・10年ぶりにみんカラに投稿して見ます。
車両の入れ替えに伴う顛末記です。
A4(B8前期)ー>C350e(2年落ち中古)への乗り換えです。
・乗り換えるのはA4からです。
AUDI・VWは自分と妻合わせて6台購入しました。(A3、A4、A4、PASSAT VR6、Tourun、UP!)
パサートとUP!は中古での購入で、今回のC350eも中古での購入です。
このC350eは妻用のA4の乗り換えで2012年2月登録のB8前期型セダンからとなります。
・A4はどんな車か
A4は低出力高トルク型ターボでCVTとの相性が良く、ゆったり走りつつもアクセル操作一つで相応な速度域まで一気に加速する事も出来る素晴らしいドライバビリティが魅力の車でした。(180PSでトルク33kgmとディーゼルのような特性)
とはいえ、FFのネガや、CVT故に低いエンジン回転のわりに燃費は伸びなかったり(市街地では8Km/l)10万キロを超えいつ不具合が発生するかという不安や不満も付きまとっていました。
・なかなか見つからない
4月頃から乗り換えを検討してSUVも考えましたが、総じて値段が高めです。E-PACE,XC-40/60,GLC、Q5等々、新車は愚か中古でもそれなりの価格です。購入可能価格ゾーンにある新型フォレスターやアウトバックも検討しましたが、ターボ無しが玉に瑕で候補落ち。また価格的には満足できるV60系は安全装備こそ満足できるものの一世代前の車で洗練度が足りず。いっそプジョー508とも考えましたが安全装備はほぼ基準足らず。価格と希望がマッチする物件がなかなか見つかりません。スバルのレボーグやS4も機能と価格は良いのですが、デザインが今少し!
若い時にレオーネ、レガシィ3台乗り継いだ元来スバリストの私ですが、ちょっとあのデザインは(後2年で還暦の私には)無理です。
・みっけ!
様々悩みつつ、安全機能の充実は必須、質感も高く、乗り心地も良く、一瞬の加速力があって、適度な値段で....と無理めな条件の中古車検索をしておりました。
そんな時、このC350eを見つけたのです。
コミコミ350万円、2年落ち、1.5万キロ走行の車両です。
無理とは思いつつA4を50万で下取るなら買っても良いと相談していたところ、実現してしまいました!
(10万キロ超えたA4の査定額はジャガーディラーにてE-PACE新車購入前提の見積もりで10万円でした。)
・ただねぇ問題があるんだよね
C350eの評価はどの媒体を見ても良い評価は少なく、ブレーキのフィーリング、モーターとエンジンの切り替えのマナー、エルクテストの問題、車重からくる乗り心地の悪化等、問題山積の車両である事はわかっていました
ただ、良い部分だけ見れば、ディストロニックプラス、ステアリンクパイロット、レーンチェンジワーニング、精度の高い自動ブレーキ、重量からくる乗り心地の重厚感、乗車前からエアコンを指定時間に起動できたりエンジンオフでもエアコン回せ携帯の充電もできる利便性、燃費のよさ、妻の通勤ではガソリンを一滴も使わない可能性、電動状態でのスムーズさ、さらにこの個体には70万のオプションパッケージ!(革シート、サンルーフ、トランクフットアクセス、スピーカー13個の高級Audio、ヘッドアップディスプレィ...等々)
あげればキリがありません。そしてCクラス特有の高級感。それらをこの値段で手にする事ができるのですから悪いところはあきらめましょう。なにせオプション込みで780万円の車です。それを2年落ちで持ち出し300万円!
多少の事は目をつぶるしかありません!
もっとも、今後実際に納車されて利用し出すと「多少の事」ではなくなるのかもしれませんが。
・地雷カー!
自動車評論家の国沢氏のブログでは中古DセグハイブリッドとしてBMW330eを勧めており自ら購入されておられます。そして間違っても買ってはいけないと紹介されていたのが我がMBC350eでした。何しろ国沢氏はC350eを「地雷」とまで表現していましたから。理由は信じられないくらいのスムーズさの欠除にあるらしい。
そこまで言われてこれを購入に踏み切るにはそれなりの勇気が必要でした。
しかし、それを敢えて購入してしまったのです!
・何故購入に踏み切ったかを説明しましょう。
どの紹介記事を読んでもC350eは積極的には勧められないと言う評価です。
私もそれらを読めば読むほど、「これは無いな」「アクティブハイブリッド3、330e、C220d、C200のいづれかだな」
(全部中古車が対象)と考えていました。
・販売店へは冷やかしのつもりで
ですからこの車を見学する際は冷やかし程度のつもりで店舗に向かっていました。何故って330eに気持ちは動いていましたから。ただ、踏み切れなかったのが、サイドブレーキが手動な点とBMWのACCの評価が不明な点でした。A4のサイドブレーキは電動式でそれに慣れてしまうと「今さら手動?」という印象になってしまいます。
サイドが手動であるメリットもわからないわけではないですが、通常の使用用途では手動でないとダメという理由は全く見つかりません。かといって電動パーキングの5シリーズハイブリッドは(中古とはいえ)予算が足りない。
そんなモヤモヤした気持ちでC350eを置いている販売店へ到着しました。
・意外に良いかも?
車は目立つ傷も無く綺麗な印象です。デビュー当初C180には試乗しましたがこの車は印象が大きく異なりました。
革シートに艶のあるコンソールパネルが違いを主張します。さらにシルバーのボディに黒のガラスルーフが違いを際立てます。当然見た目の質感が高く、かつ、良い状態が保たれています。
「なかなかいいんじゃない?」と感心しました。
「ちょっと運転しても良いかな」と感じお願いしてみると、すぐにOKの回答!
・さていざ試乗。
この時、電池が空っぽの状態でしたのでエンジンが常にかかっているか停止しても発進と同時にエンジンが回り出すパターンです。これではハイブリッドモーターの悪い面を感じる事もなければ、また良い面も感じる事も有りません。
エンジンが静かで意外にスポーティな感じするという印象でおそらくC200あたりと変わらないだろうという雰囲気を感じ取りました。
また、市街地をゆっくり流す分には嫌な重さも感じませんでしたし寧ろ質感の高さを感じた程。良い印象だけが残りました。
・こりゃはぇ〜
一度前が空いたところでアクセルを深く開けてみましたが、ものすごい加速力で、スムーズで速いというA4の印象とはちょっと違うやや暴力的な雰囲気を漂わせます。
店へ戻り、改めて後席の確認をしてみる事に。一ヶ月ほど前GLCクーペの新車を試乗しています。運転は妻、私は後席に陣取りましたが、とても優雅で広々として安心出来る空間でした。Dセグというよりも一つ上のクラスを連想させます。同様にC350eの後席に座るとGLCのその質感には到底及びませんが、このC350eにも同種の雰囲気を感じ取り気持ちが動き始めてきました。取り敢えず家族了解を得てから返事しますと今日一日の猶予を貰い帰宅の途に。
・A4も霞む
ここでA4に乗り換えましたがA4には悪い意味での軽さを感じてしまいました。普段「UP!」を使っている私はたまにA4を運転すると超高級乗用車に乗ってると感じていました。しかし、Cクラスのボディ剛性が6年分進化(Cは2014年登場、B8は2008年登場)しているのをはっきり実感したのです。
さらに帰宅後販売店より電話があり10万キロ超えのA4を50万円で下取りOKとの事。これで一気に購入に傾いてしまったわけです。
・でお買い上げ!
そうなると事態は急変しいざ契約へと向かいその二週間後の明日、車の入れ替えとなりました。
明日18時30分頃現地に着くので1日前からワクワクしております。