
ようやく徹夜仕事が終わりました。
眠気が襲って来ないので、この機会に以前より考えていたことを備忘で記載しようと思います。
まずはじめに謝っておきますが、トヨタ車ファンの方ごめんなさい。
随分ひどいことを書きますが、愛あればゆえです。
許して下さい。
何せ、私の社会人キャリアはこの会社の系列から始まったのですから。
レクサスさんは画像のスピンドルグリルを今後はアイデンティティにされるらしいですね。
そういえば、ネットか何かでアウディのスピンドルグリルと書いてる方がいらっしゃいましたが、
「スピンドル」とは糸巻きのことで、アウディーさんのは「スピンドル」では無いです。
このニュース(随分前のニュースですが・・)を聞いてふと思い出したことがあったのです。
それは、まだ私が若かりし頃。
トヨタ本社がこう宣言したのです。
「これからはトヨタ全車に新CIエンブレムを採用します。」
これぞ皆さんおなじみのあの牛みたいなトヨタマークの始まりです。
このマークが発表された時、我々は、
「え?牛丼屋??」
などと真剣に行く末を案じたものです。
「これからはトヨタ車の車種別エンブレムは廃止。」
「前も後ろも車内もこのマークで行きます。」
メーカーの方が自信を持ってそう宣言されてました。
我々からしてみれば、
「大丈夫かよ・・・・・」
「牛さんマーク・・・・・」
どちらかと言えば悲観的な意見が多かったように記憶しています。
しかし、私は違いました。
「ああ、これでやっと本当のCIができた!」
と思っていました。
MBやBMWやAlfaと一緒だ!!と。
ここでのCIはコーポレートアイデンティティでは無く、
カーアイデンティティぐらいの意味です。(勝手に作った言葉ですが・・・)
人間不思議と見慣れてしまえば見慣れてしまうもので、
その後発売された車にこの牛丼マークがついてても何の違和感も無くなって行きました。
たとえばST180系だと思いますが、
前期ものには車種別マーク、後期物には牛丼マークです。
今見ると牛丼マークの後期物のほうがしっくりきます。
そんな経験をしてしばらくして
私は車業界とは何の関係も無いところに転職した訳ですが、
しばし車から遠ざかっている間に、ふとトヨタ車を見てみれば、
何と車種別マークが復活しているではありませんか。
申し訳程度にあの牛丼マーク(本当はTの図案化と宇宙を表現しています。)
が何処かに着いてはいますが・・・・・・
「あーあやっちゃた。」
と思った訳です。
あれだけ気合い入れて宣言しておきながらまさかの車種別エンブレム復活。
まあ、トヨタらしいと言えばらしいのですが・・・・・
で、今回のスピンドルグリルです。
私は正直、
「大丈夫かよ・・・・・」
と思ってしまう訳です。
以前のことがありますから。
それ以前にアウディーの真似のような気がしないでもないですし。
そんなこといったら三菱のジェットファイターグリルもしかりですが。
本当にトヨタさんがこのグリルをレクサスのアイデンティティにするんだ!
という強い意気込みで未来永劫(とまでは言いませんが・・・)作り続けるのであれば、
私はあの頃のように応援し続けます。
しかし。
ここで宣言しておきますが。
「絶対に近い将来このグリル止めます。」
そういうところがあるのです。
トヨタさんは。
どう見ても全てのレクサスに似合うグリルでは無いですし、
これからの新型車でもこのグリルのおかげで前後チグハグなデザインが出てきたりします。
当然販売側からはクレームが上がります。
「この顔なんとかしろ!!」
それでも作り続ければ良いのです。
「これがレクサスだ!文句言わず売れ!!」
ってなもんで良いのです。
「トヨタの営業マンはどんな車でも売る。」
などと販売力の高さを褒める記事を目にしますが、
どんな車でも売る代わりに、どこの営業マンよりも売るため
(成績を上げるため)の文句が多いのも事実です。
これは実に良いことだと思うのですが、
トヨタ本社はそんな文句を実にきっちり受け入れてくれたりします。
ある意味すごく良い会社なのです。
ただし、そのおかげで出て来る車は全て平均点。
新型カローラなんてがっかりです。
先祖返りもはなはだしいと個人的には思いました。
確かにフルラインアップメーカであるだけにそれこそ免許の無い子供から、
男女問わずおじいちゃん、おばあちゃんまで、
誰もが気に入る車を作らなければイケない大変さはわかります。
それにしてもあまりにも没個性になってしまっては・・・・・・・
件の牛丼マークもこれは全くの推測ですが、現場から
「止めて」
との声が上がったんだと考えます。
だってあれだけメーカーの人が宣言していたのに撤回ですから。
「MBやBMWとは規模が違うのだからしようがないじゃないか!!」
という声も聞こえてきそうですが、
VWはやっているのに・・・・とも考えます。
百歩譲ってその声に耳を傾けるとして、
「レクサスは違うからね!」
と言っておきたいと思います。
流石にレクサスで車種別エンブレムを導入するなどというバカげたことはしないでしょう。
しかし、Lマークだけではアイデンティティが築けなかったのも事実です。
だから 「スピンドルグリル」 の導入に踏み切ったのでしょう。
「ならばやりぬけ!!」
本当の本当は愛してやまないトヨタに対する切なる願いです。
どうか私の予言を良い意味で裏切って下さい。
そうしたらお詫びにレクサス買います。
宝くじがあたったらですが・・・・・
当たらなかったらロドスタかアルファをオープンにした時は必ずレクサスの帽子被って運転します。
かつて、トヨタの車に 「無限」 のステッカー貼って笑い者になっていた人のように。
Posted at 2012/07/06 07:28:46 | |
トラックバック(0) |
雑記 | クルマ