レヴォーグのマフラーカッター流用について(VM型とVN型の違い)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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レヴォーグSTI Sportの純正マフラーカッターをフォレスターSK5へ流用するあたり調べたことをまとめておきます。種類としては先代VM型と現行VN型の2種のマフラーカッターがあります。
まず、VM型とVN型ではそれぞれテールの仕上げが異なり見た目が変わります。テールの直径はどちらも同じ100パイですが、仕上げの違いからか先代VM型は砲弾型で昔ながらの懐かしい感じ、現行VN型は今風な印象を受けます。
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いずれもフォレスターSK5へ流用できますが、先代VM型はマフラーカッターの全長がVN型に比べてやや長く、流用する際は注意点がありますので最後まで参照ください。
品番はこちら。私が中古で手に入れたのは現行VN型のほうです。
品番(先代VM型):44370VA000
品番(現行VN型):44370VC000
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フォレスターSK5への流用のやり方は大きく2パターンあります。私は下のパターン2を選びました。
1. SK5の純正マフラーカッターを外して、レヴォーグのマフラーカッターをボルトで固定する。
2. SK5の純正マフラーカッターは外さず、レヴォーグのマフラーカッターを上からかぶせる形でボルトで固定する。
※この写真は例としてパターン1の、SK5純正マフラーカッターを外したものです。
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試しにパターン1を想定し、SK5の純正マフラーカッターを外してみました。カッターは上下2箇所、マフラー側のナット付きステーへM6x10mmのフランジボルトでネジ留めする仕組みになっています。
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M6x10mmの純正フランジボルトは10mmメガネレンチ等で簡単に外せます。材質はステンレス製のようですね。ネジは固着しておらず結構緩くて、手でも緩められるんじゃないかぐらい緩かったです。
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こちら今回中古で手に入れた現行VN型のマフラーカッターです。下側に見える穴は固定用ボルトを通すための直径8mmの穴です。上側に見えるもう一つの小さい穴は水抜き用の穴ですね。
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パターン1で、SK5純正のマフラーカッターを外してレヴォーグ用をここにつける場合、当然ボルト留めしないと固定できません。
しかし、SK5純正は上下2か所の固定に対し、レヴォーグ用は下側1か所しかボルトを通す穴がありません。このため、レヴォーグ用マフラーカッターの上側にも追加で穴あけしないと上下2か所で固定することはできません。そして、上側に穴あけするには位置決めをしっかりやらないといけません。
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そこで私はパターン2の、SK5純正のマフラーカッターは外さず、その上にレヴォーグ用マフラーカッターをかぶせる方法を取りました。こんな感じでマフラーカッターをかぶせて押し込んでいきます。少しきついですが押し込めます。
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こちらSK5純正マフラーカッター下側の純正ボルトを外した状態。押し込む時はこの状態にして、これにレヴォーグ用マフラーカッターをかぶせた後、この穴を使ってマフラーカッター二つとも一緒にボルトで共締めするのがパターン2のやり方です。
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押し込んでいくと、VN用マフラーカッターの内部の返しに接触してそれ以上押し込めなくなります。この状態でVN用マフラーカッターの下側のネジ穴と、SK5のマフラーカッターのネジ穴の位置をあわせてボルト留めできると良いのですが、もう少し押し込まないと穴の位置が合いません。
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そこで、VN用マフラーカッターのネジ穴の中心から15mm離れたところを中心として、直径8mmの穴を追加であけました。
VN用マフラーカッターの内部の返しに接触しないようにするには、15mm程度の距離が必要です。
冷えている時は12mm程度の距離があれば返しに接触しないのですが、ステンレスが熱膨張することを想定し15mmの間隔をあけました。
逆にあまり距離を広げすぎるとマフラーカッターがバンパーからはみ出てしまうので、穴の中心間の距離は15mm程度がおすすめです。
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こうすることで、返しに接触するほど押し込まなくても、追加であけた穴の位置がSK5純正の穴の位置に合わせられるようになります。あとはボルトで固定するだけです。
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フランジボルトはSK5純正マフラーカッターに元々ついていたM6x10mmを使うのも良いのですが、レヴォーグ用マフラーカッターをかぶせることで厚みが1mm弱増えるのでナットへのかかりが浅くなります。
そこでM6x12mmの、純正より2mm長いフランジボルトを買ってきて使いました。
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左から順にM6x10mm(純正), M6x12mm, M6x15mmのステンレス製フランジボルトです。
ホームセンターで1個50円ぐらいで買えますね。フランジボルトがなければ台座のない通常の六角ボルトでも良いかと。
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M6x15mmだとこんな感じでネジ山が余ってしまいますので、M6x12mmがおすすめです。
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SK5純正マフラーカッターの上からレヴォーグ用マフラーカッターをかぶせると隙間がなくなり、ボルトで固定しない状態でも全く動かずキツキツです。
この状態で下側がきっちりボルト留めされているので脱落することはまずないと思います。
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こんな感じになります。テールエンドがバンパーとツライチになっていて見た目迫力あります。
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上から見てもはみだしていないです。
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後ろから見るとSK5純正のマフラーカッターのふちのシルバー色が見えているので、これを黒く塗り、VN用マフラーカッターもピカールで磨いてから付け直しました。別途、整備手帳にアップしています。
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先輩方からの情報で、先代VM型のマフラーカッターは長さが長いので、パターン1の方法でSK5へ付けようとするとカッターの後端がタイコと干渉して付かないとのことです。先代VM型を流用する場合は、下穴を開けるパターン2で行えば大丈夫です。
また、SK9やSKEへはVM/VN型いずれも無加工でポン付けできるようです。
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