
懸案であったアルファ156の車検に行ってきました。
心に余裕はあっても生活に余裕の無い私はもちろんユーザー車検です。
ユーザー車検は人生3度目。
まだ一般的ではなかったころにゴルフⅡで一回。
一年ほど前にアルファ147で一回。
そして今回のアルファ156です。
初めてのゴルフⅡの時は厳しかったですね。
やれ記録簿がどうしたとか、陸事の窓口も冷たかったですし。
2度目の147の時はその記憶で足を運んだのでビックリでした、
まず記録簿は特に必要無くなっていました。
曰く、車検後の後整備で良いそうです。
もっとわかりやすく言えば、
車検取ってから整備してもOK
ということです。
もう何がなんだか(笑)
すっかり市民権を得たのか陸事の窓口も親切丁寧。
初めての方向けビデオを見せてくれたりなんかします。
で、今回の3回目。
前回の事もあったので結構気楽にでかけて行ったのですが、
一つだけトラップがありました。
それは「北海道の陸事は初めて」ということ。
いやあ、大変でした。
本州の陸事はだいたいの場所に行ったことがあるのですが、
北海道のそれは何処とも違う雰囲気でした。
まるで外国に来たような感じさえ受けました。
まずシステムが違う。
通常窓口で受け付けてそのまま書類発行となるのですが、
北海道の(札幌の?)場合窓口で受け付けてから名前を呼ばれて行ってみると、
赤い縁取りの用紙を渡されます。
なんじゃこりゃ??
と思っているとこれが受付票だとか。
ここに書かれた番号が呼ばれてそれで晴れて発行です。
なんとも言えませんが効率が良いのか悪いのか・・・・
いずれにせよこのシステムに慣れていないと相当な違和感です。
そしてもう一つ。
手続きの案内を全くしてくれません。
東京や神奈川、大阪あたりの陸事ですと、
「はい、次何番の窓口に行って下さいねぇ~」
と案内されたり。
仮に案内されなかったとしても、これでもか!!とデカデカ案内版が出ています。
それがココ札幌陸事では全くなし。
私がよっぽど素人には見えなかったのでしょうか・・・・・
それにしてもこの配置では案内でもして貰わないと大変なことになってしまいます。
特に自動車税を納める事務所なんて、
陸事の道路を挟んで向かい側のビルの3階。
こんなところ事前に調べでもしない限り絶対わかりません。
おかげで私はもう少しで税金払わずに帰るところでした。
(誰も税金のこと指摘しないし場所も無いので払わなくて良いのかと考えてました・・・)
う~ん同じ国土交通省の管轄でもここまで地域差があるのですねぇ。
これは批判ではなく、今の日本でこれほど地域差を感じることが少ないので
少々感動してしまったというのが本当のところです。
本州から北海道に来られてユーザー車検をお考えの際はぜひ事前の下調べを
緻密になさることを心から強く強くお勧めします。
さて本題から少々外れてしまいましたが、
私の場合ユーザー車検をやる時はいつも以下の流れです。
1、テスター屋さんで事前車検&光軸調整。
これは必要ないと言う方もいらっしゃるかも知れませんがもう一度ラインに並ぶ
手間を考えればやっといて損はないかと。 お値段4000円ほど。
2、行政書士事務所で代書作成。
これも自分でやれば印紙代で済みますが、間違いがあると面倒です。
何事もプロの仕事が一番というこで。 お値段2000円ほど。
3、窓口で書類提出。
4、ラインに並びます。
5、晴れて車検取得。
こんな感じです。
検査ラインの様子です。
おや?前にもアルファ??
そうです。
たまたま前に並んでいたクルマが156のスポーツワゴン。
なんとこの札幌でアルファ156が2台ならんで車検受けてました。
ラインの中です。
私も久しぶりなので、丁度156が前にいるしそれ見てまねりゃあいいや~
などと気楽に構えていたのですが、それが後々悲劇を呼びます。
なんとこの156。
不具合か所のみ再車検であったようで、次々ラインを素通りして行きます。
何にもマネできませんでした・・・・・・
まあ札幌とはいえ、ラインの検査機器は同じですからカンを頼りに何とかなったのですが・・・
40Kでのスピードメーター検査だけは苦労しました。
セレスピードをCITYに入れて受けてしまったせいで、
40K近辺でギアが切り替わりそうになり暴れる暴れる。
何度かチャレンジして、
「全くあいませんね~」
とマイクで非情の落第通知を受け取りました。
「スミマセン!!もう一回だけお願いします!!」
と泣きのお願い。
CITIを外して一速で引っ張れば何のことなくパスしました。
う~ん147の時もそうだったかなあと考えて見ても思い出せません。
何とかライン検査全てにOKの印鑑をもらいあとはナンバーを付けるだけ。
ここでまた北海道ルールに翻弄されます。
本州では書類を受取封印場所に移動して待っていると、
封印担当者が先方よりこちらのプレートを確認して封印しに来てくれます。
当然そのノリですので私は封印場所で待ち続けたわけです。
あとからあとから来る車にどんどん封印が終わって行きます。
私のクルマはいつまでたっても終わりません。
15時からのライン予約でもうすぐ日も暮れそうです。
というかとっぷりくれかかっています。
それでも来ません。
何かがおかしい。
勇気をもって隣にいたお兄さんに聞いてみました。
「スミマセン。封印ってここで待ってればいいんですよね??」
「あ!向かいの建物に行って書類渡さないと来ませんよ。」
ええ~そうなの。
それに気が付いた時にはすでに周りは真っ暗でした。
という訳でナンバーがついた写真はありません。