
いよいよMR-2 G-Limited もあと少しで最終章です。
後ろ指差されながら毎日一緒に過ごして来たMR-2でしたが、
所有して約2年が経とうかとしていた、ある正月休みの日大事件が起こりました。
その日、私は当時付き合っていた彼女とその親友の女の子3人で、
初詣に行ったり、お食事したりとのんびり過ごしておりました。
その日の深夜、12時。
私の彼女は箱入り娘で門限が12時。
シンデレラな彼女は御帰宅の時間を迎えていました。
彼女のお友達は、もう少し遊びたいとのこと。
免許取り立てのお友達はMR-2でドライブに行きたいと言い出しました。
「Hちゃんとなら一緒に行って来ていいよ~」
私の彼女は友達と2人でお出かけしても良いとのこと。
女子と彼氏を2人で残すなんて、今思えば私はあまり愛されてなかったのかも知れません。
「運転させて~」
お友達はMR-2を運転させてくれと言います。
正直私も眠くて眠くて運転してもらえるならラッキーということで、
「いいよ~、そのかわり寝ちゃったらゴメン。」
と伝えて第2部へ出発しました。
お友達、免許取り立てとのことでしたが運転は比較的上手な方で、
小一時間もすると私は横でウトウトしだしておりました。
どれくらい経ったときでしょうか、
「ぎゃ~~~!!」
という悲鳴で目が覚めました。
「なんだ?なんだ?」
と回りを見渡すと、
「ぎゃ~~~!!」
と私も悲鳴を上げたのです。
なぜならふと見た私のとなりに、それはそれは大きなシボレーアストロがあったから。
距離は 「アストロの運転手と目が合う位 」 近くでした。
そして
激突 。
当時はさほど厳しくもなかったのでしょう、私たち2人ともベルトをしておらず。
激突の瞬間に 「ベルト!!」 と叫びながら彼女に覆いかぶさりました。
MR-2はグルグルと回転しながら、民家の石垣に頭から激突して止まりました。
幸い2人とも動ける状態でしたので、ゆっくり外に出てみると
MR-2はグッチャグチャ。
そして交差点の真ん中にはフロントがひしゃげたアストロが一台。
事故の概要はこうです。
MR-2進行方向の信号は青。
当然交差点内に侵入しています。
アストロ進行方向の信号は赤。
当然交差点前で止まっているはずですが、
信号無視で猛スピードですので、
当然交差点内に侵入しています。
当然2台は激突します。
後でおまわりさんに聞いたのですが、この事故で不幸中の幸いが一つ。
衝突の瞬間、運転していたお友達はアクセルを目いっぱい踏んでいたらしいです。
通常危険を感じると反射的にブレーキを踏むらしいのですが、
彼女はなぜかアクセルを目いっぱい踏んだらしいです。
おまわりさん曰く
「ブレーキだったら君死んでたね~」
そう言われて見れば衝突寸前に相手の運転手の顔がはっきり見えましたから、
そのまま行ってたら私の真横に突っ込んで来ていたでしょう。
彼女に感謝です。
彼女の絶妙なアクセルワークのおかげで、アストロは助手席をほんの少し避け、
MR-2助手席ドアのちょうど真後ろあたりに激突しました。
ミッドシップなので、ここにエンジンがあります。
ある意味一番車で硬いところにあたってくれたらしいです。
ただしそのおかげで丁度、回転扉が回るように車はグルグル回転し、
フロントから石垣に衝突したわけです。
片方のリトラクタブルライトが半開きになっていたのが今でも忘れられません。
相手は飲酒運転の定員オーバー。
彼女は無傷。
私は無傷と思っていたのですが、後で何か足がいたいなあと思ってみてみたら
左ひざがパックリ割れていました。
衝突の瞬間にダッシュボードをひざで突き破っていたようです。
「どうみても廃車だな。」
そう思った事故でした。
あの事故以来アストロの近くは走っていません。
Posted at 2012/04/14 23:09:34 | |
トラックバック(0) |
過去愛車 | クルマ