
①乗り換えるよりも1台の車に長く乗れ
クルマの乗り方には大きく分けて二つの方法がある。
ひとつは3年~5年ごとに新車を乗り継ぐというもので
クルマ好きの多くはこの方法を好む。
例えばエンジンやミッションなど、3年目で乗り換えるつもりなら
どんなに乱暴に扱っても壊れやしない。外観だって、あまり手を入れず洗車機に
掛けたところで少々艶が無くなる程度。ま相当過酷な条件で乗っても大丈夫。
ところが、である確かにこれまで新車をバンバン乗りついでも損はなかった
しかしバブル経済の破綻や車庫法改正のため中古車がどっと市場にあふれ
一気に下取り相場は下落傾向。プレミアムついた車種でさえ定価を割り込む
相場になった。こうなってくると下取りに出して乗り換えること自体大きな負担に
なってくるだろー。そこで、見直されてきたのが(1台の車に長く乗る)というもう
一つの考えだ。
②走りがフワついてきたらダンパーとブシュを疑え。
足回りや駆動系はの寿命はどうだろう。このコンポーネンツの特徴は
消耗部品が多い変わりに致命的に高価なパーツがないことがあげられる
まず足回りだが、ここで使われているパーツは金属でできており半永久的
な耐久を持つアーム類 バネ ショックアブソーバー ゴムでできたブシュ類。
働きを説明すると車体の重さ支えるのがバネ。が、バネだけだと段差を越えた
時にいつまでも車体は上下してしまう。そこで、ショックアブソバーを組み込み
ゆれを抑えるようにしている。バネとショックを固くするとクルマの不安定な動きが
なくなる。従って乗り心地はハードになる反面、高速走行やコーナーでの安定性は
向上。ショックの効き悪いと乗り心地はソフトになるものの、高速走行でグラグラして
しまうのだ。ブシュはサスペンションのアームを車体に取り付ける部分。これは
ゴムでできており、細かい路面からの振動を抑える役目をしている。つまり
直接アームを車体に取り付けると、細かい動きが全部ドライバーに伝わってしまう。
ブシュでこれを防ぐのだ。次は駆動系。ここに使われているパーツは、ドライブシャフト
やデフ。こいつはご存知のとおり超丈夫。しかし無理なスタートダシュ続ければ
ドライブシャフト折れることもある。
③恐怖のフェードとペーパロックを回避するテクニック。
ブレーキを踏めば止まる。これは常識であるが長く使っていると効き目が悪化することもある。
また、ブレーキ本体以上に大切なのが油圧系統。ペダルからマスターパック(日本語では倍力装置
といって、エンジンの力を使いブレーキの力使いブレーキ力をアップさせる)
ブレーキパイプまで示す。古い太古車になると。ブレーキパイプに亀裂が入ってパーに
なることもあるから恐ろしい。交換時期がキチンと定められているから、長生きしたい時は
これを守ることブレーキオイルは専用のものがあり、エンジン入れるものとははまるで別。
だから、ブレーキフルードと呼ぶ。ただし、エンジンオイル同様減ったり、劣化したりするので
交換時期が決められている。(たまに飛ばす)というなら、問題になるのがフェードとペーパーロック
それぞれ説明しておこう。フェードはブレーキパッドが過熱して焼きつき、摩擦抵抗が極端に
少なくなる現象。こうなるとペダルを踏んでも全くスピードは落ちない。(ペダルフィ―ルは結構固い)
から怖い。フェードを防ぐためにはなるべくブレーキをかける時間を短くすること。だらだらした
ブレーキが最もいけない。また、ブレーキパッドが減ると、フェードしやすくなる。
ペーパ―ロックもやはり過熱から起きる。こっちは、パッドでなく、ブレーキフルードの沸騰が原因。
ブレーキフルードはキャリパーのピストンを押しているわけだけど、パッドが減ったりするとピストンまで
高温になる。こうなるとブレーキフルードもたまらず沸騰するのだ。対策としては、ブレーキパッドを
限界まで使用しないこと、それからブレーキフルードが古くなると沸騰する温度が低くなるから
交換時期を守ること、の2点。同時にペーパロックを防ぐためには、ブレーキフルード高温に強い
ものを入れてやろう。DOT4が入っていればそれでOK。普通の車ならDOT4で充分だ。
4 トラブルや不具合には必ず特有の症状が現れる。
●アイドリング時のエンジン振動が大きい
古いクルマに多くみられる現象。AT車は、ハンドルまで振動してしまうものも多いようだ。
多くは、アイドリングが低すぎるのが原因で、適正値にすれば、完治する。
暖まった状態で修理工場に持っていき、チェックしてもらうのが直すコツ。
●アクセルを踏むとカリカリとノッキングする。
点火時期が早すぎるのが原因だ。修理工場に行けば5分で直る。
放置するとエンジンにダメージを与えるので注意しよう。
●シフとするとガリッという手ごたえがある。
ギヤミッション車の場合寿命が近くなるとシフトが渋くなったりする。
これは、シンクロという機能が弱ってきた証拠。
●クラッチやブレーキ操作をするとペダルがガクガクする。
クラッチもブレーキも消耗部品。減ってくるとペダルに振動が現れる。
こうなると要交換だ。この警告を無視して乗っていると、大物パーツが壊れキツイ
ダメージを食う。
●時速100kくらいになるとハンドルがブレ始める
ホイルバランスが悪いために起きる現象。
●まっすぐ走らない
左右どちらかにハンドルが取られまっすぐ走らないケースは少なくない。これは
車体に車軸を取り付けているアームの調整が狂ったために発生する
いわゆるアライメント不良というのがそれ(足回り交換した時調整しないとダメ)
5 ワイパーブレード交換とコーティングが雨の日を快適にする。
ワイパーブレードは消耗品なので、出来れば毎年のように交換するのが好ましい。
特にほこりや黄砂の多い日本では、ゴムの劣化が激しいのである。
コーティングだがこれを行うと時速60k程度から、ワイパーなしでも走れるほど
水はじくので、視界は抜群。この新兵器はもともと飛行機用であった。雨天時の
離着陸の際、飛行機は時速200k以上で視界を確保しなくてはならないが
当然ながらワイパーではダメ。ブレードとガラスの間に空気が入ってしまい、役に
たたなくなってしまうのだ。そこで、考案されたのが、ガラスに特殊加工をする
方法。普通のガラスに水がつくと広がり、視界がボヤける。特殊加工すると
ガラス面についた雨滴は瞬時に水玉になり風の力で吹き飛んでしまうという
寸法である。それを、自動車に応用したのがクルマ用レイン剤。
加工には、3つのポイントがある。1つ目は使用する前の処理だ。
普通の人は、フロントガラスを雑巾等で拭いただけですぐ塗ってしまうが
これではいけない。ガラスに汚れがあると効果半減してしまう。
塗装する時のように使用する前は必ず完璧に汚れを落とし(ガラス用の強力クリーナー)
クリーンな状態にすること。2つ目のポイントは、重ね塗りをするということ。
一度では、完全な皮膜が作れないので、最低でも3回は繰り返すといいだろう。
これで、雨の日も楽しくなるハズ。
以上最後にクルマの寿命抜粋しましたが、メンナンス 洗車 運転のコツ等
書きましたが、クルマもいつかは寿命来ると思いますが
楽しいカーライフ送りたいものです。