
結局アルファロメオに戻って来ました。
この1カ月の車の入れ替わりの目まぐるしさは筆舌に尽くしがたいものがあります。
それぞれ短期間所有の車でしたが、
面白さはお腹一杯でしたので暇を見てブログに書こうと思います。
さて、まずは戻って来たアルファちゃん。
短いですが感想を書いてみたいと思います。
この、ピニンファリナ(エンリコ・フミア)のデザインは
アルファの中でも最高傑作だと勝手に思っています。
もちろん、ジュリアスパイダーのクラシック感やジウジアーロの現スパイダーも素敵ですが、
私の中ではこの916スパイダーのデザインが最高です。
これまでGTVには3台乗って来たわけですが、スパイダーは初体験です。
GTVは2,0TB、3.0V62台とそれぞれの特性は十分承知しているつもりでした。
で、スパイダーですがそのファーストインプレッションと言えば、
「遅い!!」
の一言につきます。
ある程度スピードに乗ってしまえば快適ですが、
出足はよくある表現ですが軽に負けます。
重いのでしょう、ボディーが。
この中期物は2,0TSエンジンなのですが、
これまで147で2.0TSを3台乗り継いだ経験から言っても
SpiderのTSエンジンは3割引きで遅いです。
147でスタートダッシュに不満を感じたことなどなかったですから。
以前のGTVと同じ感覚で乗り込んだ私からすれば青天の霹靂でした。
2.0TBはドッカン。
3.0V6はマイルドで力強い。
2.0TSは遅い。
てな感想になってしまいました。
ただ仕方無いと思います。
オープンボディーでさんざん補強が入っているでしょうし、
電動オープンになった中期以降ではそのシステムの重さも相当なものでしょう。
後期物で、3.0→3.2V6と進化した理由がよ~くわかりました。
クレームが来たのだと思います。
「遅い。」とね。
散々けなしているように聞こえますが、実は私、この遅さ嫌いではありません。
乗り込んだ時のイメージにギャップがあっただけで、
はじめからこんな物と知っていたら十分満足したと思います。
そもそも私それほど飛ばしませんし。
この車はギャンギャン攻める車では無く、あくまでグランツーリズモだと思います。
初春や初秋に屋根を開けてさっそうと駆け抜けるのが似合うクルマですね。
もし、中期TSものスパイダーを探していらっしゃる方いらっしゃいましたら
早さは求めてあげないで下さいね。
キャラが違うと思いますので。
そう考えると、我がスパ号は少々ミスマッチな感じです。
クイックシフトが入ってますがいりません。
シフトフィールが重くなってるだけです。
17インチアルミですがいりません。
16インチがせいぜいだと思います。乗り心地悪化してます。
スーパースプリントのマフラーいりません。
純正でTSのエンジン音をオープンで楽しむのもまた一興です。
などなど。
まあこれは個人の趣味ですのであくまで私の私感ですけど。
さて故障について。
エンジン関係のウィークポイントはGTVとほぼ同じでしょう。
エアフロ、O2センサー、サーモスタットなどなど。
その他補器類の消耗品を定期的に変えてあげれば意外と手はかかりません。
それと、油脂類の交換は少々神経質位が丁度良いのでしょう。
一番の問題は、
「電動幌」
中期物はまず壊れるそうです。
しかも一番壊れる部品はメーカーで既に絶版とか(笑)
どないせいっちゅうねんって感じですね。
我がスパ号ももちろん壊れてます。
だから激安でした。
ただし、意外と知らない方が多いのですが手動でも十分簡単にオープンにはできます。
電動幌の場合、手動で開閉しようとしても油圧が残ってますので少々重いですが。
手動で開閉して壊れることは無いそうですよ。
(ディーラーメカ談)
まだまだ期間が短いので本当の短感ですが、
結論として言えば、
「走りは遅い。」
「壊れた幌は重い。」
そんなところでしょうか。
まあそんなことを吹き飛ばす位、素敵な魅力が詰まっているのですがアルファロメオには。
一足先にマツダとアルファのオープンコラボをこれから楽しみたいと思います。
嫁からも新しいロードスターとアルファスパイダー出たら買っても良いとお許しが出ました。
宝くじが当たったらとの条件付きですが。
Posted at 2012/07/05 23:18:48 | |
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