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2011年05月23日 イイね!

2発目「フォルクス・ワーゲン ゴルフCi」

2発目「フォルクス・ワーゲン ゴルフCi」86年式 ゴルフCi(赤)です。
(赤)なのは(黒)や(紺)など数々ゴルフⅡ歴がある為です。

画像はまさにこれ!って仕様の写真があったので拝借してきました。
ただし、私の愛車は左ハンドルでしたが・・・・

当時のヤナセのカタログからです。
しかしこんな資料が残っているとはネット普及に感謝します。

さて、愛車「マヨネーズピアッツァ」は廃車となった訳ですが、
バタネン先輩が責任をとって修理代を出してくれることとなりました。
修理代と言っても、車の価値から考えれば当然廃車となってしまったわけで、
私は涙を飲んで、次の車選びにとりかかった次第です。

当時はこんな便利なインターネットなどまだまだ一般に普及しているわけもなく、
車選びと言えば「カーセンサー」の独壇場でした。
ある一定の年代以上の方なら知っていると思いますが、当時のカーセンサーは
電話帳くらいの厚みがあったのです。

で、毎日毎日、それこそ穴が開くほどカーセンサーを眺め倒してピンと来たのがこの車。

86年式 フォルクス・ワーゲン ゴルフCi です。

スペックは

走行 39000k
色   赤
5速MT 
PW
ST(カセット)

とまあこんな感じでした。

早速、後輩君に車を出してもらい、現車を確認しに行きました。
場所は、立川とかその辺りだったと思います。


話が少し逸れますが、その時の後輩の車が親のお下がり「トヨタ・ターセル」
この車、何年式かは知りませんが、トヨタ初期FF、エンジン縦置きという
当時、トヨタがFFに対する取り組みの苦悩が垣間見える一台でした。
この車で、私が失恋したとき彼がドライブに誘ってくれたものです。
そのとき先輩を元気付けるためと、彼がチョイスしたBGMが、

松山千春「恋」、河島英五「酒と泪と男と女」

殺意を覚えたのを今でもはっきり記憶しています。


さて、話を戻して、当のゴルフですが、
はっきり言って極上車でした。

現在では考えられないことですが、バブル真っ只中の当時からしてみれば
6年落ちなどと言うのは大古車の部類に入っていたわけですが、
(当時まだ、10年落ち一年車検ルールもありましたので。)
赤(というより朱色)のボディーカラーも、それはまぶしく、何より室内はあのざっくりとした
生地のシートに摺れなどみじんも無く、本当に美しかったのを覚えています。

試乗をお願いして、そそくさと、彼女に乗り込んだ時の感動は今までの車人生で一番です。
あれ以上の感動を未だに味わったことはありません。

エンジンキーをひねり、国産車には無い乾いたエンジン音を聴きながら、
さあ、発進!と思った時に店員さんが一言。

「左ハンドルなんで、右折や進路変更のときは、必ず目視してくださいね~。」

ほお、そんなもんかと、軽く聞き流していたのですが、
お店の前の道を右折するときにいきなり、自転車をはねそうになり冷や汗をかきました。
それ以来、あの店員さんの言葉を今でも左ハンドルに乗るときは忠実に守っています。

走り出して感じたこと。

ハンドル重!!

そう「重ステ」仕様だったのです。
パワステ無いので、ただでも重いのがフロントヘビーのゴルフに合わさると、
それはもう大変なことに・・・・・
ひ~こらいいながらハンドルを切っていました。
教習所で習った、「内がけハンドルは絶対にダメ!」なんて、それこそ絶対に守れるわけありません。

ハンドルの重さは一度走りだしてしまえば慣れるもので、(停まっていると地獄ですが。)
5速シフトは、とてもファミリーカーとは思えないほどシフトストロークが短く、
コキュッ、コキュッと入ってくれたのを覚えています。

初期型の2ndゴルフですから、三角窓の根元に生えるドアミラーは小さく見難かったですが、
そのフォルムと、何より「ガイシャ」を所有できるという優越感に比べれば、
そんなことどうでも良いことでした。

結局、試乗を終えて購入決定!

なるべく安く済ませる為に車庫証明は自分で出します。
その他できることは自分でやります!で、諸費用込み「39万円」位だったと記憶しています。

これまた、話が逸れますが、この時から数々車庫証明を出して来たので地図を書かせたら
天下一品という自信があります。
しかし、ついこの間、久しく自分でやっていなかった車庫証明を取る為に、一生懸命地図を
書いていたら、「PCで出して張れば早いんじゃないの?」と言われ、ショックを受けました。
確かにそうですよね。

引取りの日、店員さんが目一杯おめかししてくれて彼女は家にお嫁に来ました。

それから約2年彼女との愛しい日々は続きました。
雨の日も、風の日も、雪の日も片時もそばを離れたことはありません。

彼女にひどいこともしました。
ちょっとした傷でも彼女を綺麗にしてあげたくて、当時のディーラー「ヤナセ」にタッチペンを
買いに行ったとき、当然ヤナセですから、MBやら最新のVWやら綺麗な方が山ほどいる中に
古い彼女を連れて行くのがちょっとだけ恥ずかしくなってしまい、近くに彼女を停めて、
カラーナンバーだけを握り締めてタッチペンを買いに行ったこともありました。

そしたら、意外なことにヤナセの青い白衣?を来たフロントマンが、

「本日はお車でお越しですが?もしよろしければカラーコード間違い無いか確認いたしますが?」

と言ってくれたのです。

「いや、あの、その、いいんですか?古い車なんで・・・・」

と口ごもる私に、

「いえいえ、ヤナセのお車を大事にお乗りいただきありがとうございます。ぜひ拝見させて下さい。」

などと、フロントマンが言うではありませんか。
そのまま、一緒に車のところまで行き、リヤハッチのカラーコードを確認すると、
間違いありません、という言葉と共に、

「よろしければ、少しお塗りしますか?こうやって後ろの針金みたいので叩くと綺麗になります。」

と、タッチアップの実演までしてくれました。
私はこのとき、いつか必ずヤナセから車を買おう!!と心に決めたのでした。
そんなことより、私よりもヤナセの方が彼女を愛しているんだなあと恥ずかしくなったのを覚えています。

そんなこんなで、彼女との付き合いは続いて行ったのですが、別れは突然にやって来ました。

めでたく大学を卒業し、就職した会社で、

「あ、うち外車NGだから。」

との有難いお言葉。
え?OKっていったじゃないですか!などという言葉は入ってしまえば通用しません。
この時から私は会社という物を信用しなくなったのかもしれません。

会社の先輩から一言、

「売ってあげるよ。」

当時バブルもはじけた後の新入社員に2台持ちできる余裕もなく、泣く泣くお願いすることに。

「5万円ね。」

ええ!5万!!うそでしょ!!!
と思ったものの、パワステ無いとか古いとか結局言いくるめられその値段で・・・・
今考えれば体よく、一部抜かれていた訳ですが。



彼女と別れて、否、引き剥がされてしばし時が過ぎ去った後、
彼女との再会は意外な形で訪れました。

件の先輩から、

「ねえ、ねえ、前乗ってたゴルフまた買わない?」

会社でも数年が過ぎ、それなりに頑張っていた私は2つ返事で、

「買います!」

「じゃあ、持って来るから一回見てみてよ。」

との先輩のお言葉通り、再びお見合いのセッティングをしてもらったのでした。

その時の胸の高鳴りを今でも忘れることはできません。
だって、一番愛しかった彼女とまた会うことができるのですから。


当日。
あの日のことは一生忘れません。

私の目の前に現れた彼女は、品の無いサングラス(フィルム)をかけ、品の無いヒール(アルミ)
を履き、品の無い柄のワンピース(ステッカー)で私の前に現れました。
誰が、全身PICOやらなんやらサーフブランドのステッカーチューンの彼女に会いたかったと
いうのでしょうか?

例えて言うなら、清純だった彼女がしばらくぶりに再開を果たすとどこぞの場末の飲み屋の
おねえちゃんになって戻って来たのです。

丁重にお断りしたことは言うまでもありません。
その日、いやその日からしばらく、涙が止まりませんでした。

あの日から彼女とは一度も会っていません。





Posted at 2011/05/23 00:14:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 過去愛車 | クルマ
2011年05月19日 イイね!

一発目「 いすゞ ピアッツァ XJ」

一発目「 いすゞ ピアッツァ XJ」では一発目。
いすゞ「ピアッツァXJ」です。

人生で初めて所有した車です。

ピアッツァとの初めての出会いは小学生の頃です。
近所の駐車場に赤いピアッツァが停まっていました。
「かっこよかね~」といつも眺めていたのを覚えています。

さて月日は流れて私が大学1年生の頃。(一浪なので1989年位かな?)
大学へ通う駅へ向かう途中の中古車屋にその車は停まっていました。
白い、否、クリーム色のボディが素敵な視線を私に投げかけていました。

「買って。。。」

そう聞こえたのをはっきり覚えています。

グレードはXJ、SOHCエンジンの下から2番目のグレードです。
カセット(古!)以外はフル装備でした。
5速マニュアル、男はスティックシフトと信じた私にはうってつけ。
値段は諸費用込みで「38万」だった気がします。

2日ほど夜中にその店にこっそり通い、
(今考えれば怪しい姿ですが)それこそ嘗め回すように見ていました。

で、3日目ついに昼間に店に入り車内も見せて貰ったのでした。

車内がこれまたイケてました。
ハンドルを中心に配置されたサテライトスイッチが他のどの車にも
存在しない気がして(確かにここまで極端な配置は存在しませんでした。)
もうメロメロです。

で、購入決定。
バイトの貯金をはたいて買いました。
良い時代でした。
バブルまだまだ真っ盛りです。
バイトでもしこたま稼げました。
本当に良い時代でした。

さて、車は無事私の許へお嫁にきました。
白い、否、マヨネーズ色の妖艶な車体。
未来が今そこにある内装。
13インチ、原チャリのような細い細いタイヤ。
渋いシルバーのカバーの付いた鉄ホイール。
バッコンとスイッチを押し込むラジオ。
全てが全てがとても素敵でした。

どのマールのSOHCエンジンはとても遅く。
貧弱な足回りと相まって、それはもう「素」ポーティーでした。

それでも、毎日彼女とは素敵な日々を送りました。
雨の日も、晴れの日も、雪の日も。

そんな彼女との別れは突然やって来ました。

大学の先輩、自称「バタネンす●●の」先輩が、

「お~お車買ったのかよ!運転させてくれよ!」

「え……今っすか?……」

「ウン今!みんなでドライブ行こうぜ!」

「は、は、はい……」

男4人を乗せたピアッツァはバタネン先輩の運転で、
そのか細いタイヤをキュルキュル鳴らしながら出発したのです。

大学の裏のちょっとした峠道通称「いろは坂」に差し掛かった
時、バタネン先輩、がぜんやる気になってしまいました。

右へ左へその先また右へ左へ右へまたまた右へ。

ん。
右は山だよ山!ぶつかるよ!

正直逝った!と思いました。
しかしバタネン先輩素晴らしいカウンターで山を避けます。

そして車は左へ左へ。

ん。
左は崖だよ崖!落ちるよ!

正直行った!と思いました。
しかし、今度は本当に行ったのです。
見事にピアッツァは飛んだのです。
誰かが事故して斜めになったガードレールをジャンプ台にして。

目の前に広がったのは「一面の空」でした。
空しか見えないのです。

生まれてこのかた空しか見えない車に乗ったのはこの時だけです。

ピアッツァはそのまま着地しました。
地面に着地した衝撃は理解できたもののまだ見えるのは空だけです。

男4人がただ身動きもできずに固まってました。
だって動いたら落ちるかもしれないと思って・・・・・






結局ピアッツァは横向きになり一本の木に腹をぶつけて停まっていました。
それはもう安らかに半開きのヘッドライトで。






あれ以来あのXJとは出会っていません。



Posted at 2011/05/19 04:39:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 過去愛車 | クルマ
2011年05月01日 イイね!

ブログ始めてみます。

ブログ始めてみました。

せっかくなので、これまで所有して来た車のことを書いてみようと思います。
記載する車は、全て自分で所有した車です。
数ヶ月所有したものから、複数またがっているものまでありますが、
極力所有した順番に記載して行こうと思います。

今考えればもったいないことですが、当時の写真がほとんど残っておりません。
ですので、画像はインターネットから拝借したものがほとんどです。
著作権的に問題ある場合はご指摘いただければ削除しますのでよろしくお願いいたします。

まずは「いすゞ ピアッツァ」からです。
Posted at 2011/05/19 04:33:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「久しぶりにブログなるものを更新してみました。 http://cvw.jp/b/955199/40108086/
何シテル?   07/18 03:31
kawausokunです。 車が大好きです。 特にラテンな中古車が大好きです。 いろんな国のいろんな車に乗って来ましたが 最後はラテンに戻ってしまい...

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