2012年12月09日
先週のことですが、
みん友のがさんに横に乗って
いただき雪道講習を受けていました。
練習用車は「チェロキー」です。
この94年(平成6年)式チェロキーなんもついていません。
エアバックありません。
ABSありません。
横滑り防止装置なんですかそれ?
といった車です。
4WDではありますが、そこは一応クロカン。
FRベースの4駆ですから挙動はシビアです。
先週中古(結構上物)のスタッドレスに履き替えたのですが、
それでもスベルことスベルこと。
乗っていてもお尻がツツーと流れるのがわかります。
止まるにしても、当然急ブレーキなどかけようものならズルズルっと滑ります。
ABSが無いわけですから当然あの独特のグッツグッツというブレーキングもありません。
ABS回路の代わりにあるのは、自分の右足回路だけです。
教官のがさんに教えを請いながらゆっくりゆっくり雪道練習です。
ブレーキは早めに。
ポンピングブレーキ重用。
急ハンドルは厳禁。
万が一お尻が流れたら流れた方向にハンドル切る。
それでも駄目なら路肩に突っ込む。
さすが雪国の鬼軍曹。
的確なアドバイスを送ってくれます。
スタッドレスを履いても結構滑るのでこんなものですか?と問えば。
「中古でも皮むきしないと滑りますよ。」
とのこと。
なるほど今ではグリップ絶好調。
さすがだなと思いました。
さて、それからチェロキーの門限も解除となり、
私、毎晩、毎晩雪道訓練に出かけております。
先日は小樽まで出かけて来ました。
小樽という街までの道中は結構吹雪くのですね。
先日の講習の成果を着実に出しながら無事辿り着きました。
さて、そして今日です。
先ほどまで家の近所をグルグル廻っておりました。
日ごろの練習の成果かずいぶん雪道にも慣れたと思っておりました。
しかし
本日見事に、
刺さりました。
なんでも無い道で。
速度も出していなかったのに。
雪道恐るべしです。
先日の教習どおりに無理だこりゃと思い路肩に刺さりました。
雪がたっぷりありましたので無傷です。
「あぶなかったな~」
とつぶやきながら、
「4WDでよかった。」
と余裕をぶちかましてみせます。
バックギアに入れてと。
あれ?
あれ?
あれれ???
出れません。
俗に言うスタックです。
4WDは万能では無いと言うことを思い知らされました。
キュルキュルキュルルル
と4つのタイヤは空しく空転を続けます。
歩道のお姉さんは不思議そうに私を見つめます。
余裕をぶちかました表情を作りながら、
私の頭に浮かんでいた言葉それは、
JAF
よぶしかねえなと思ったその時。
先日のがさんから貰ったメールを思い出します。
「チェロキーの4WDにはフルタイム4WDと直結4WDがあって・・・・」
そうだ、フルタイム4WDだからいけないのだ。
直結4WDにしよう。
しかも4WDLにしよう。
結果、一発で脱出です。
教官ありがとう。
しかし、あれです。
同じ4WDでもフルタイムと直結では全く違うのですね。
いまさらながら実感しました。
よく
「フルタイム4WDなんて4WDじゃない。」
なんてことを聞きますが、ある意味そうかも知れません。
と、いいますのも、
この出来事があっって脱出した後、
いたるところで車が刺さっていました。
それこそJAFさんも2台ほど見ました。
かなりの大通りで除雪前のわだちだらけの道。
一番危険なのですかね。
なんのことは無い雪の山に突っ込んだだけで脱出できなくなるのですね。
今日ばかりはチェロキーを見直しました。
さすが結構売れたアメちゃんクロカンだけのことはあります。
CX-5でもこうは簡単に脱出できなかったかも知れません。
ん?
待てよ。
その前に、CX-5だったら滑って無いな。
絶対に。
アンチスキッドだなんだとエレクトリック技術が・・・・
うん滑って無い絶対に。
ということはやはりポルシェでは無いですが、
「最新のクルマが最良のクルマ。」
ということでしょうか?
確かにそうでしょう。
しかしその最新技術に頼って無謀な運転をしていると、
もっともっと悲惨な目に合うことになってしまいます。
そうです。
何にもないチェロキーで十分に練習を重ね。
雪道での挙動を完璧に把握し、
その上で、
最新の技術で武装したCX-5を操る。
完璧です。
しばし、安全運転で雪道練習を重ね、
手稲のアリ・バタネン
と呼ばれたいと思っております。
Posted at 2012/12/09 01:45:30 | |
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