました。
テールエンドはチタンやクロームなど選択することができます。僕はチタンを選択しました。ノーマルの出口はその車体価格の割には安っぽく不満でしたが今度のはいい感じです(^-^)
マフラー交換後のエンジンルームです。ノーマルに比べてサイレンサーは一回りは小さくなっているように思います。アクセサリーがONの状態であれば、リモコンでバルブの開閉(通称 爆音スイッチ)ができますので、深夜早朝の入出庫や住宅街などではOFFにすれば静かで問題ありません。 聴き比べた感じでは爆音スイッチをOFFにしているときはノーマルマフラーのアイドリング時とほとんど変わらないほど静かです。
マフラー価格:400,870円
工賃:98,018円(内訳:マフラー交換 44,625円、ECU設定取付26,775円、遮熱加工26,617円)
そんなに熱くならないマフラーですが念のため、遮熱加工をしていただきました。
リモコンは2個ついています。ONがバルブ解放、OFFがバルブを閉じる。AUTOモードは、F430の場合ですとアクセル開度または回転数のどちらかを判断基準にして自動的にバルブを開閉したいときに使用します。(F430の場合はor条件ですが車種によってはand条件なようです)ちなみにノーマルのF430の場合ですとたしか4,000回転以上くらいでバルブが自動で開きます。
マフラー交換後の感想
ノーマルマフラーの音の満足度が50点なら今回IPEにしたことによっての音の満足度は70点です。ノーマルに比べて甲高くよりレーシーな音になりましたが、動画で収録するとノーマルとそんなに変わってないように聞こえるのが少し残念です。
やはりF430の場合はキャタライザー(触媒)での消音効果がとても高いと感じざるをえませんでした。乗っていて3,500から6,000回転の域ではフォンフォンといい音になり、6,000回転を超えるとさらに甲高くなるのですが、もうひとつな感じでキャタライザーを変えればきっとさらに甲高く鳴くなっという手ごたえを感じました。ということで、キャタライザーもやっぱり交換することにしましたw
あぁ二度手間・・・w
キャタライザー価格:275,100円
工賃: 66,937円
早速キャタライザーを注文しました。工賃ですがマフラー交換の時と一緒にやれば1回分で済むのですが今回は、あとから追加で交換しているので工賃が余計にかかっています・・・自業自得ですw
短期間で何度もつけたりはずしたり、色々調整したりとお店・整備士様にはご迷惑をおかけしております。
ところでipeのキャタライザーはストレートタイプとスポーツ触媒とありますが今回はストレートにしてみました。キャタライザーを交換すると、リスクとしてあるのはエンジンチェックランプの点灯です。
個体差が大きいので100%とは言えないそうですがIPEのキャタライザーはこのあたりを相当入念に研究しているらしく(ノーマルのキャタライザーを何個もばらして精査しているとのこと)、チェックランプが点かないような対策をしています(写真ではわかりにくいのですがバイパスのあたりに工夫の跡が見られます)。
キャタライザーを交換しましたが幸いなことに僕のF430もチェックランプは点きませんでした(^-^)/
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アイドリング動画
さっそくYoutubeにUPしてみました。動画では比較用としてノーマルマフラーでのサウンド、マフラーをIPEに交換した後のサウンド、マフラーとキャタライザーをIPEに交換した後のサウンドと3パターンに大別して収録しました。IPEマフラーは可変バルブスイッチでバルブのON/OFFができるためその部分も含めて収録しています。
詳細:
00:00-00:19 ノーマルマフラー
00:20-00:40 マフラー:iPE キャタライザー:ノーマル のバルブは閉じている状態。
00:41-00:59 マフラー:iPE キャタライザー:ノーマル のバルブは開いている状態。
01:00-01:17 マフラー:iPE キャタライザー:iPE のバルブは閉じている状態。
01:18-01:47 マフラー:iPE キャタライザー:iPE のバルブは開いている状態。
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走行動画
空ぶかしだけでは分かりづらいので今度は実際の走行しているときを動画にしてUPしてみました。トンネルでは音が反響してとても良い音です。※動画はスピードを速めて編集UPしています。
キャタライザー交換後の所見
まず乗ってすぐにわかったのが音が「大きく、そして劇的によくなった」という点です。思惑通り、甲高く鳴く、F1のようなエキズーストノートになりました。自称 冷静沈着w な僕ですがこのときばかりは「おぉー」と叫んでしまいましたw
音量そのものが底上げされて大きくなっていますが、バルブを閉じれば引き続き静かになるのでご近所迷惑にはならないと思います。これで満足度は100点になりました(^-^)
納車してから今日まで、なんだかんだモディファイをし続けてきましたがひとまずこれでいったんは落ち着きます。冬もまもなく終わり暖かい春が来たら最高のドライブ日よりが続きますのでしばらくはのんびりカーライフを過ごしたいと思います。